好きな女の子と童貞のまま同棲する事になったんだが色々カオスだった
act.1 「素晴らしく楽しい日々の始まり」
act.2 「夏だねえ」
act.3 「秋の三連休」
act.4 「秋には色々あった」
act.5 「クリスマスパーチーをしませう!」
act.6 「嫌な予感」
act.7 「残り僅かな日々」
act.8 「生まれて初めての本気」
act.9 「対決」
act.10 「約束の場所」 【完】
おはようございます。今から出社です。
かなりの寝不足なのか足に来てます。
おお!おはよう!!
仕事頑張って
仕事頑張れ!
今、長文書いたのに、間違えて消した
携帯はこれだから嫌だよ…もう、良い。また、機会があったら書きます
今から俺は電車待つまでのコーヒータイムです
ヤッパリ、コーヒーはカップに限りますわ
いや、ハッピーエンドはいいものだな
なおとが書こうとしてた長文が気になる(´;ω;`)
溜まってるかもしれんけど仕事がんばれよ!
また 投稿してくださいね、、
久しぶりにキュンキュンしました
ありがとうさん。
今更ながら消費税に反対したくなった。
値段シール足らない。そして、終わりが見えない。
俺、絶対何ヵ所か間違えてる自信が有る。
何、これ。マジ、罰ゲームなんだけど…
俺の弟も自販機補充の仕事してて、
同じこと言ってたわw
お疲れのところ申し訳ないんですが、マリコさんと
どんな感じのメールのやり取りしてるのか気になります。
>>669
それは俺も教えたいんだけど、もう少し人が少なくなってコッソリ教えましょう。
まあ、もうじき皆、熱も冷めるでしょw
なんか高くなってるのと変わってないのがあるよねー
>>671
基本、水は据え置きなんですよ。コカコーラはリアルゴールドも据え置きですね
まだ、昨日の今日なので人が多いと思うんですけど、まあ直に減ると思うんですよ。
そしたら、ちょっとは後日談を書いても良いかなって、思います。
ちょっと昨日は、人が多すぎて書きづらかったですねw
まあ、でも何も出来事が無いと俺の仕事の愚痴でスレが終わっちゃうんで、色んな事をまとめて書ければって思ってます。忘れてたらすんませんw
それでは俺は寝ます。お休みなさい
おやすみなさい…
マリコは、このスレ知ってるのかなぁナオト?
消費税関係で山のように仕事あるでしょうけど頑張ってください!
また後日談楽しみにしてます!
ナオトさん、お休みなさい
マリコがナオトに逢いに行ったりしてるのかなー
週末会う約束したって言ってたよ!
でもナオトは土曜も仕事だから明日かもねー
今から、マリコの所に行ってきまーす!
とりあえず、報告までに
バカップル物語も期待してるよ。いってら~
昨日からまとめブログ読んで、今読み終わった。
最後のクライマックスの所で、ケツメイシのさくら聴きながら見てたんだけど…何、これ。
もうすぐマリコと会うのに俺、泣きそうなんだけど…
つーか、まとめブログ載ってるなんて一昨日知ったわ。
殆どレス見ずに書いてたから知らんかったw
誰かのレス見て、まさかな~と思ってスレタイググったら、メッチャ出て来てワロタw
今更ながら、俺は桜色で、って言いたい…
そりゃ、あんなに人集まるわw
じゃ、そういうことで!
ナオトさん乙です。
いやほんと、サビ部分なんかぴったりですよ!
これからはマリコさんと仲良く、ハッピーな桜の曲が聴けそうですね^ ^
行ってらっしゃーいノシ
で、結局のところ去年も約束の場所に行ったってのは言ったの?w
このスレ思い出してしまった……報告よろです
ダメだ、ヤバイ疲れ過ぎ。
とりあえず、今4月1日の書き切れなかった事と、それ以降に起きた事を書いてます
けど、忙しすぎて中々書けない。
明日か明後日、若しくは明明後日位までには書けたら、と思います
じゃあ、俺は寝ます。ふひ
ゆっくりでええよ、自分のペースで
週末までには来るかなぁ~
無理せず時間のあるときにゆっくり書いてどうぞ
どうもこんばんわ
いやあ、仕事が忙しくて忙しくて
とりあえず俺の体力が続く限り後日談的なあれを投下できればっと思います
では、どうぞ
4月1日
「係長、ハゲ過ぎw」
イモトが係長のハゲ頭を撫でる。
「男の価値はハゲてから決まるんですよ!」
そう言って係長とイモトが馬鹿笑いをする。
つーか、かなり飲んでるけど皆帰れるの?俺はかなり心配になる。
俺達は結構飲んでいた。ヒロさんはマリコに去年も俺が待っていた事を伝えている。
マリコはそれを聞いて最初は怒った感じで「五年後って言ったじゃん!」と言っていたんだが、途中から泣き出した。
「ナオト…の気持ち考えたら、泣けてくる…」
そう言っていた
何だかんだでハシゴして二件目を出た時には3時を回っていたと思う。
「お金足りた?」
俺が金を払って出て行くとマリコが聞いて来た。
マリコは目が少し充血して酔っているのが分かる。
まあ、俺も酔っているが。
「ああ、足りたよ…」「回しげりー!!」
俺がそう言った瞬間に俺の脇腹にイモトの回し蹴りが炸裂した。
俺は息が出来ずに悶絶。イモトと係長が馬鹿笑いをしていた。
まあ、奴ら程は酔っていないが…
「てか、どうする?イモトは実家か?」
ヒロさんの言葉にイモトは係長の腹を握りながら「実家ー!」と答えた。
「係長、帰れねーだろ?俺んちおいでよ」
ヒロさんは係長に言うと「あ、いや、なんかお邪魔じゃないですか?」と何故か恥ずかしそうに言う。まあ、気持ちは分かるよ。
「じゃ、そう言う事で…俺らは帰るわ」
ヒロさんは俺にそう言った。
「え、俺達は??」
俺が慌ててそう言うとヒロさんが俺の方に近寄り小声で呟く。
「あそこのホテルはビジネスホテルだけど二人で泊まれる」
ヒロさんの指差す方にはビジネスホテルが有った。
俺は生唾を呑み込んだ。
え、マジ?
マリコをチラリと見るとマリコはカバンを両手で持ち下を見ながら足を動かしている
「そう言う…事だ…」
ヒロさんは、それだけ言うと「じゃあな、マリコ!お前これからは、ちょくちょく連絡しろよ!」そう言う。
「え、あ、うん…気をつけてね…」
マリコがおずおずと手を振る。
「気を付けるのはマリコの方だっつーの!隣の野獣に気を付けろー!」
イモトがそう言って馬鹿笑いをした。
「い、いやいや、何を言ってんだよ…」
そう言いながらも俺の顔が赤くなるのが分かった。マリコの顔を見れない。
「じゃあ、お二人とも末長くお幸せに!」
係長は手を振って歩き始めた。
「イモトちゃんも、係長も…またねー!」
マリコが大きく手を振りながらそう叫び、俺達は三人を見送ったのだった…
三人が消えると俺はもうドキドキで半端ない。
「さてと…」
マリコがそう言って俺を振り向く。
「どうしよっか…」
マリコは少し俯き加減で俺にそう言う。
「あ、いや…ヒロさんが、そのビジネスホテル泊まったらって…なんか安いみたいだし…」
安いかどうかは知らんが。
「うん…じゃあ、そうしよっか…」
マリコは相変わらず俯いてそう言う。マリコも緊張しているのが伝わって来た。
何だよ、この緊張感。
よく映画とかで二人が再会したら一気に盛り上がってそのまま…
なんて言う描写が出て来るが…全くそんな盛り上りを見せないんですが。
つーか、映画はその過程を省くんじゃねーよ。どうやってそんな雰囲気に持って行くんだよ!
俺は映画に腹を立てながら歩く。
すると、ふと左手が重くなった。
え?
俺が左手を見るとマリコの右手が俺の袖を引っ張っている。
俺の心臓が少し高鳴った。マリコは俯き加減だ。
俺はドキドキしながら袖を掴んだマリコの右手を離して、そして俺の左手に繋ぎ替えた。
そして手を繋いで俺達は歩く。お互いに黙ったままだった
これが…そう言う雰囲気…なのか…
俺はそう思う…
ホテルに入るまでは…
ツインの部屋に入るとマリコがはしゃぎ出す。
「なんか、ホテルってテンション上がる~♪旅行に来たみたい♪」
ベッドの上で跳ねるマリコ。
笑とる、笑とる。さっきまでの雰囲気が急速に無くなって行く感じがして焦る俺。
「あ、マリコ…俺…ちょ、シャ、シャワー浴びて来るよ…」
俺がおずおずとそう伝えるとマリコは跳びはねながら「はいはーい♪」とご機嫌な感じで答えた。
いや、雰囲気、これ何か違う…そう思いながら俺はシャワーを浴びる
ちょっと、これシャワー浴びた後にどうしたら良いんだろ?
タオルだけ巻いて出るの?
でも、それっていかにもって感じで何かやらしくね?
うわ、どうしよう?
そんな事を悩み結局、俺は再び服を着て出ると言うチキンな方法を選んでしまったんだ…
だけど、鼻息は荒かった筈。
「…マリコ…出たよ…」
そう興奮しながら言う俺だがマリコの返事が無い。
ん?俺は気になりベッドに行くと…
寝とるがな!!
マリコは横向きになりながら眠っていた。
「…マリコ」
恐る恐る声を掛けてみるが反応なし。
マジか!!!
この俺の下半身はどうすりゃ良いのさ!
ヘナヘナと崩れ落ちる俺…マリコの横に座りマリコを見た。
気持ち良さそうに寝息を立てて眠るマリコ。
そんな気持ち良さそうに眠られたら起こせねーよ。
確かに、今日一日疲れた上に酔っていたから眠たいだろうな…
俺はマリコの寝顔を見つめる。
…良いか…セックスなんていつでも出来る。
それより…今はマリコの寝顔を見ていたかったんだ…
目が覚めた時に一瞬、自分がどこに居るのか分からなかった。
だが、すぐに昨日はホテルに泊まった、と言う事に気が付く
「…おはよ」
その声に気が付いて横を向くとマリコは俺のベッドに横たわり俺を見つめて笑っていた。
「おはよう…起きてたのか」
「…うん、昨日は化粧も落とさずに寝ちゃったから…シャワー浴びてたの」
そのシャワー中に目が覚めれば良かった…
マリコは俺の胸に頭を埋めて来た。仄かに香水の匂いがしてクンクンと匂いを嗅ぐ変態な俺。
「…マリコ…良い匂い」
「え~?頭、洗ってないから臭いから匂わないで~!」
そう言ってマリコは俺から離れる。全然臭く無いし、寧ろ良い匂いなんだが。
マリコはベッドの端に座り少し恥ずかしそうに下を向いた。
「…ナオト…ごめんね」
「え?」
「私…寝ちゃって…」
そう言われマリコの言いたい事が伝わり俺はすぐに首を横に振った。
「い、いや…べ、別に大丈夫だよ」
俺がそう言うとマリコはチラリと俺を見て微かに笑う。
そして、再び俺に抱き付いて来た。俺はマリコの体に腕を回す。
背中の細さが伝わる。
そして、ブラジャーのホックも。
ほんでもって、俺の股間辺りに有る胸のブラジャーの固さも。
それを意識したのか、それとも朝の生理現象なのかは不明だが元気になる下半身。
俺はソッとマリコの体に当たらない様に避ける。マリコもそれに気がついたのか何も言わずに顔を少し赤くしていた
このままじゃ、不味いと思い俺は「さて!朝飯でも食べに行くか!」と叫んでみた。
マリコも顔を上げて「うん」と頷き俺から離れた。
俺は急いでトイレに行き朝の生理現象を静めた。
あ、違うよ普通にオシッコしただけね。
その後にすぐに歯を磨いた。寝起きじゃ口が臭くてチュウ出来ないからね。
洗面台から部屋に戻り着替えようとするとジッとマリコが見てくる。
え?何?ちょっと恥ずかしいんだけど。
「…何で見てんの?」
「ナオト…腕の筋肉…太い」
まあ、仕事柄腕の筋肉はついた。ウチの会社は皆、腕が太いんよ。
「マリコをダッコ出来るぜい」
俺が笑いながら言うとマリコは立ち上がり俺の傍に来た。
「じゃあ、してみて♪」
キラキラの笑顔のマリコ。
フフフ…自販機屋ナメんなよ。
「うりゃ!」
俺はそう言ってマリコをお姫様ダッコする。
「きゃあ!」
マリコは笑いながら叫び俺の首に腕を巻き付けた。
俺はギュッとマリコを抱き抱える。
マリコは少し恥ずかしそうに下唇を軽く噛んで笑う。
俺も微笑んで…そして、キスした。
俺はキスしたままマリコをユックリとベッドに下ろしマリコを見つめた。
マリコは照れた感じで俺の鼻先をツツく。
俺は笑いながら再びキス…まあ、あれだ。
朝から…ね。まあ、うん。
…何か恥ずかしいわw
4月2日午後
「週末、いつ来てくれるの?」
マリコは風に揺られる髪を押さえながら俺に尋ねた。俺達は海岸に座り海を見ていた。
「そうだなー、一応俺土曜日も休めるんだけど今週は仕事が貯まりまくりでさ…日曜日に朝一で行くよ」
本当は土曜日仕事が終わったら行くって言いたかったんだが泊まりで、って言えないチキンな俺。
「え?土曜日って仕事遅いの?」
「いや、多分3時頃には終わるよ」
「じゃあ、それから…来れないの?」
え?
マリコは少し上目遣いに俺を見ていた。俺の心臓が高鳴る
「あ、いや、うん…だ、大丈夫。行けるよ…」
俺は努めて平静に伝えた。
「じゃあ、土曜日から日曜日まで一緒に居よう?」
ずっと一緒?俺は興奮を抑えながら言う。
「マ、マリコの家に泊まっても…良いの?」
ドキドキ。マリコは俺をジッと見つめ少し笑う。
「私が…ご飯作ったげようか?」
「マジ?!マジ?!」
俺は滅茶苦茶嬉しくなる。
「うん、マジ。でもぉ…」
マリコはそう言って悪戯っぽく笑って俺を見た。
「ナオトが…エッチな事をしなかったら来ても良いよ♪」
え~…何それ。
「…でも、もうしちゃってるし…」
「コラア!」
俺の一言にマリコがチョップして来る。俺達は二人で笑いあった…
春風に吹かれながらいつまでも、いつまでも笑っていたんだ…
「じゃあ、気をつけて…」
新幹線のホームまで見送りに来てくれたマリコは笑顔でそう言う。
「うん。マリコも気をつけてな…」
俺の言葉にマリコは少し下を向いて呟いた。
「次は…必ず会えるんだよね…」
その言葉に俺は笑う。
「ああ…必ず、今週末に会いに行くよ…!だって、マリコの手料理が待ってるからね」
「リンゴも剥いて待ってる…!」
マリコは笑ってそう答えていた…
新幹線が出発のメロディーを鳴らす。
俺はキョロキョロ見渡した。
「マリコ…」
俺の言葉にマリコも顔を前に出した。
そして、俺達は唇を重ねあった……
…座席に座り流れる景色を見ながら俺は携帯を取り出してスレを見た…
メッチャ、レス付いとる…
慌てて俺はマリコとの話を書く作業に移る。
ヤバイ、ヤバイ。忘れてた!!何時に家に着く?とりあえず21時には帰ってるよな?
そう思いレスをして再び書く作業に戻る。
書いている最中にメールが届いた。
「メール、ちゃんと届いたかな?ナオトの為に手料理を作って待ってるね!何が食べたいかな?」
そんな可愛いメールが届きニヤニヤする俺だったが…すぐに、またメールが来る。
イモトだった
「ひゅーひゅー、熱いねえ!ちなみに私は肉じゃがを食べたい」
え?
そして。ヒロさんからも来る。
「そう言うのは二人だけでしてくれないか?とりあえず俺は唐揚げな」
は?
係長からも来た。
「昨日の一斉送信のテストをした時の形のままメールしてませんか?私は冷奴が有れば満足です」
うわああああ!!!!!マジか、マリコ!!!!
マリコから再びメール。
「全員に返信で送っちゃった」
マリコのメールはメチャクチャ恥ずかしそうだった…
てか、何でお前らも来る気満々なんだよ…
こうして、俺の短い…
本当に短い春休みは終わりを告げた。
でも、凄く楽しくて、そして素晴らしい春休みだったよ…!
いつもの毎日が始まる。それはマリコも、そして他の皆もそうなんだろう。
後日談、とまでは行かないけど皆の近況と俺のその後を話す。
まず翌日からの仕事が大変過ぎて笑った。
いや、マジで。
例のお得意先の担当者に会った時に既にチーフから聞いていた様で「良かったな!」と喜んでくれていた。
だけど、仕事中ずっと話をしてくるから何回かミスしたよ…
あと、会社の人達からも「結婚するらしいな!おめでとう」と言われる。
どうやらチーフが触れ回ったらしい。
中には「フランスまで女に会いに行ったらしいな」とか「お互いに五年修行しあった善きライバルと決闘しに行った」とか訳の分からない設定になっていた連中もいたのが理解出来なかったわ…
係長は相変わらず腹が出ており、そして頭の薄さには更に磨きがかかった。
「剃れ!剃っちまえ!この前髪は未練か!」とイモトが係長の前髪を持ちながら叫んでいた。
だけど、そんな係長だが今、飲み屋の女の人と仲が良いらしい。
写メを見せて貰ったら小綺麗なおばさん、と言う感じだった。
騙されていない事を祈るばかりだ…
ヒロさんは、いつかケンジと結婚式をしたいらしい。
「え?どっちがウェディングドレス着んの?!」
マリコが興味津々で聞いていた。
いや、それは俺も気になるし。
「いや、多分両方タキシード…かな?」
ヒロさんが答えると「いや、ヒロさんウェディングドレスっしょ!てか、呼んで絶対に呼んで!」イモトがノリノリだった。
いや、俺も呼んで欲しいが何か…スゲエわ。
イモトは現在就職活動をしている様だ。
そして今の彼氏と結婚も視野に入れているみたいだ。マジかおい。
これまた写メを見せて貰ったんだが結構イケメンなんだが…
「はい、ナオトの負け~!」
そうイモトに言われピキッと来る俺。
「うっせえ!お前の眉毛ボーボー時代の写メ彼氏に送る!」
「ヤメテエエ!!!」
まあ、そんな感じだったわ…
皆、それぞれ幸せに、そして毎日を頑張って生きている…
最後に俺とマリコだが…マリコとはあれから毎日メールと電話をしている。
一度マリコにLINEを薦めたがあっさり却下。
何故かメールをしたがっていたんだよ…
そして先週末に俺はマリコに会いに行った。何かドキドキしまくったよ。
初めて入るマリコのワンルームマンションは綺麗で良い匂いだった。
マリコが作ったハンバーグを食べる日が来るとは夢にも思わなかったねw
ちなみに「あ~ん」して、はマリコが恥ずかしがってしてくれなかった…俺の憧れの「あ~ん」が…
「結構、良いところだね」
俺はベランダから外を眺めてそう言う。
「でしょ?羽蟻もいないしw」
「エアコンもちゃんと有るし?」
そう言って二人で笑った。二人でベランダの柵から外を見ていた。
ベランダの下には小さな公園があった。夜桜が綺麗に見えている。
「…駅からも近いし…バス停からも歩かなくて良い…でも…」
マリコはそう呟く。
「でも、私は…あの家の方が好きだな…」
マリコは柵の上に両肘を置いて頬杖をついた。俺も柵を握る。
「…うん。俺も…あの家が好きだな…」
そう俺はあの家が好きだった。皆と暮らした家…そして、マリコと出会えたあの家…
「…お父さんがね」
マリコの一言で俺はビクっとなる。
「…お、お父様…」
「様って…w」
俺の一言にマリコが笑った。
「…今度、一度連れて来いって…」
え?
「どれくらいの男になったかどうか見てやるって」
マリコが笑いながらそう言う。
「…それは、どうなの?良い感じなの?それとも駄目なパターンなの?」
少し冷や汗な俺。
「ん~…どうでしょうね?」
マリコはくすくす笑う。すんげえ怖いんだけど…
「でも、お母さんがね」
「うん」
「お父さんはナオトの事を嫌ってはないんじゃないかって!」
え??
「本気で嫌ってたら、私が会いに行くのを止めてたって…!」
ほお…
「まあ、どうかは分からないけど」
そこはちゃんと肯定してよ…
マリコがソッと俺の手を握る。
「もしも、お父さんに反対されたら…どうする…?」
マリコが少し真剣な表情で俺を見る。俺はマリコの手を握り返した。
「その時は…マリコを連れて逃げるよ」
俺は強くマリコの手を握った。
「今度は…俺の差し出した手を…握ってくれるよな…?」
俺の言葉にマリコは下を向いて俺の手を強く握る。
「…うん!覚悟を…決めたよ…!」
俺達は手を握りあっていた…
翌日、マリコの住む町をマリコが案内してくれた。
マリコ職場も見せてもらったよ。
「今度はナオトの住む町を見たい」
マリコがそう言う。
「え?でもつまんない所だよ」
「良いの、ナオトの生まれ育った町を見たいの!」
そう言って俺の手を繋ぐマリコが笑って言っていた。
俺達は手を繋いでいた。
ずっと。そしてこれからも、この繋いだ手を離したくない…そう思う。
週末の休みが終わるとまたいつもの日常が始まる。
いつもの日々。
そしてまた週末が来る。
マリコと会える週末。
こんな毎日がずっと続いて欲しいと思う。
端から見たら下らない瑣末な幸せなのかもしれないけど…俺に取ってはかけがえの無い幸せ。
名も無い普通の毎日が最高に幸せと感じる日が来るとは思わなかったよ。
仕事をしながらトラックで桜の並木の下を通ると考える。
もう一度あの家での生活をしたくないか?って。
あれはとても穏やかで、とても明るくて、そしてとてもカオスな毎日だった。
だけどもう二度とないんだろう。だって皆がそれぞれ前に進んでいるからね。
そして何より…あの家がもう無い。
あれはあの家があればこその生活だったんだと思うんだよ。
そんな事を考えられる様になったのもマリコと再会出来たからこそだと思います。
マリコと再会できてなかったら「もう一度戻りてええ」ってなってたんだろうねw
いやはや、俺は全然大人になってないw
まあ、こんな感じで俺のカオス話を終わらせて貰えればって思います。
また、いつかの桜の季節が来たら、今度は「マリコのお腹に赤ちゃんがいます!」的な後日談が書ければ嬉しいです。
まあ、その前に親父を…
まあw良いか何とかなるっしょw
本当に長々と俺の…今となったら壮大なる惚気話にお付き合い頂いてありがとうございます
それでは、後日談もこれ以上はSTAP細胞の話し位しか出来ないんで、この辺で切り上げさせてもらいます
そして眠い
皆さん、乙でした~
とても読みやすく良いストーリーでした。青春時代を思い出しましたw
俺もこんな人生になったらいいな…
次は子どもができたの前に、せめて結婚したぜの報告頼むぜ
それと、せっかく明るい日々なんだから、仕事で体壊さないように気をつけるんだぜぃ
ゆっくり休めよ~
街を歩くカップル達もそれぞれドラマが有って結ばれたんだろうなって思える。
どんな出会い方にしろ、最終的にみんなラブラブになれればいいね。
家の妻も、もう45歳になったけど、出会った頃はマリコみたいに可愛かった。
あの頃を思い出して、これからはもっと優しく接してあげないといけないな。
なんてなw
できればお父様との一悶着も
個人的に期待してますww
愛をありがとう!
ナオト乙
結婚式にはみんな出席だからな!
お父さんのところ言った時のと、結婚と出産の報告たのしみにしてる!
心がほっこり!
好きな女の子と童貞のまま同棲する事になったんだが色々カオスだった
act.1 「素晴らしく楽しい日々の始まり」
act.2 「夏だねえ」
act.3 「秋の三連休」
act.4 「秋には色々あった」
act.5 「クリスマスパーチーをしませう!」
act.6 「嫌な予感」
act.7 「残り僅かな日々」
act.8 「生まれて初めての本気」
act.9 「対決」
act.10 「約束の場所」
「エピローグ」