キャンプへ行った妻 vol.14

ノンジャンル体験小説スレより

108: 投稿者:不甲斐ない夫 投稿日:2011/11/09 00:26:20

約束の時間が近づいてきたので、店を出た。
テッペイのマンションに向かう道すがらは、ふたりとも口数が少なく、案内するサトシの声に、
私も肯くだけだった。

テッペイのマンションは、駅裏にあった。
我が家からは、車で30分もかからない距離だった。
近くの空き地に車を停めて、マンションへと向かった。
住人たちの駐車スペースに見覚えのある車はなかった。
マンションの玄関は、暗証番号のキーになっていた。
サトシは、慣れた手つきで暗証番号を押すと、私たちは、エントランスの中へと入った。
一目見ただけで、ここの住人になるためには、それなりの金が必要だというのがわかった。

「ひと月40万ですよ。」
ホールを見上げながら、ため息を漏らしていた私に、サトシが自慢げな顔で言った。
お前の部屋じゃねえだろ・・・。
テッペイの部屋は、7階にあった。
エレベーターで向かい、ドアが開くと、目の前は玄関になっていた。
エレベーターは2基あったから、つまり、このマンションはワンフロアに2件分しかない
ということになる。
外から見た目は、大きなマンションだった。
テッペイは、その大きなマンションの半フロアを、自分の部屋として使っていることになる。
自分の子供に、こんな大きなマンションを与えるなど、いったいどんな親なのだと、
彼の両親の顔が見たくなった。

サトシが、無造作に玄関のドアを開けた。
鍵は、掛かっていなかった。
玄関に入ると、二つの靴が乱雑に脱ぎ捨ててあった。
部屋の住人は、すでに中で待っているようだった。
サトシは、振り向きもせずに、中へと入っていった。
私も後に続いた。
油断がなかったかと言えば嘘になる。
だが、これほど早く反撃の手が向かってくるとは、予想もしていなかった。
リビングのドアを開き、サトシの後に続いて入ったところで、後頭部に、もの凄い衝撃を受けた。
身構える暇もなかった。
そのまま昏倒し、私は気を失った。
薄れゆく意識の中で、妻の悲鳴を聞いたような気がした。



どのくらい気を失っていたのか。
目覚めたときには、目の前に床が広がっていた。
頭の痛みがひどくて、自分がどこにいるかも、すぐには思い出せなかった。
うっすらと目を開けながら、ひたすら思い出した。
「ああっ!!!」
聞き覚えのある声を耳にして、ようやく我に返った。
最初に入ったリビングの中だった。
不意に後頭部を何物かに殴られて、気を失ったのだ。
体を起こそうとしたが、身動き一つできなかった。
痛みに動けなかったのではない。
手足を縛られ、床の上に転がされていたのだ。
断続的な女の悲鳴が、耳に届いていた。
かすんだ視界の先で、細くて白い足が揺れ動いていた。
「お!気がついたみたいだぞ。」
カメラを構えていた男が、私に気付いた。

男は、裸だった。
シュンだ。
シュンは、カメラを構えたまま、私に近づいてきた。
「すげえ・・・、やっぱり人間って、なかなか死なねえもんなんだな。」
カメラを構えながら、シュンは、笑っていた。
レンズは、ずっと私に向けたままだった。
「そう簡単に、くたばられてたまるかよ・・・。
その野郎には、たっぷりと礼をしなけりゃならねえんだ・・・。
こっちが済んだら、しこたまぶん殴ってやる。
と・・・その前に、地獄見せてやんよ・・。」

声の主は、背中を向けていた。
昼間、散々聞いていた声だ。
背中を向けていた男が振り返った。
サトシだ。
サトシは、高い身長を誇示するように背中を立てていた。
両手に、細い足首を握っていた。
白い足の間に、サトシの身体が入っている。
サトシも裸だった。
男のわりには、綺麗な尻がゆっくりと動いていた。
サトシは、にやけた顔を、私に向けていた。
だが、すぐに思い直したように顔を戻した。
「おら、お前の亭主が目ぇ覚ましたぞ。死んでなくて良かったなメス豚・・・。」
サトシがメス豚と呼ぶ女は、ひとりしか知らない。
細い足首を掴んでいた手を離した。
女の髪を掴んだようだった。
そのまま、身体の向きを変えた。
目の前に、虚ろな目をした妻の顔が現れた。

やはり・・・。
驚きはしなかった。
この部屋に来る前から、こうなるような予感はあった。
だから、気を付けていたつもりだった。
反撃が、あまりにも早すぎて、対処することができなかった。
「おっさん、インポなんだってな?
でも、女房がやられてんの見たら、立つんだろ?
こいつが教えてくれたわ。俺が協力してやんよ。
好きなだけ立たせていいぜ。
俺たちの使い古しで良かったら、後で使わせてやんよ。」
「ぎゃはははは!」
サトシが声を出して笑った。
シュンも、カメラを構えながら笑っていた。

薄々は、気付いていた。
(・・・・じゃあ、帰りは遅くなるのね。夕方からだと、帰りは6時くらいになるのかしら。
先にご飯食べさせちゃうわよ・・・・。)

なぜ、あの時妻は、夕方、などと言ったのか?
サトシが、飯をかっ込むように食っていたのを、ぼんやりと眺めながら、今夜、娘たちは
何を食べるのだろうと考えていた。
その時、はっ、と気付いたのだ。
まだ、2時半になったばかりで、陽は高かった。
あのタイミングで、これから向かうことを考えれば、夕方などという言葉は出てこない。
だが、妻は、はっきりと、夕方というワードを使った。
それは、彼女がマンションに向かう時間を知っていたからだ。

サトシは、ファミレスに入ってから、一度も私の目の前から離れていなかった。
ケータイを使ったのは、シュンとテッペイに電話をしたときだけだ。
それ以外は、ケータイを開きもしなかった。
妻と連絡が取れるわけがない。
考えられるのは、妻がテッペイかシュンのどちらかに電話をしたことだ。
もしかしたら、サトシからの電話に不信を抱いた二人のどちらかが、妻に電話を掛けたのかもしれない。
どちらにせよ、そこで妻は、16時にマンションに集まるのを聞いた。
だから、夕方、などという言葉を、つい言ってしまった。
しかし、その事実を私には告げなかった。
隠したのだ。
隠す理由は一つしかない。
妻とこいつ等は繋がっている。
信じたくはなかった。
だから、マンションの駐車場で妻の軽を探した。
ないのを確かめて、ホッとした。
その油断が、わずかに警戒を解かせたのかもしれなかった。
思いのほか、早い反撃に遭い、このざまだ。

妻の身体が、小刻みに揺れていた。
あっ・・あっ・・・と、断続的に声を漏らしていた。
虚ろな瞳は焦点が合わず、口の端からは、涎まで流れ落ちていた。
陶酔の極にあるのは、間違いなかった。
胸に縄が掛けられていた。
両手も、後ろ手に縛られているようだった。
しかし、今の彼女には、私の姿は見えていない。
「どうだい?目の前で、女房がやられてんのを眺める気持ちは?
早速立ってきたか?これから、もっと面白れえもん、見せてやっからな。」
サトシは、下卑た笑みを浮かべながら、腰の動きを速めていった。
「おら!気持ちいいかメス豚!亭主の前で、いつもみたいによがってみろ!
その腐れマンコで、早く絞り出してみろ!」
「ああっ!気持ちいいっ!!おマンコ気持ちいいっ!!!
もっと突いてっ!もっとグチャグチャにおマンコ突きまくってえっ!!!」
速く動かれて、妻は狂ったように叫びだした。
「ご主人様のチンポは、気持ちいいか!?」
「ああっ!!気持ちいいっ!!ご主人様のチンポ、気持ちいいっ!!!」
「亭主の腐れチンポと、どっちが気持ちいいっ!?」
「ああ!!こっちの方がいい!!!ご主人様のチンポの方が気持ちいいっ!!」
「ずっと欲しいか!?」
「はい!ずっと欲しいですっ!!ご主人様のチンポが、ずっと欲しいですっ!!」
「よし。じゃあ、いつものを言え!いつものようにご主人様にお願いするんだ!」
「ああっ!!はいっ!マンコの中に出してください!
ご主人様の精液を、マンコの中にたっぷりと出してくださいっ!!!」
「欲しいんだなっ!!!ご主人様の精液が欲しいんだなっ!!?」
「欲しいです!!たくさん、欲しいですっ!!!」
「ようし!くれてやる!たっぷりとくれてやるからな、メス豚っ!!」
「ああっ!!ありがとうございます!!ありがとうございます!!」
「おら!逝くぞっ!!!」
「来てっ!!!たくさん来てぇっっっ!!!!」

さながら地獄絵図だった。
妻は、我を見失ったように叫びまくった。
涙さえ流しながら、懇願していた。
あごを仰け反らせ、見せつける喉元が哀れに思えた。
サトシは、歯を食いしばると、一気に深く押し込んだ。
そのまま、歯を食いしばりながら、しばらく動きがやんだ。

「ああ・・・すごい・・・たくさん、入ってる・・・。」
眠るような声だった。
妻は静かに目を閉じながら、最後の余韻を味わっていた。
なにも感じなかった。
妻の痴態を思っていた頃は、あれほど興奮したのに、それが、いざ現実のものとなると、
なんの変化も起こりはしなかった。
虚しい想いだけが、胸の中を吹き抜けていった。

だが、地獄は、まだ終わらなかった。
サトシは、身体を離すと、うっとりと目を閉じているだけの妻を抱え上げた。
ひざの裏に手を入れ、子供に小便をさせるように持ち上げた。
そのまま、妻の身体を私の顔の上に持ってきた。
愛液とサトシの精液に濡れ光る妻の性器が、真上にあった。
厚ぼったく腫れた陰門の割れ目から、すぅと白いものが流れ落ちて、私の顔を濡らした。
「てめえの女房の中に入れたもんだ。てめえの女房だからな。返してやるよ。」
出せ、と冷たい声でサトシが妻に命じた。
妻は、虚ろな目で見下ろしながら、唇を噛みしめると、一気にそれを流れ出させた。
どぼどぼと、妻の性器からサトシの精液が溢れ出た。
大量の精液が、私の顔にかけられた。
妻の瞳に、精気はなかった。
正気ではないようにも、思えた。
一切、何もしゃべらない。
虚ろな瞳を向けているだけだ。

「こんなことをして、ただで済むと思っているのか?」
なんと言えばいいのだろう。
怒りはある。
だが、静かな怒りだ。
高揚も興奮もない。
しかし、確かな怒りが、沸々と胸の中に湧いていた。
お前等に、殺す勇気などあるまい。
だが、俺は違う。
俺はお前等を殺せる。
縄を解かれ、身体さえ自由になれば、こいつ等を殺す覚悟はある。
逡巡などしない。
どんなに、泣いて許しを乞うても、必ず殺す。
その自信が、不思議なほどに私を落ち着かせていた。
だから、耐えられた。

「強がってんじゃねえよ!テメエ、自分の状況がわかってんのか!?
縛られたまんまで、何ができるって言うんだよ!?」
妻を無造作に転がすなり、サトシが腹に蹴りを入れてきた。
「今は・・縛られたままだが、いつまでも、こうしてるわけには行くまい・・。
どうせ、解くことになるんだ・・。解放せざるを得んのさ・・・。
その時、貴様らはどうする?
俺は、お前に言ったはずだ。何があっても、お前の一生を潰してやる、とな・・。
それは、長い先のことじゃない。すぐ、目の前のことだ・・・。」

痛みなど感じなかった。
歯を食いしばりながら、下から睨みつけていた。
サトシの顔色が、にわかに変わったのがわかった。
そうだ。こいつ等は、覚悟を持ってやってるわけじゃない。
自分の一生と引き替えにする気など、さらさらないのだ。
子供が、ほんのちょっと質の悪い悪戯をした。
その程度にしか考えていない。
だから、相手が本気になれば、こいつ等はすぐに怯む。
「なに謳ってんだ!この野郎!!」
立て続けに、腹に蹴りを入れられた。
悶絶するほどの痛みがあった。
だが、それを顔には出さなかった。
「俺を殺すか?・・・。それ以外・・お前の生き残る道は、ないぞ・・・。
俺を、生かしておけば、必ず復讐する。必ずだ・・・。」

とことん、追い詰めるつもりだった。
それが、凶と出るか吉と出るかは、わからなかった。
窮鼠猫を噛むの喩えがあるように、弱い人間でも追い込まれれば、何をしでかすかわからない。
こいつ等は、弱い人間だ。
だから、激発すれば、最悪の結末が待っていることも予測できた。
だが、そうなったら、そうなったで構わなかった。
しがみついて、無理に生きていくだけの価値がない世界だった。
妻を奪われ、あまつさえその痴態を目の前で見せつけられた。
妻は、裏切り、ひたすら快楽を求めて、私の顔さえも忘れた。
不倫相手の精液を膣の奥深くに溜め、命ぜられるままに、それを私の顔の上に落とした。
もはや、なんの未練もありはしない。
不思議と、妻を恨む気持ちにはなれなかった。
女なのだ。
どうしようもなく、ただ女なのだ・・・。
なぜか、それだけをはっきりと思った。

サトシの顔が歪んでいた。
さっきまでの、にやけた顔は消え失せていた。
「どうすんだよサトシ?このおっさん、やる気らしいぜ。俺、面倒なの嫌なんだけど。」
シュンが、他人事のように言った。
「うるせえ!テメエだって、共犯なんだぞ!
こいつが訴えたりしたら、お前だって捕まるんだぞ!
それでもいいのかよ!?」
「なんで?やったのは、ほとんどお前だろ?俺は、殴ってもいねえし、蹴ってもいねえよ。
捕まるとしたら、お前だけじゃね?」
シュンは、どこ吹く風だ。
いいぞ。仲違いしろ。
そうすれば、俺にもチャンスがまわってくる。
内輪揉めの間に、話が妙な方に進む可能性だってある。
いきり立ってるのはサトシだけだ。
シュンに、殺意のようなものは、まったく感じられない。
「てめえ・・よくもそんなことを・・・殴ってねえって!・・・」

「い、いい加減にしてよ!サトシ!」
その時、不意にあらぬ方向から声が聞こえた。
テッペイだった。
テッペイは、どこかで様子を見守っていたようだった。
抜き差しならない状況になったと見て、慌てて出てきたらしい。
テッペイは、裸にもなっていなかった。
「なんだよテッペイ。お前まで、裏切ろうってのか?」
サトシの顔に、色はない。
青ざめていた。
「裏切るってなんだよ。最初から僕は、協力なんかしてないじゃないか!」
「協力してないだと?お前だって、こいつとやったろうが!」
サトシは、縛られたまま、虚ろな目で転がっているだけの妻を、足先で蹴った。
「お前がしていいって、言ったからだろう!?でも、こんなのやり過ぎだよ。
もう、潮時だって。これ以上やったら、ほんとに警察に捕まるよ!」
もう、十分に捕まることをしてるがな・・・。
「じゃあ、どうすんだよ!?俺は、殴られたんだぞ!被害者は、俺の方だっての!」
おいおい・・どこまでガキなんだ・・・。
「お前が、殴られるようなことをしたからだろう!?
とにかく、続きがしたいなら、僕の部屋から出て行ってくれ。
それと、もう二度とここには来ないでくれ!」
テッペイは気色張っていた。
青ざめるサトシとは、対照的に頬を真っ赤に染めていた。
テッペイは、おもむろに私に近づくと、屈んで縄を解き始めた。
「な、なに・・してんだよ?」
「見たらわかるだろう?縄を解いてるのさ。ここで死なれたりしたら困るからね。」
「死、死なれたらって・・・そんなこと・・・。」
「じゃあ、縄を解いても構わないだろう?」
腕の縛めが弛んだ。
だが、じっと動かなかった。
テッペイは、無言のままに足の縄も解いた。
ゆっくりと、手足を動かした。
かすかな痛みはある。
しかし、大丈夫だ・・・。

縄を解き終えて、テッペイが立ち上がった。
「二度と、ここには来るな。」
冷たい声音だった。
「お、おい、シュン・・テッペイに、何とか言ってくれよ・・・。
こ、こいつ、何か勘違いして・・・。お前、なんで顔を背けてんだよ・・・。
俺は、お前たちが言った・・。」
「さっさと、ここから出てけ!!」
テッペイの怒声が、サトシの言葉を遮った。
仲間割れかよ・・・。

やはりテッペイは我慢していたのだ。
友達だと思っていたから、我慢していた。
しかし、サトシは甘えて調子に乗りすぎた。
いくら何でも常軌を逸している。
人妻を散々弄び、抗議に来た亭主に暴力を振るって、拉致までした。
もう、子供の遊びでは済まされない。
良識のある人間なら、当然のようにこの状況を忌避する。
当たり前のことだった。

「お、お前ら・・ふたりで俺のことを・・・。」
裏切ったと言いたいのか?
だが、そうではない。
付き合いきれなくなったのだ。
当然の結末を迎えただけだ。
世の中は、お前が考えているほど甘くはない。

「ふ、ふざけるなぁっ!!!」
線が切れたように、唇を震わせながら、サトシがテッペイに襲いかかろうとした。
痛みはあったが、身体は思ったよりスムーズに動いた。
咄嗟に起き上がるなり、体当たりをかました。
サトシは、思わぬ攻撃に、もんどり打って床の上に倒れた。
リビングのテーブルには、私を脅すのに使おうと準備していたのか、刃渡りの長いナイフが
置かれてあった。
すぐ横の壁には、私を殴ったであろうバットも、立て掛けられていた。
そのバットを手に取った。

サトシは、驚愕の目で私を見上げていた。
声も出せないほどに、唇を震わせ、尻をつきながら後ずさった。
それほどに、私の目からは、殺意が感じられたのかもしれなかった。
不思議なほど、心は穏やかだった。
妻を蹴ったサトシの姿が脳裏にある。
愛していた妻だった。
その妻は、汚され、弄ばれ、玩具にされて、縛られたまま床の上に転がされていた。
自分を見失うほどに、狂喜に喘いだ。
どうしても信じられない妻の姿を、まざまざと見せつけられた。
こいつさえいなかったら、妻は、まだ貞淑な人妻でいられたはずだった。
すべての元凶が、逃げ道を探して、必死に後ずさっていた。

後悔はない。
長女は、しっかりした子だ。
親なんかいなくても、きっと妹たちを立派な大人にしてくれる。
あの子なら、大丈夫だ。
こいつは、あの子たちから母親を奪った。
敵を、とってやる・・。
確固たる意志は、躊躇いを覚えない。
ゆっくりと、しかし、大きくバットを振り上げた。
グリップを握る手のひらに、かつてない力強さを覚えた。
容易いことだった。
目の前を何かが落ちていった。
振り下ろしたことにさえ、気付かなかった。
それほどに、衝撃を感じなかった。
ふっと目を向けると、サトシの頭にバットが生えていた。
見事なまでに、サトシの頭は、潰れたトマトのようにグシャグシャになっていた。

引用元サイト:
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