キャンプへ行った妻 vol.4

ノンジャンル体験小説スレより

16: 投稿者:不甲斐ない夫 投稿日:2011/08/25 21:25:50

何も変わらない穏やかな朝だった。
妻は、いつものように台所に立ち、家族のために朝食を作った。
心なしか、浮かれて見えたのは、夕べのことがあったからだろう。
降って湧いたように突然性欲が蘇り、うやむやのうちに肌を重ねられて、激しく突き上げられた。
厳しく叱責されることもなく、その後は、心地よい満足感を覚えながら、穏やかな眠りにつく
ことができた。
「素敵だったよ・・・。」
そう言って、嬉しそうに笑っていた。
妻の中に出しきったなど、何年ぶりのことだったか。
自分は、重ねたティッシュを股間に挟んだだけで、すぐに私のものを拭ってくれた。
丁寧に拭い、力なく萎れたものを手のひらに弄びながら、大事そうに何度もキスをした。
始末が終わると、ベッドの下に落ちていたパンツを拾い上げ、それを私に穿かせてくれた。
いつも、そうだった。
終わると、そうやって、いつも妻は、私にパンツを穿かせてくれるのだ。
何も変わらない。
以前と、まったく同じ優しさを持った妻がそこにいた。
「またしようね・・・。」
背中を向けることもなく、私と向き合ったまま、目を閉じた。
すぐに寝息が聞こえて、妻は、深い眠りの中に落ちていった。
おどけなさを匂わせる寝顔は、今も昔も変わらなかった。
まんじりともせず、しばらくの間、眺め続けた。
どんなに眺めていても飽きることはなく、そこには、いつもと変わらぬ可愛らしい寝顔がある
だけだった。


ぐっすりと深い眠りに落ちていった妻とは、対照的に、私は、なかなか眠ることができなかった。
目を閉じても、すぐに、苦い思いに胸を掻きむしられ、幾度となく目が覚めた。
目を開くたびに、それまで頭の中で繰り広げられていた映像が、はっきりと思い出され、
やりきれない気持ちに、泣きたいほどの敗北感を覚えてならなかった。
束の間の浅い眠りを幾度となく繰り返し、その間も、多くの夢を見た。
すべての夢に妻が現れ、どの夢の中でも、妻は笑っていた。
見知らぬ山の中で、顔のない男に犯されながら笑い、見覚えのない部屋で、屈強な男たちに
尻を犯されては、また笑う。
大きな洗面台の上に乗せられ、見せつけるように膝を開きながら放尿している時でさえ、
彼女は、嬉しそうに笑っているのだ。
どの笑顔にも憂いはなく、心の底から喜んでいるようだった。

そんな夢ばかりを見てしまったら、安眠などできるはずもない。
目が覚めるたびに、股間に激しい疼きを覚えた。
明け方近くには、どうしても我慢できなくなって、もう一度妻を襲った。
やるせない気持ちとは裏腹に、身体は妻を欲しがらせて仕方なかった。
上に乗っていっても、妻は、驚きもしないで、すぐに受け入れた。
大きく足を聞かせ、じっ、と中を覗き込んだ。
そこだけが無性に欲しくてならなかった。
夕べから気付いていたことだが、妻のデルタは、恥丘の上に綺麗な正三角形を描いているだけで、
性器の周囲は、まったくの無毛だった。

「剃られたのか?」
毛根の痕さえ見あたらない、滑らかな肌を不思議に思い、見つめながら訊ねた。
「それ?レーザーで永久脱毛したの。ブラジリアン脱毛って言うのよ。
どうせだから、お尻までぜんぶしてもらっちゃった。」
事も無げに、答えていた。
「奴らに言われて、やったのか?」
おそらくそうだろうと思った。
性器を指で押し開いて、奥まで覗き込んだ。
まだ、何かをされているのではないかと、気が気ではなかった。
「うん。あの子たちがお金出してくれたの。その方が綺麗に見えるからって。
どう?なかなか可愛いと思わない?」
おどけたように笑っていた。
罪の意識などまるでなかった。
性毛は綺麗に処理されていたが、なぜか脇毛は、ほとんど処理がされていなかった。
几帳面な妻にしてはめずらしく、それもまた、私に不信を抱かせた。
体毛の濃さは、それほどでもないが、はっきりとわかるほどに黒い茂みが脇の下に残っていて、
柔らかい毛並みを指の先に確かめた。
「どうして脇の下は剃らないんだ?ここも奴らに言われて残してるのか?」
妻の答えは、しごく簡単なものだった。
「そうよ。この方がいやらしく見えて興奮するんですって。
将来は映画を撮りたいって子がいてね、その子が教えてくれたの。」
そいつの言ったことは、間違っていない。
確かに、あどけなさの残る妻の顔に、脇毛は不釣り合いだが、顔が幼く見えるだけに、
脇の下の黒い茂みが、何とも言えない淫らな印象を与えて、見事に情欲をそそられる。
妻を寝取った赤の他人から、新たな魅力を教えられたのだ。

自分ができなくなってからは、ほとんど妻の裸を見たことはなかった。
だらしなく下着姿のままでいたり、ノースリーブのシャツでも着ていれば、すぐにでも気付いた
のだろう。
しかし、妻は、下着姿で家の中を歩き回ることはなかったし、いつも袖のあるシャツを着ていた。
私の目に触れないように隠していたのだ。
いや、隠さなくても、おそらく気付きはしなかった。
寝取られたと気付いて、慌てて執着し始めたのだ。
それまでは、妻の身体に興味を示そうともしなかった。
見ようともしていなかったのだ。
そんな男だから、奪われる。
まったく気付きもしないで、妻を弄ばれることになる。
やりきれない思いを胸に抱えたまま、妻に挑んでいった。
どんなに乱暴にしても、妻は、文句も言わなければ、嫌がることもなかった。
静かにまぶたを閉じて、されるがままになっていた。
「パパ、気持ちいいよ・・・。」
「もう・・あいつらのところへは行くな・・。」
心情を吐露するようにつぶやいた。
「うん・・・。」
甘えた声で頷いた。
それが、その場限りの嘘であることなど、わかりきっていた。
「お前は、俺のものだ。ずっと俺だけのものだからな。」
「うん・・・。」
「毎晩してやる。毎晩虐めて、思いっきり悲鳴を上げさせてやる。」
「うん・・。」

なし崩しに許すつもりもなかったが、あいつらから奪い返したい気持ちの方が、はるかに強かった。
もう一度、この手で妻を取り返し、できることなら、自分の精液で浄化したいとも思っていた。
自分の身体さえ元に戻ってくれれば、毎晩裸にして罰を与えてやることだってできる。
しかし、そんな私の気持ちを見逃かすように、身体は見事に裏切ってくれた。

途中から、まったく言うことを聞かなくなり、あっという間に、だめになったのだ。
妻が口でしてくれたが、二度と力を蘇らせることはなかった。
「大丈夫よ。また、すぐにできるようになるって。」
妻の慰めが、惨めに聞こえてならなかった。
虐めてやるどころか、役にも立たない。
途方もない惨めな気持ちを抱えたまま、睡眠不足の朝を迎えることになった。

引用元サイト:
官能小説の館|ナンネット
引用元掲示板:
ノンジャンル体験小説 > キャンプへ行った妻

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