兄「は!?」
妹「そんなに驚かなくても」
兄「えっと……どこで聞いたんだよそんな単語…」
妹「お兄ちゃんがLINEで送ってきたじゃん」
兄「えっ」
妹「ほら」
兄(やべぇ……予測変換にエネマがあったのか……)
妹「打ち間違いにしては変だよね」
兄「それはだな…その……」
妹「もー、早く教えてよ。検索するよ?」
兄「ちょっと待った」ヒョイ
妹「あっ!携帯取るな!!」
兄「妹ちゃん、お兄ちゃんの事好きか?」
妹「は?何いきなり…」
´
´.
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…‐”゙ . ` ´ ´、 ゝ ”‐…
..‐´ ゙ `‐..
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……………..;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;……………..
…….;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .’ ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;……
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ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
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`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
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´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
はえーよ
妹「うーん、恋人未満、家族未満ってとこかな」
兄「俺嫌われてんの!?」
妹「そんなことより携帯返してよ」
兄「そんなことって……」シクシク
妹「あぁ…うざいパターン入った…」
兄「あのな、これから相当次元の高い話をしなければならないんだ」
妹「ほうほう」
兄「引かないでくれよ?」
妹「私お兄ちゃんで引いたことないよ?」
兄「昨日チンコで扇風機してたらドン引きしたよね」
妹「折角見なかったことにしてあげてたのに……」
兄「不甲斐ないです」
妹「で、えねまって何?」
兄「医療行為さ」
妹「医療行為?」
兄「そう、だから決してやましい事ではないからね」
妹「お兄ちゃん病気なの?」
兄「いや、病気じゃないし頭を指差しながら言わないで」
妹「あっ…違うのか…」
兄「こいつ…」
妹「で、どういう医療行為なの?」
兄「そこ聞く必要ある?」
妹「今後役に立つかもしれないし」
兄「………変態め」
妹「え?」
兄「とりあえずエネマしてくださいって言ってみて」
妹「なんで?」
兄「前かがみになりながら頼む」
妹「ちょ、カメラ回さないでよ」
兄「ほら、よーいスタート」ピロリン
妹「う…えねま…してください…」
兄「…………ふぅ」
妹「ねぇ、なんでお兄ちゃんも前かがみになってるの?」
兄「いや、なんでもないぞ」
妹「全然話が見えないんだけど…」
兄「エネマやってみたい?」
妹「気にはなるけど、どういう行為か知らないし」
兄「エネマやってみたい?」
妹「ほんとにめんどくさい人だなぁ…」
妹「じゃあ少しやってみるかなぁ」
兄「本当に?」
妹「医療行為なんだから誰にでもできるんでしょ?」
兄「うん、健康にもなるしスッキリだぞ」
妹「まぁ少しくらいなら大丈夫でしょ……」
兄「じゃあこの筋トレマシーンにうつ伏せで寝てて」
妹「え…汗臭くない?」
兄「使ってないから大丈夫だ」
妹「場所とお金もったいな…」スッ
兄「いい感じの体勢だ」
妹「パンツ見ないでよ」ギロ
兄「はいはい」カチャカチャ
妹「え?腕固定するの?」
兄「雰囲気だよ雰囲気」
妹「なんか怖くなってきた……」
兄「えーっと…道具道具…」
妹「道具?」
兄「じゃーんでっかい注射器~」
妹「なにその古典的な冗談……」
兄「え?」
妹「え?」
兄「あはは冗談冗談」
妹「もう…そんなので採血したら貧血になるよ」
兄「採血というよりは入ケツだけど……」ボソ
妹「で、道具は?」
兄「あー、やってからのお楽しみ」ドボドボ
妹(なんの音だろう……?)
兄「こっち見えてない?」
妹「うん、だからって変なことしないでよ」
兄「大丈夫大丈夫、エネマしかしないって」
兄「念のため聞くけど、怒らないよね?」
妹「あーもう、怒らないからはやく」
兄「じゃあパンツずらすぞ」
妹「は?」
兄「ほら怒らない怒らない」
妹「それとこれは話が……ちが!?」
兄「どうした?」プス
妹「あ…おしりに…なに…か…」
兄「じゃあエネマを開始するぞ」
妹「ちょっと待って!えねまってもしかして……」
兄「そう、浣腸」チュル
妹「あぁぁ!!待って!!ねぇお兄ちゃん!?」
兄「静かにしないともっと注入するぞ」チュルチュル
妹「うぅ……ありえ……ない…っ」
妹「っ…お兄ちゃん……ねぇ……」
兄「どうした?」チュルチュル
妹「んっ…くっ…やりす…ぎ…!」
兄「まだまだ入るって」サスサス
妹「ほんとに……苦しいの…!」
兄「あぁ…そうか、うつ伏せだと自分の体重でお腹が押されるのか」
妹「うぐぅ……ね…やめよ…?」
兄「これでエネマがなんたるかがわかった?」
妹「…………しね」
兄「あれ、そういう事言っちゃうんだ」
妹「ぇ………」ゾク
兄「今の状況、頭がいい妹ちゃんならすぐわかるよな?」
妹「…………叫ぶよ」
兄「それは困るね」ガサゴソ
妹「!?」
兄「これ第三者が見たら犯罪だよな……」
妹「むぐむぐーっ!」
兄「何言ってるか全然わからん」
妹「むぐっ!!」
兄「さるぐつわとって欲しい?」
妹「………」コクコク
兄「叫んだらお腹猛烈にプッシュするからな?」
妹「…………」コクコクコクコク
兄「賢くて助かるよ」ガサゴソ
妹「うぇ……はぁ…っはぁ…っ」
兄「おーおーよだれよだれ」フキフキ
妹「おにいちゃ……これもとって……」カチャカチャ
兄「まだまだ我慢できるでしょ?」
妹「も……むり……でちゃう……」
兄「そっか、それだけ喋れれば大丈夫だ」ナデナデ
妹「ふーっ…ふーっ…!」
兄「大丈夫か?」
妹「だい……じょ……ば…ない……」
兄「あー…そろそろ限界か。じゃ、トイレにいっといれ」カチャカチャ
妹「なにそれ…ぜんぜんわらえない……」
兄「はいはい、はやく行って来い」
妹「…………」
兄「おい、どうした?」
妹「う……」
兄「うんこ?」
妹「………」デシ
兄「いで!!」
妹「う、うごけないの……」
兄「え?それマジで言ってる?」
兄「おい、それだけはやめろよマジで」
妹「おにいちゃ……だっこ……」
兄「え……途中で力尽きたら大惨事じゃねぇかそれ……」
妹「…………」ギロ
兄「はい!やります!だっこします!!」ギュ
妹「あがっ…!!」
兄「あ、すまん」
妹「……………」フルフル
兄「やべぇ、泣くな!!お兄ちゃんを信じろ!!」ダッ
妹「ゆ……ゆらさない……で」
兄「あ、トイレ親父入ってる」ガチャガチャ
妹「!?」
兄「あははは……」
妹「…………しんじゃう…」
兄「うおおおおおお!!」ダッ
妹「……………」
兄「ごめんて」
妹「……………」
兄「でも責任は親父8、俺2くらいだって」
妹「……………」
兄「な?今日はカレー作ってやるから…」
妹「……………」ゴッ
兄「グハァッ!!」
兄「で、でもさ……風呂場だからセーフだろ……?」サスサス
妹「………見られたくなかった」
兄「いやぁ……あまりにも見事だったから……つい」
妹「……………」
兄「でも気持ち良かっただろ?」
妹「まぁ……少しは……」
兄「え?」
兄「まさか妹ちゃんそっちの系統?」
妹「は?」
兄「いや、えむなのかなぁ…って」
妹「何いってるの?お兄ちゃんとは違うから」
兄「はいはい、左様でございますか」
妹「ところで」
兄「ん?」
妹「なんでエネマなんて打ったの?」
兄「あぁ、後輩ちゃんに打った時のが予測変換に残ってたんだな」
妹「…………」
兄「どうした?」
妹「いや別に」
兄「これからは気をつけます」
妹「……………」
兄「はぁ……少しやりすぎたな……」
ヒョコ
兄「ん?」
兄「後輩からか……」
後輩[先輩先輩、エネマグラってすごいですね]
兄「ダメだこいつ……」
兄[いちいち報告はしなくていいです]
後輩[わっ、返信はや、暇人なんですか?]
兄[うるさい]
後輩[ボクのお尻に入ってるところ、見ますか?]
兄「…………」
兄[俺はホモじゃない]
後輩[ボクもホモじゃないですよ!!]
兄「これはツッコミ待ちなのか……」
後輩[あ、でも先輩は特別ですから]
兄[どう反応していいか困る]
後輩[大丈夫です、周りからすればカップルにしか見えません]
兄[そういえば未だに妹がお前の事女の子だと勘違いしてるしな]
後輩[なんででしょうね]
兄[普段着てる服装を確認してこい]
後輩がスタンプを送信しました。
兄「はぁ……こいつはどう扱えばいいのかわからん……」
兄「おっと…もうこんな時間か。カレー作らなきゃ」
そしてカレーは作るんだな
兄「ふんふーん」グツグツ
妹「ねぇ………」
兄「ん?どしたー?」
妹「これは嫌がらせ?」
兄「あっ……そういえば今日カレーの予定じゃなかったっけ……」
父「どうした妹、カレー嫌いになったのか?」
妹「……………」
兄「主に親父のせいでな!!あはは」
妹「おのれのせいや!!」ゴッ
兄「グハァッ!!」
妹「別に嫌いじゃないけど今日はありえないの」
親父「いいパンチだ」
妹「…………はぁ」
エネマグラの物自体だとおもってるよな
エネマ=浣腸でしょ?
妹「はぁ……今日は最悪な日だった……」ザブン
妹「あそこで漏らしちゃったんだよね……」
妹「あ」
妹「そういえばお兄ちゃんが身体洗ってくれたんだっけ……」
妹「…………」
妹「忘れないうちに……」
妹「んっ………」
妹「あんな変態馬鹿に色々されちゃって……」
妹「それで……気持ち……」
妹「んっ…ぁっ…」
妹「………っ」プルプル
妹「……っ……はぁっ…はぁ…っ…お兄ちゃん……」チャポン
妹「あ……浴槽の中だった……」
妹「…………………ながしちゃお」
補足
エネマ……腸内洗浄
エネマグラ……前立腺線を刺激するなんかえげつない形のアレ、一応医療器具
わかったからはよエロかけください
兄「親父またテレビ付けっ放しで寝てやがる」
妹「…………あがった」
兄「おう、随分長風呂だったな」
妹「誰かさんのせいでね」カチャ
兄「お、牛乳かそれお尻に入れる事もあるんだぜ」
妹「………今から飲むんだけど…」
兄「すまん」
妹「はぁ……デリカシーのないやつ」
兄(よし…いつもの妹だな、エネマは流石にやりすぎたと思ったが……)
兄「じゃ、風呂入ってくる」
妹「あ…」
兄「ん?」
妹「や、なんでも」
兄「??」
兄「おっふろー♪おっふろー♪」
兄「とうっ!!」ガッ
兄「ギャァァァアアア!!!?」
兄「足が……っ足が…!!!」ピョンピョン
兄「湯がねぇ!!!」
兄「おい妹!!」ガラガラ
妹「ん?なに……って裸で出てこないでよ……」
兄「お湯がねぇ!!」
妹「うん大変だね」
兄「おう!!」ガラガラ
兄「あれ?何しようとしてたんだっけ…」
兄「まあいっか」
妹「ふぅ……なんとか誤魔化した……」
後輩「ピピピピピピ」
兄「ん………もう朝か……」ポチ
後輩「んっ…おはようございます」
兄「……………」
後輩「朝ですよ先輩」
兄「いつから俺の目覚ましになってた……」
後輩「5日ほど前からです」
兄「うそ!?」
後輩「うそです」
兄「何してんだよまったく……」
後輩「でも幼馴染の女の子に起こされるシチュエーションっていいと思いません?」
兄「まずお前は幼馴染じゃないし女の子じゃないし起こし方が目覚ましだしいいと思わない」
後輩「先に妹ちゃんと朝ごはん食べてますね」
兄「あー……日に日に後輩が狂ってきてるな……」
妹「………おはようございます」
後輩「おはようございます」モグモグ
妹「今日も可愛い格好ですね」
後輩「本当?ありがとう」
兄「あのな……妹、こいつはお」
後輩「はい先輩、フレンチトースト」
兄「もごもごっ!?」
後輩「しーっ」
兄(なんでだよ!)
後輩(色々と面白いですから)ニコ
妹「…………」イライラ
兄「あ、このフレンチトースト美味しいな」
後輩「本当ですか?コンビニで買ってきました!!」
兄「…………」
後輩「フライパンで温めてお皿に盛るだけで男の人は引っかかります、ここテストに出ますよ、妹ちゃん」テクテク
妹「勉強になります」
兄「おい、変なこと教えるな」
後輩「あ、そうだ先輩、今日も腹パンしてください」
兄「今?」
後輩「はい」
妹「ちょ、ちょっと、はらぱんって何?」
後輩「えっと、腹パンというのはですね」
兄「あー、そいつには教えなくても大丈夫」
後輩「え?」
兄「普段俺にやってるからな……」
後輩「え?羨ましい……」
妹「???」
兄「路上で腹パンは何かと問題になりそうだからやめとこうぜ……」
妹「あの……」
後輩「なんでしょう」
妹「後輩さんはお兄ちゃんとどういう関係なんですか?」
後輩「関係……?うーん、考えたことないなぁ…」
後輩「あっ…」カァァ
兄「おい、なんで赤くなる」
後輩「後輩以上幼馴染未満です」
兄「しかも意味不明」
妹「つまり特別な関係ではないと……?」
後輩「そうですね、赤の他人に限りなく近いです」
兄「そろそろ頭のネジしめろ」
後輩「先輩がツッコミじゃないんですか……」ヌキサシ
兄「その勘違いされるようなジェスチャーはやめろ」
妹「???」
兄「妹ちゃん、理解しなくていい」
浣ケツはすでに済ませてあります
ワロタwww
キーンコーン
兄「はぁ……午前はやたら長く感じるな…」
後輩「そうですね、はいお弁当」
兄「お弁当?」
後輩「え?」
兄「今日は昼で終わりだぞ……」
後輩「でも部活はあります」
兄「はぁ……今日は何を……」
後輩「どうせ昼ですし食ザーでもしますか?」
兄「なんでお前はちょくちょくヘビーなものをぶっこんでくるんだ」
後輩「先輩の許容範囲を測っているんですよ」
兄「普通浅いところからいくよね」
兄「ところで、お前その格好注意されないの?」
後輩「え?何かおかしいですか?」
兄「あのなぁ……」
後輩「先輩、やっぱりボクは病気でしょうか?」
兄「………」
後輩「はいはい、シリアスな顔しないでください」
兄「いや……なんかわるい…」
後輩「本当に悪いと思ってます?」
兄「いや、あんまり」
後輩「っておい!!」
兄「絶対なんか悪条件つけてくる気だったろ」
後輩「なんのことでしょう」
兄「本当に悪いと思ってるなら……みたいな」
後輩「あ、その手があったのか……」
兄「はぁ……」
後輩「このポーズでいいですか?」
兄「うん」
後輩「なかなかキープするのキツいですね……」
兄「大丈夫、可愛いぞ」カキカキ
後輩「どうしたんですかいきなり」
兄「いや、よく考えたら俺のせいだったのかなって……」
後輩「ボクの女装ですか?」
兄「それは元からだろ」
後輩「ちなみにボクはホモじゃないですからね?」
兄「それツッコんでいいのか…」
後輩「先輩……きてください…」
兄「はい、ポーズ崩さない」
後輩「むー……」
兄「シワが難しいな……」
後輩「先輩は難しいな…」
兄「少し休憩するか」
後輩「先輩先輩」
兄「ん?」
後輩「腹パンしてください」
兄「朝のあれまだ続いてたの……」
後輩「みぞおちはやめてくださいね」
兄「いやぁ…女の子……に見える生物に腹パンするのは道徳的になぁ……」
後輩「そんな…お尻をぐちゃぐちゃにしておいて……」
兄「言っとくが俺は商品の紹介をしただけだ」
後輩「じゃあ腹パンかお尻パンか選んでください」
兄「ほら、腹だせ」
後輩「あっ…もっとシビアな2つにしておけばよかった……」
後輩「…………」ピクピク
兄「大丈夫か?」
後輩「はぁはぁ……すいません、ちょっとトイレに……」
兄「なんで前かがみになってんだよ!!」
後輩「察してください」
兄「へいへい、行ってらっしゃい」
後輩「あ、どちらのトイレでした方がいいですか?」
兄「正直どっちもダメだよね」
後輩「廊下の線のあみだくじで決めます」
兄「小学生か……」
兄「はぁ…あいつも疲れただろうし今日は帰ろ…」
兄「ただいま……」
妹「おかえり」ピコピコ
兄「お、バルーンファイトか」
妹「あ、そうだお兄ちゃん」
兄「それはお腹を殴りつける行為だ」
妹「え?」
兄「ん?」
妹「腹パンの事なんだけど……」
兄「前述の通りだ」
妹「えぇぇ…それだけ?」
兄「お前は何を期待してたんだ……」
妹「なんだぁ…つまらないね」
兄「腹パンで快感を得るやつもいるらしいからそうでもないぞ」
妹「そんな人いないよ~」ピコピコ
兄「知り合いにいるんだが……」
妹「それって後輩さん?」
兄「なぜばれたし」
妹「普通わかるでしょ……」
兄「まぁ、あいつは特殊な人間だから…」
妹「特殊?それって特別ってこと?」
兄「いや、……うーん、どうなんだろ」
妹「お兄ちゃんは……」
兄「ん?」
妹「腹パンで気持ちいい?」
兄「お前のはえげつないからなぁ……」
妹「ごめん…ずっと痛かった……?」
兄「いや、急に謝られても俺がいつも悪いからな?」
妹「……いいよ」
兄「え?」
妹「今までの分……しても…」
ちょっと冷やしエネマグラ食べてきます
兄「うーん、じゃあ立って」
妹「はい」
兄「いくぞ!!!」ブンブン
妹「………っ」
兄「オラァ!!!」
妹「………!」ビク
妹「………?」
兄「ほらな?」
妹「え?」
兄「そんなに目をぎゅっと瞑ってる女の子にパンチとか無理無理」
妹「………」スッ
兄「え……?」
妹「いいから……ね?」
兄「妹ちゃん……」
兄「お腹撫でていい?」
妹「へ?」
兄「いや、なんとなく言っただけなんだけど」
妹「別にいいけど……」
兄「よっしゃ」スリスリ
妹「…!!」ゾクゾク
兄「すべすべだな」
妹「………」モジモジ
兄「どうした?」
妹「お腹が……むずむずするの…」
兄「えっと……」
妹「お兄ちゃん…して……?」
兄「セリフだけ聞くとエロいな……」
兄「絶対怒るなよ?後で百倍返しとかやめろよ?」
妹「はやくしないと怒るよ」
兄「はいはい…いくぞ…」ドス
妹「にうっ…!?」
兄「にう?」
妹「いっ………っ」ゾクゾク
兄「おいおい、大丈夫か?」
妹「はぁっ…はぁっ……もっと……」
兄「もっと!?」
妹「お兄ちゃん上手すぎ…」
兄「いや……腹パンに上手とか下手とかあるのか……」
妹「お兄ちゃん……はやく……」チュパ
兄「おいおいおい指!指!」
妹「…………え?」チュ
指?
舐め
あーーなる
自分の指なのか妹の指なのか
妹「……………」
兄「なんかごめん」
妹「……………」
兄「物凄い哀愁感漂う体操座りだな」
妹「自己嫌悪で死にたい…」
兄「そんなに腹パン良かったのか?」
妹「良くな……くはなかったけど……」
兄「やっぱりそっちの気もあるんじゃ……」
妹「お兄ちゃんは……」
兄「ん?」
妹「お兄ちゃんはどっちがいい?」
兄「SかMか?」
妹「………」コク
兄「うーん……どっちも美味しいよなぁ……」
兄「まぁ妹ちゃんがMなら俺はSになるよ」
妹「は?」
兄「ん?違うの?」
妹「私のどこがMなのさ」
兄「Mじゃないの?」
妹「違うっ」
兄「じゃあ確かめていい?」
妹「………え?」
兄「妹ちゃんには悪い条件じゃないやり方で勝負しよう」
妹「え……と」
兄「それならMって認めざるをえないでしょ?」
妹「た、確かに……」
兄「はい、首輪」カチャ
妹「う……犬みたい……」
兄「これでパンツにシミができちゃったら妹の負けな」
妹「なんか下衆いね…」
兄「童貞だから女の子が感じてるとか感じてないとかわからないんだ……」
妹「童貞?ふーん……」
妹「じゃあ私が勝ったらどうするの?」
兄「土下座してなんでも願いを聞いてやろう!」
妹「そっか……」
兄「それでいい?」
妹「いいよ」
兄「よし、スタートだ」
兄「よーし、妹ちゃん、おすわり」
妹「なんか屈辱……」スッ
兄「犬が正座て……」
妹「なに?どう座ればいいの?」
兄「こう……ガニ股で」
妹「えい」ドス
兄「グハァッ!!」
妹「ふんっ」
兄「飼い犬に手を噛まれるとは……」
妹「………パンツ見ないでね」
兄「それ勝敗わからないじゃん」
妹「む………しかたない……か」
兄「はい、おすわり」
妹「うぅ……」
妹「…………」
兄「あのさ、妹……」
妹「濡れてない」
兄「いや……どうみても……」
妹「…………M」
兄「え?」
妹「はいはいMです!どうせMですよ!!」
兄「開き直った!!」
妹「うぅ……なんかくやしい……」
兄「けど感じちゃうんだろ?」
妹「うるさいなぁ……」
兄「今度お尻ペンペンしてやるからさ」ナデナデ
妹「はぁ!?」
兄「嫌か?」
妹「そ、そんなの嫌に決まってるじゃん…!」
兄「いやぁまさか本当に妹ちゃんがMだったとはなぁ……」ゴロゴロ
ヒョコ
兄「ん、この時間は後輩か……」
後輩[先輩今暇ですか?]
兄[暇じゃないな]
後輩[うわぁ…相当暇人ですね…それともボクの事が好きなんですか?]
兄[あぁ、好きだ]
兄「…………」
兄「あれ?返信返ってこんくなった…」
兄「おいおい……冗談でーすとか打ちにくいだろ……」
後輩[既読なのに返信返ってこなくて焦りました?]
兄「……………」
兄「こいつはそういうやつだった……」
後輩[頑張ってスクショ撮ってました]
兄[ところでなんの用?]
後輩[あ、オナニーに付き合ってもらおうかと思いまして……]
兄[おやすみ]
後輩[あぁぁ…放置プレイはダメですよぅ]
兄[俺に手伝える事はなにひとつない]
後輩[ありますよ!]
兄[写メとか送らないからな]
後輩[あっ……その手もあったのか……]
兄「……………」
兄「なんか俺が変態みたいじゃねーか……」
兄[聞くだけ聞くわ…]
後輩[えっとですね、先輩のアレの大きさを詳しく教えて欲しくて]
兄[おやすみ]
後輩[さっきのスクショ妹ちゃんに見せますよ?ボクが男とバラしたうえで]
兄「……………」
兄「定規どこだ……」
後輩[あ、今測ってます?]
兄[気が散るだろ!!]
後輩[楽しみです]
兄[長さ20cm、太さは7cmくらい]
後輩[それ本気で言ってます?本気にしますよ?お尻壊れますよ?]
兄「はぁ…………」
兄[冗談でーす]
後輩[はやくしてください]
兄「何やってんだろ俺……」
兄「えーっと…どっから測ればいいんだこれ…」
妹「お兄ちゃん、このアイス……」ガチャ
兄「あ」
妹「あっ」バタン
兄「違うの!これは違うんです!!違わないけど違うの!!!」
兄「…………」
兄「…………しのう」
妹「…………」ドキドキ
妹「よし…忘れないうちに……」
妹「…………お風呂いこ」
兄[萎えまくったので死のうと思う]
後輩[えっ、小さかったんですか?]
兄[そうじゃないけど……]
後輩[あっ…大きすぎたんですか…でも大丈夫です、ボク頑張りますから]
兄[いや、妹ちゃんに測ってるとこ見られた]
後輩[えっ…羨ましい…]
兄[お前のせいだぞ……]
後輩[しょうがないですね……ボクも見てあげますから、中和してください]
兄[中和の意味調べてこい]
後輩[あ、じゃあボクの見ます?]
兄[うん]
兄「さてどうくるか……」
兄「……………」
兄「あれ?これやばくね?」
兄「あ、画像きた」
兄「……………」
後輩[下は無理ですけどぱんつで我慢してくださいね♪]
兄「やばいこんなんで……」ムクムク
後輩[あ、興奮しちゃいました?先輩もおなにーしちゃってくださいね]
兄[うん、今しこってる]
兄「ってのは冗談だけど、これ普通に抜けるよな……」
兄「あれ、返信返ってこなくなった……」
兄「まぁいっか……勉強しよ……」
妹「…………ふぅ」
妹「あ、また浴槽でしちゃった……ごめんなさいお兄ちゃん……」
後輩「今日もよく寝てますね」
兄「Zzz」
後輩「あ、すごい膨らんでる」ツンツン
兄「ん……Zzz」
後輩「……ボクも美術部ですからねこれくらい朝飯前ですよ……文字通り」ズルズル
後輩「え……おっき…い…なにこれ…」
後輩「…………」ジー
後輩「おっといけないいけない…写さなきゃ…」カキカキ
兄「む………」
後輩「あ、おはようございます、そのままの体勢で待っててくださいね」
兄「なんでパンツが下がってるのか」
後輩「もうちょっとです、がんばってください」
兄「……………」ムラムラ
後輩「なんかにおいますね、雄の獣のような……」クンクン
兄「とりあえず、朝飯食ってこい…」
後輩「おはようございます」
妹「おはようございます」モグモグ
妹「あれ、後輩さんスカート短くなりました?」
後輩「お、鋭いですね先輩とは大違いです」
妹「やっぱり男の人はミニスカとかのが好きなんでしょうか」
後輩「うーん、それはボクも聞きたい……」
兄「妹ちゃんおはよう……」
妹「あ、ちょうどいいところに男オブ男が」
兄「え?」
後輩「先輩、気づきませんか?」フリフリ
兄「あぁ、今日は妹ちゃんが朝飯作ったのか」
妹「何気に鋭いけどちがう……」
兄「ふぇ?」
兄「スカートか…」
兄「確かに短いのは魅力的だが…ソックスとのバランスも考えないとダメだ」
兄「さらに中が見えてはダメなんだ」
妹「なんか語り出した……」
後輩「今のボクのはアウト?」
兄「足組んでみて」
後輩「こう?」
妹「う……これはすごい破壊力だ……」
兄「うん、妹もやってみて」
妹「うぅ……なんか色々負ける気が……」
後輩「いや、妹ちゃんの可愛らしい恥じらいが先輩を虜ににするんですよ」
兄「ちょっとトイレ行ってくる」
後輩「ほらね?」
妹「なんかよくわからないけど、お兄ちゃんが変態というのはわかった…」
後輩「さて今日は部活で何してもらおっかなー♪」
妹「え、ウチのバカお兄ちゃんいつも何かしてるんですか?」
兄「何もしてねぇ!!」
後輩「普段はボクがモデルをやってるんですが」
妹「ほぇ~」
後輩「休憩中に色々してくれるんですよね……?先輩」
兄「やましいことは一切してないぞ」
妹「ふ~ん……」
後輩「むふふ…それじゃ、妹ちゃんも学校頑張ってくださいね」
妹「はい……」
兄「お前なぁ…絶対誤解してるぞあいつ…」
後輩「そっちのが面白いからおっけーですよ」
兄「はぁ…………」
キンコンカーン
兄「うぇぇ……眠かった……」
後輩「お疲れ様です先輩」ピト
兄「うひょぉぉあぁああ!?」
後輩「コーラです」
兄「びっくりしたぁ……ありがと」
後輩「眠い時はカフェインと糖分に限ります」
兄「じゃ、今日はそろそろ本格的に描くか」
後輩「モデル頑張ったら何かくださいね?」
兄「善処する」
後輩「何にしようかなぁ……」
兄「お前が決めるんかい!!」
後輩「んーっ……肩が……」
兄「お疲れさん」
後輩「それにしてもこの服可愛いですね」
兄「あぁ、描きたいなぁって思ってたんだよ」
後輩「そんな胸きゅんすること言わないでください」
兄「はいはい……」
後輩「ぁ……」フラ
兄「おっと、大丈夫か?」ガシ
後輩「だ、大丈夫です………」ギュ
兄「えっと……後輩ちゃん…?」
後輩「………断っておきますが、ボクはホモじゃないですからね?」
兄「はいはい………」
後輩「でも先輩…頑張ったご褒美分くらいなら……してもいいですよね…?」
兄「!」
兄「はぁ……………」
妹「あ、お帰り。遅かったね」ピコピコ
兄「あぁ、ちょっとね…」
妹「……………」ジー
兄「ん?」
妹「お兄ちゃん…って……」
兄「あぁ……美術部の後輩として好きだぞ」
妹「え…っと後輩さんのことなんだけど…」
兄「うん、だから言ったとおりだ」
妹「………なんでわかるの?」
兄「急に乙女な顔になったからなぁ……」
妹「なにそれ……」
兄「恋する乙女……かなぁ」
妹「…………私の気持ち、知ってるの?」
兄「………知らない。と言えば……嘘になるかな」
妹「じゃあ手っ取り早いよね…」ドン
兄「あだっ…妹ちゃん……?」
妹「最近ね……?お兄ちゃんが気になって仕方がないんだ……」
兄「…………」
妹「でもお兄ちゃんはどんどん後輩さんと仲良くなっちゃうし……」
妹「自分がもうわけわからなくて……」
兄「落ち着け落ち着け」ナデナデ
妹「…………」
兄「まず重大な発表をしなきゃダメなんだが……」
妹「えっ……だめ……」
兄「実は後輩ちゃん………むぐっ!?」
妹「んっ…ちゅ……」
兄(やばい……何が起きた………)
妹「…ぷはっ……はぁっ……はぁっ……」
兄「だ、大丈夫か?」
妹「お兄ちゃん……何か当たってる……」ジト
兄「すまん、童貞には刺激が……」
妹「え?」
兄「え?」
妹「お兄ちゃんまだ童貞なの?」
兄「いや……肯定したくないんだが……童貞だ……」
妹「…………そっかまだ…」
兄「妹ちゃん?」
妹「お兄ちゃん……お風呂いこ……?」
兄「えっ…と」
妹「はやくしなさい!童貞!!」
兄「あ、はい…」
妹「………さ、先にどうぞ」
兄「えぇ……妹の前で脱ぐってどういうプレイだよ……」
妹「昨日も見せつけたんだから変わらないでしょ……」
兄「あれは完全に事故だ」
妹「ふーん…」
兄「あーもう、脱ぐって」ボロン
妹「………ふ、ふーん……」
兄「見られると興奮するからやめて」
妹「ま、まぁまぁおっきいじゃん」ツンツン
兄「どうも」
妹「じゃ、先に入ってて」
兄「はぁ……これって大丈夫なのか……理性的な意味で……」
妹「…………」モジモジ
兄「ほら、流してやるよ。椅子に座って」
妹「あ…うん……お邪魔しみゃす…」
兄「もはや舌が回ってないぞ」
妹「ふんっ…さっさと流してよ」
兄「はいはい、妹のボディソープこれ?」
妹「あ、それ多分お父さんのだよ」
兄「なんでこんな可愛いの使ってんだよちくしょう!!!」
父「へぇぇぇっくしょいいいい…あー…早く家に帰りたいよぅ……」
父「帰りにスイカ買ってこ」
兄「はい、腋挙げて」
妹「ん」
兄「おー」ゴシゴシ
妹「んっ…おーって何よ……」
兄「いや、綺麗なもんだなって」ゴシゴシ
妹「ちょ、ちょっと…んっ…こすりすぎっ…」
兄「あ、ごめん」ゴシゴシゴシゴシ
妹「やっ…やぁっ…だめだって…んっ…」
兄(可愛いな…猛烈に可愛いな)
妹「お、おにいちゃ……」クテ
兄「あ、危ない危ない」ワシ
妹「ひゃっ!?」
兄「あ」
妹「………どう?」
兄「どうって…?」
妹「小さいけど……後輩さんよりはあると思う……の」
兄「あー…そもそもあいつは……」
妹「…それ以上いっちゃだめ」
兄「ってなんでやねん…」
妹「………む、胸も洗いなさい」
兄「いっ?マジで?」
妹「さっきから胸ずっと掴んでるんだからその罰!」
兄「罰になってなくないか……」
兄(これ乳首だよな……)ゴシゴシプニプニ
妹「んっ…んっ……」
兄「妹ちゃん、甘い声出すのやめてくれ、股間に悪い」
妹「う、うるさい…ひゃうっ!?」
兄「ほらまた……」ワシワシ
妹「そ、それ……すごい…ぁっ…」
兄「はい、おしまい」
妹「はぁ…っはぁ……っ…」
妹(2回もイっちゃった……)
兄「よし、じゃあ湯船に入ってて」
妹「うん?」
兄「え?」
妹「交代でしょ?」
兄「え……まじか……」
兄「汚いから気をつけろよ」
妹「スポンジで洗うから大丈夫だよ」
兄「あ、左様ですか……」
妹「いくね」ピト
兄(やけにリアルなスポンジだなぁ)
妹「んしょ、んしょ……」
兄「おー、いい感じいい感じ」
妹(お兄ちゃんだ……お兄ちゃん…お兄ちゃん…)
兄「おーい、妹ちゃん?」
妹「あっ、前も洗うね?」
兄「えっ?」
妹「ほら、じっとしてて」
兄「う……小さい手が…忍び寄る」
妹「あ、これかな?」ムニ
兄「やめなさい」
妹「やめなさい、ってどんどん大きくなってるよ?」
兄「はぁ……もういいや、快楽に身を委ねよう…」
妹「わ……なにこの形……すご……」ムニムニ
妹「ちょっと熱いんだね」シコシコ
兄「そんな動作どこで覚えたんだ……」
妹「お、お兄ちゃんの盗み見してて……」
兄「え?」
妹「いいからいつもみたいにさっさと白いの出す!!」シコシコ
兄「ぎゃぁぁぁああ!手でイくとかいやだぁぁああ!!」
妹「もう出そう?」
兄「なんか申し訳ない」
妹「じゃあこっち向いてよ」
兄「え?」
妹「いいから!」
兄「うっ……避けろ妹ちゃん!!」ドビュドビュッ
妹「わっ!」
妹「な、なにこれ……すごい量……」ベチョォ
兄「はぁ……やっちまった……」
妹「うぇ……ちょっと口に入った…」
兄「ほらほら、早く洗い……ってヤバイんだっけ…」
妹「え?」
兄「いや、固まるんだよ……お湯で……」
妹「む……じゃあドロドロしたところはなんとか飲む……」
兄「えっ…まじで?」
兄(カメラ持ってこりゃ良かった……)
妹「うえぇ…飲みにくい……」
妹「はぅ……」グテー
兄「お疲れさん」
妹「ま、まだできるよ!」
兄「今日は休めって」
妹「でも……」
兄「なんか勘違いしてるようだけど……」
妹「え?」
兄「後輩ちゃんは男だからな?」
妹「は?」
兄「うん」
妹「え?ちょっと待って?」
兄「うん」
妹「ス、スカートは?」
兄「あいつの趣味」
妹「え?え?」
妹「でもどう見ても女の子だよ?」
兄「まぁ確かに……」
妹「ということは……後輩さんとは何もなかったの……?」
兄「俺はホモじゃない」
妹「いや……あれはホモになっても仕方が……」
兄「やめて、あと一歩でとどまってるんだから……」
妹「え?」
兄「あ…」
妹「むー……まだ全然安心できないんだけど……」
兄「あはは……俺あがるね……」
妹「あ!逃げた!!」
兄「はぁ……なんとか犯罪者にはならなかったな……」
兄「あれ、珍しく後輩ちゃんからきてないな……」ポチポチ
兄[大丈夫か?]
後輩[大丈夫じゃないです]
兄[返信はや]
後輩[ずっと待ってましたから]
兄[暇人だな]
後輩[なんだかおかしいんです]
兄[えっ?]
後輩[エネマグラが目の前にあっても使う気もしないといいますか]
兄[それはむしろ正常だぞ]
後輩[茶会さないでください]
兄「あれ……?怒ってる?]
後輩[怒ってないです]
兄[ごめん、空気読めなくて]
後輩[でも…なんだか無気力なんです]
兄[ふむ…]
後輩[今日先輩とキスをして、やっぱりボクは先輩と……]
兄[ストップ]
後輩[わかってますよ、キスしてくれたのだって先輩の優しさ、ただそれだけって]
兄「…………」
後輩[でも…やっぱり先輩は特別なんです]
兄[俺も……後輩ちゃんは特別なんだけど……]
後輩[そうですか、ありがとうございました……]
兄[え?後輩ちゃん?]
兄「………傷つけちゃったかな……」
兄「はぁ……なんでこんなことに……」
兄「やっぱ俺のせいだよなぁ……」
兄「明日謝ろう……」
兄「………」
兄「………」
兄「くそ………ねれねぇ……」
兄「水でも飲むか……」
父「………」ムシャムシャ
兄「うおお!?びっくりした」
父「おぉ、スイカうまいぞ、食うか?」
兄「なんでこんな時間にスイカ食ってんだよ……」
父「何か悩んでるみたいだな」
兄「そうでもないよ」
父「強がりだな、母さんにそっくりだ」
兄「またその話か……」
父「ま、今回はちと違うけどな」
兄「え?」
父「実は男だと思ってた親友が女の子だったっちゅう昔話よ」
兄「はぁ……」
父「身体は女の子なのに心は男の子、たまにいるだろう?」
兄「うーん……確かに…身体は男だけど心は女の子ならいるような……」
父「ふむ、それでな?その子はある日男の子に恋をしたんだ」
兄「え?それってホモだけどホモじゃないってこと?」
父「そういうことかなぁ」
父「心は男だからその感情は非常に困惑しただろうな……」
兄「それで?」
父「それでな?その子はある日急にスカートを履くようになったんだ」
兄「心は男だけど…ってことは女装になるのか……?」
父「そう、俺も最初はそう思った、そんじょそこいらの女の子より可愛いからびっくりしたけどな」
兄「ふーん……」
父「それでな、当時IQのとても高かった俺は気づいたんだよ、実はこの子元々女の子だったんじゃないかと」
兄「そんだけ可愛けりゃ普通誰でも気づくよな……」
父「そ、そうか……?」
兄「それで、何をしでかしたんだよ……」
父「結婚を申し込んだ」
兄「え?」
父「うん」
兄「ちょっと待て……急展開すぎるだろ……」
父「まだ気づかないか?」
兄「いや……その子美術部だったりしないよね……」
父「美術部だな」
兄「好きな食物はスイカ……?」
父「うむ」
兄「……………母さんか…」
父「当たり」
兄「…………プレイボーイめ…」
父「いや、当時俺は全くもてなかったぞ!!あっはっは!」
父「だからな、あの機会を逃してたら、きっと一生……」
兄「………はぁ…まぁありがと、いい参考になったよ……」
兄「親子は似るもんだな………」
ピピピピピ
兄「む………」
兄「あれ……今日は来てないのか……」
兄「って今日は土曜日か……」
後輩[そうですか、ありがとうございました…]
兄「…………」
兄「まさか……な……」
先読みがまったくできない
妹「あれ?お兄ちゃんどこかいくの?」
兄「うん、ちょっとな。すぐ帰ってくる」
妹「気をつけてね……」
兄「何にだよ」
妹「はぁ……にぶちん」
兄「んじゃ、いってくる」
妹「…………はぁ」
兄「俺は……機会を……」
兄「あれ?そういえば俺…あいつの家知らないや……」
兄「………あいつのクラスも…あいつの好きな食い物も……」
兄「あいつの性別すら……まだ俺は知らない………」
兄「…………」
兄「あそこしか……ないか……」
兄「…………」ダッ
兄「合鍵作っておいて良かった……」
兄「…………」ドクンドクン
手が震える
兄「…………」ドクンドクン
今まで当たり前すぎて気づかなかったから
兄「…………」カチャカチャ
失った時のことなんて考えて無かった
兄「…………もぬけの殻か…」
兄「……親父…もっと早く話してくれよ……」
兄「今回ばかりは親父9、俺1位の責任だぞ………」
後輩「いや、親父さん0、先輩10くらいの責任ですね」
兄「は………?」
後輩「遅いですよ先輩、コーヒー冷めちゃいました」
兄「後輩……ちゃん……」
兄「後輩ちゃん!?」ダッ
後輩「わぁぁっ!危ないです!美術室で走らないでください!!」
兄「このやろう!!既読無視しやがって!!!」
後輩「あぁ…すいません…最後の先輩のセリフで昂りまして……」
兄「それでオナニーをしてたと……」
後輩「はい」
兄「え……じゃあなんでここに来るってわかったんだ?」
後輩「あぁ、それは親父さんからラインがきまして」
兄「………………」
後輩「先輩のお父さんすごい人ですね……心が若いというか……」
兄「え?いつから知り合い?」
後輩「5週間ほど前です」
兄「……………」
兄「とりあえず……何もかもお見通しだったってわけ?」
後輩「ここまで来たんだから、することは一つですよね」
兄「えっと……プロポーズ……か…」
後輩「えっ?」
兄「えっ?」
後輩「なるほど……その手がありましたか……」
兄「ちょっと待って?後輩ちゃん……女の子なんだよな?」
後輩「え?」
兄「え?」
後輩「ボク、男ですよ?」
兄「え?」
後輩「………だけど」
兄「だけど?」
後輩「先輩は……特別です」
兄「うん……?」
後輩「だから……先輩だけは……ボクを」スッ
兄「ちょ…なんで…脱い……」
後輩「ね?先輩」
兄「はぁ……今日は寝かせないぞ……」
後輩「それは夜にいうセリフですよ…」
後輩「あ、そうだ。エネマグラ使います?」
兄「なんで持ってきてるんだよ……」
後輩「盛り上がるかなぁって……」
兄「俺がやるから!!」
後輩「大丈夫ですか……?」
兄「まかせろ、童貞だけどな!!」
後輩「そうだ、先輩…」
兄「ん?」
後輩「入れる時に……結婚しよう…って言ってください」
兄「それプロポーズじゃねぇか……」
後輩「だめ……ですか?」
兄「…………はぁ」
兄「結婚しよう……後輩ちゃん」
おしり
男の娘なら本番書いて
なんか急展開で後輩√に突っ込んじゃった
結局性別がどっちなんだ!?っていう感じだけど推測してください
どっちにも取れるよう頑張ったつもりだけど、おやすみなさい……
おもしろかったっす乙
乙!