07月21日、副睾丸内――
精子A「ハハハ、心配するな。 誰でもそうさ」
精子B「ふ、ふるえてなんかない!」
精子A「まあ、あと少しで出撃だ、それまで仲良くやろうや」
精子B「…」
ビッー!ビーッ!
精子A「…!来たな」
睾丸「脳からホルモン検知!射精まであと数分!精子は戦闘準備に入れ!」
精子B「き、来たぁ!」
期待
精子A「坊主、一緒に行くか?」
精子B「い、いいよ!俺一人で行く!」
精子A「バカ、そんなんじゃ出る前から死ぬぞ」
精子B「ほっといてくれよ!」
精子A「……」
精子Z「お前らよく聞け!」
全員「……」
精子Z「今までの我々の戦いは、長くつらいものであった!」
精子Z「勇敢に行った仲間は、ある時は布の中へ!ある時は違う穴へ!または謎の物質に阻まれ、無残にも散っていった!」
精子Z「だが!我々は違う!」
なるほど
精子Z「司令部(脳)から送られてきた情報では、今度こそ我々が!子孫を残す!」
全員「おおー!!」
精子Z「先に散った、我々の仲間の無念を晴らすため、今!」
精子Z「子孫を残し、新たな生命と、新たな時代を作ろうではないか!」
全員「うおおおおおおおおお!!!」
まじでこんなやりとりしてたら胸熱だわ
精子Z「今回の作戦は、射精されたらすぐに散開し、各々前進せよ!」
精子D「隊長!質問があります!」
精子Z「なんだ!」
精子D「なぜまとまっていかないのでありますか?」
精子Z「我々の数は数億!まとまっていたらすぐに全滅する!」
精子Z「我々はまさに決死部隊だ!射精されたらもう帰ってはこれないぞ!」
精子Z「まずは第一師団が突撃する!」
精子Z「そろそろ時間だ、各自、幸運を祈る!」
全員「はっ!!!」
精子B「帰ってこれない……か」
精子B「でも俺はきっとやってやるぞ!なんのために精子になったんだ!」
精子A「坊主、準備はいいか?」
精子B「さっきからあんた、人をガキ扱いしてなんなんだよ!」
精子A「俺からみりゃ、あんたはガキさ」
大隊長なのかもしれない()
精子たちの挽歌
精子の生死
まあ俺らは選ばれた精子から生まれたエリートだがな
エリートでこれだがな
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
睾丸「指令より通達!絶頂まで1分!」
精子A「さあいくか」
精子B「勝手にしろよ!」
精子Z「いいか?!射精して到着と同時に散開だ!」
精子B「……ゴクッ」
男「うおおお!!いくううう!!」パンパン
女「ああー!きてぇええええ!!」
ビュルッ!
精子Z「突撃ーーーー!!!!」
精子E「うおおおおおおおおお!!!」
相手いるんかーい!
キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!

精子たち「うおおおおおおおおお!!!」
精子たち「わあああああああああああああ!!!」
ガガガガガガガ!!!!
精子W「ぐえっ!」
精子O「ぎゃああ!!」
精子S「酸のトラップだ!!!」ジュウウ
負けるな!!!!!!
どんな音してんだよまんこ怖すぎやろ…
精子H「くそ!丘の上に白血球!」
精子G「こちらザーメン2-1!先に進めません!」
精子J「うぐっ」ビシッ
精子B「うわあああ!!!」
精子A「メスの抗体だ!頭下げろ坊主!」
セックスって尊いな
wwwwww
精子A「ゆっくり進むんだ、落ち着け!」
精子T「ママ―――!ママぁーーーー!!!!うああああ!!!」
精子K「こちらカササギ03、足止め食らってます!」
精子Z「ひるむな!我々は進むんだ!」
ママ誰だよくっそwwwwwwwww
一方、卵巣
部下「陛下、奴らがついにきました」
卵子「ついに……この時が来たのですね」
部下「喜ばしいことです」
卵子「私は怖い」
部下「は?」
この世界観のがもっと怖いよ
●「私は怖い」
卵子「私とつながる方はいったいどんな方なのか……期待するあまり怖いのです」
部下「心中お察しいたします、女王陛下」
卵子「それに、いくら侵入者とはいえ、軍隊(免疫)を送るのはなぜです?」
卵子「多くの血が流されるでしょうに……」
部下「陛下のお優しい心、誠に身に沁みいりますが、これは母体のためでもあるのです」
部下「さあ陛下、そろそろ準備を」
卵子「はい…(どうか、無理せずいらっしゃって)」
子宮――
抗体「精子部隊、なおも前進中!」
抗体「防ぎきれません!」
抗体「子宮頸管要塞には一匹もいれるな!」
いや入れなきゃダメでしょ
膣 上部
精子A「生き残ったのは俺たちだけか?」
精子R「おう」
精子B「……」
精子U「他の部隊と連絡取れないよ」
精子uから溢れ出るヘタレ部下臭
Uは小太りの八の字眉
精子A「抗体の銃撃は聞こえる、てことはまだ生きてるやつがいる」
精子R「どうする?このままじゃ酸でやられるぜ?」
精子A「前進あるのみだろうな」
精子B「死にたくない……死にたくない……」
精子A「とりあえず、このまま俺についてこい」
精子B「はぁ?!」
精子U「し、死んじゃうよお!」
精子Q「私嫌よ!もう仲間が死ぬのみたくない!」
精子A「このままここにいても、死ぬぞ」
女が混じってるぞー!
精子R「おいっ、抗体共が増えてるぞ!」
抗体「うおおおおおおおおお!!!」
精子A「時間がない、Zは死んでもらおう」
精子B「何言ってんだよおっさん!」
精子「必要な犠牲だ、あと少しで第二師団が来る」
映画化決定
クッソワロタ
精子B「!」
精子Q「何言ってるのよ!見殺しにするの?!」
精子A「いいか、ここは平和な世界(こうがん)じゃねえんだ、戦場だ」
精子A「きれいごとでガキができるならだれも苦労はしない!…これは命のやり取り、戦いなんだ!」
精子A「さあ行くぞ」
抗体「!……いたぞ!」
ガガガガガガガ!!!!
精子R「ぐあっ!」
精子U「ひいいいい!!!」
精子B「R!R!」
全米が泣いた
抗体「一匹仕留めたぞ!」
抗体「こっちにまだいるぞ!」
精子A「くそっ、こっちは卵子と合体するための武器しかない……」
精子B「どうすんだよおっさん!」
精子U「もういやだあああああ!!!!」ダッ
精子A「ばかっ!前へ出るn……!」
ガガガガガガガ!!!!
精子U「」
Uが逝ったか……良い奴だった……
やっぱり…
精子B「っ!」
精子Q「ひぃっ!」
精子A「静かに!」
抗体「どうした?」
抗体2「一人デブを殺った」
抗体「向こうにまだ前進してるやつがいるぞ!片付けよう」
抗体2「チッ、数だけは減らねえな、今行く」スタスタ
精子B「……」
精子A「行ったか?」
精子Q「え、ええ…」ホッ
精子A「よし、今がチャンスだ!行こう」
精子同士じゃねーか
そして子供が生まれるのか(混乱)
精子A「抗体もさすがに「精」海戦術には手をこまねいてるようだな」
精子B「俺たちどうなるのかな」
精子A「俺たちが子供になるのさ」
精子Q「そのあとは?」
精子A「さあなあ、そのあとは知らんな」
これは私怨だわ
精子B「知らないって……」
精子A「知らないなら、これから知ればいい、どんなことが待ち受けても、ここよりは楽しいだろうなあ」
精子B「そうなのか?」
精子A「絶対、そう思う。そう思わなきゃやってられない」
精子B「……」
精子A「さあついた」
精子B「ここは?」
精子A「さっきの酸や銃撃が第一関門なら…ここは第二関門」
精子A「子宮頸管(トーチカ)さ」
寝たらやられるぞ!!
精子A「とはいっても、ここを突破するには抗体どもやあの壁を乗り越えなきゃならない」
精子A「そこで、仲間を待つ」
精子B「仲間?」
精子A「俺の計算では数千の仲間がここに来るはずだ」
ビュルビュルッみたいな感じかと思われ
精子A「仲間が来たら、一気に突撃する」
精子A「それまでは休憩ってこったな」
精子Q「ねえ、あなた何者なの?」
精子B「!」
精子Q「私たちって、一度きりしか行けないんでしょ?どうしてわかるの?通信精子でもないのに」
通信精子wwww
精子A「…」
精子B「おっさん、教えてくれよ、あんた何者なんだ?」
精子Q「……」
精子A「男にはな、一つくらいひみつがあるもんさ」
精子B「はああ?!」
精子A「さあ、仲間が来るぞ!」
子宮頸管
抗体「隊長!前線から応答ありません!」
抗体3「通信、つながりません!」
抗体T「ウジ虫どもめ、しぶといやつらだ!」
抗体T「奴をだせ」
抗体「奴をでありますか?!し、しかし!」
でたー!T細胞!
抗体T「これは命令だ!マクロファージを出して、奴らを一掃する!」
抗体「は、はっ!」
抗体T「各銃座、しっかりねらえ!全滅させろ!」
抗体T「女王陛下のお体に汚らしいあいつらを触れさせるな!」
シャワールーム [ふっふふーん]
男(一回の中田氏で妊娠するわけないよな)
まだか!
まだ受精せんのか!
第一次子作り作戦 通称「コウノトリ作戦」は、第一師団の各方面隊の突撃によって
辛くも子宮頸管へと進軍したのであった。
しかしながら、この時点で数億いた人員の約過半数は、母体の抗体によって華々しく散ったのであった。
精子Z「諸君!我々は子宮頸管へついにやってきた!ここまでくればあと一息だ!」
精子たち「うおおおおおおおおお!!!」
精子Z「ここで散った仲間のためにも我々は進まねばならない!」
精子Z「さあ越えよう!新たな命、新たな時代のために!」
精子Z!生きていたのか!
精子Z「着剣!」
精子A「坊主、着剣だとよ」
精子B「ま、また突撃するのか…」
精子A「卵子はそのまま入れちゃくれない、こいつでこじ開けなきゃな」
精子「これからが本番さ」
精子Z「突撃だああああ!!!!」
精子たち「うおおおおおおおおお!!!」
精子「突撃いいいいいいい!!!!」
精子たち「ばんざあああいい!!!!」
精子B「うわあああああああああ!!」
抗体「き、きた!!!」
抗体T「うろたえるな、奴はまだか?!」
抗体「今、出てきます!」
MFJ「ぐえへっっへっへ」
抗体T「腹がへったろう、さあ食って来い!」
MFJ「ふひ」バッ
マクロファージはMacrophageぞ
抗体T「このまま撃ち続けろ!」
抗体T「近づけさせるな!」
ガガガガガガガ!!!!
精子L「きゃああ!!」
精子P「Lちゃん!ぐっ!」ドサ
精子D「金のタマ!金のタマ!こちらザーメン!聞こえるか?!」
睾丸「こちら金のタマ」
精子D『こちらザーメン3-4!至急増援をよこしてくれ!このままじゃ突破できない!』
睾丸「それはできない」
精子D『何言ってんだ!?』
睾丸「中枢(脳)は第一波で到達できると考えて、これ以上の増援は出せない」
睾丸「現状の戦力で突破しろ」
精子D『ふざけるなぁっ!!』
ガガガガガガガ!!!!
精子D「ぐえっ!」
精子Z「ひるむな!進めえええええ!!!」
精子Z「な、何だあれは?!」
マクロ「俺、腹減った、だから、おまえ、食う」
精子Z「ぐああ!は、離せえええ!」
ブチュ!
精子A「Zがやられた……!」
精子B「あれは一体…?!」
精子A「あいつはマクロファージ、奴らの生物兵器だ!」
精子Q「もういやあ!」
精子たち「つっこめええええええ!!!」
マクロ「飯くう、飯、逃げる、だめ、おれ、捕まえる」
精子たち「うわあああ!!!」
マクロ「精子、うま」
精子A「今だ、壁を登るぞ!」
精子B「おっさん!」
ガガガガガガガ!!!!
精子A「子宮にさえ入っちまえばこっちのもんだ!」
精子Q「ま、まって!」
精子B「くそおおおお!!」
精子たち「あいつらが壁を登ってるぞ!」
精子たち「援護するんだ!」
精子A「頭下げながら進め坊主!嬢ちゃんはもっと急げ!」
精子Q「あ、あたし……なんだか力が…」
精子B「がんばれ!ここまで来たらやるしかないだろ!」
精子Q「で、でも……もう泳げない」
ガッ
精子B「掴まれ!」
精子B「一緒に行こう、な!」
精子X「航空隊、トーチカへ攻撃しろ!」
精子F≪了解、航空支援を行う≫
精子「ロケットが来るぞ!気を付けろ!」
精子A「な、なんだって!?」
精子56「まて!あいつらが登ってるんだ!」
精子X「攻撃中止!攻撃中止!」
バシュ!バシュ!
精子F≪しまった!≫
ドカアアアン!
精子Q「あっ・・・・」
精子B「Q!」
精子A「みるな!」
精子Q「Bーーーーー!」ヒュウーーーーー
精子B「Q!Q——-!」
精子A「もうだめだ、助からない!」
精子B「でも!」
精子A「進むんだ!仕方がないんだ!」
精子B「ち、ちくしょおおおお!!」
抗体「あ!あいつら!」
抗体T「ここを突破させられたら、終わりだ!阻止しろ!」
ガガガガガガガ!!!!
精子B「くそっ!」
精子A「その意気だ坊主!」
精子B「うおおおおおおおおお!!!」
精子A「いけ!登り切れ!」
精子B「おおおおおおおお!!!!」
ツルンッ
精子B「やっ…やった…ぜ」
抗体T「」
抗体「」
マクロ「ウソだろ」
精子A「やった、登り切ったぞ!」
精子たち「子宮頸管を突破したああああああああああああああああ!!!!!」
精子たち「ばんざあああいい!!!!ばんざあああいい!!!!」
精子B「ざまあみろ、へっ」
抗体T「あ、あ……」
精子たち「わああああああああ!!!!」
抗体「俺たちのメンツが……ああ…」
抗体「申し訳ありません女王陛下様……!」
精子A「さあ坊主、もうすぐそこに卵子がいる」
精子B「卵子…」
精子A「そいつこそが、俺たちの目当てなのさ」
精子B「う、うん」
精子A「他の奴らが来る前に、いこう」
精子B「Q・・・・やったよ、俺」
卵子「銃撃が……やんだ」
部下「陛下、大変です!」
卵子「どうしたのです、騒々しい」
部下「たった今子宮から連絡が入りましてはい、精子部隊がこちらに向かっているそうです」
卵子「それはいいことじゃありませんか、いまさら何を言うのです」
部下「そ、それが1人ではなく、2人なのです!」
卵子「2人?」
部下「このままでは、陛下ご自身で決めねばなりません!」
卵子「そんな……私には……」
部下「何としても、どちらかには消えてもらわないといけませんな」
卵子「2人はいけないのですか」
部下「なりません!陛下のお体では2人はとても無理でございます!」
卵管
精子B「卵子-!何処だ!」
精子A「たしかにここにいるはずなんだが…」
卵子「ようこそ、2人とも」
精子B「!」
精子A「こいつは…綺麗だ…」
卵子「私が卵子です」
卵子「数多の戦いを潜り抜け、よくぞここへたどり着きましたね」
卵子「さあ私と一緒になって、新しい命となりましょう」
卵子「どちらが私と一つになるのですか?」
精子A「…坊主」
精子B「え?俺?……おっさんは?」
精子A「俺はいけない、これはたった一人しか行けないんだ」
精子B「そ、そんな、やだよ……おっさん、いっしょに…」
精子A「駄目だ!」
精子B「!」
精子A「俺はな、古い精子なんだ」
精子B「?!」
寸止めか…
精子B 「古い…?」
精子A「そう、あれは3日程前だ」
精子A「ひよっこだった俺は、たまたま尿道に引っかかり、タマの中で生き延びた」
精子A「次の出撃まで俺は、待ちぼうけをくらい、そしてお前と出会った」
精子A「それくらいならいい、だが俺はどうしてもあと一つだけ、できない理由がある」
精子B「もう一つ…?」
精子A「奇形だよ」
精子B「!」
精子A「俺の頭は普通よりでかすぎるんだ、しっぽもこのとおり、うまく動かない」
精子A「でもな、せめて卵子を一度は拝みたいって思ったのさ」
精子A「だからお前を選んだ」
精子A「さあいけ、ほかの連中が来る前に」
精子B「で、でも…」
精子A「男だろうが!もっとしっかりしろ!きっとどこかで会おう!」
精子B「おっさん…」
精子A「さあ、女性は待たせちゃいけないんだぜ?」ドンッ!
精子B「うわっ」ニュルッ!
精子B『おっさん!おっさん!』ドンドン!
聞くところによると莫大な数の精子と戦ったらしい
そして最期に勝ち残ったのが俺様という事だ
その結果得た人生がこの有り様
俺が思うに、精子達は戦っていないのではないか
基本的には譲り合い
・・・いえいえお先にどうぞ!
この言葉に騙され続けたのが俺だと思うほうが自然だ
・・・過去に戦った精子たち
今頃俺を笑っているのか・・・・
精子A「これでいいんだ、これで……」
精子A「俺は満足だ…」
精子A「この目でしっかりと見れたんだ、この尻尾で走り切った……」
精子A「だから満足だ……」ガクッ
精子B『!おっさん、おっさあああああん!!!』
卵子「私は卵子、命を作るもの……」
卵子「でも、あなたがいなければ命は作れない」
卵子「ようこそ、戦いに生き延びた勇敢な精子…」
卵子「さあ、私と一つになって、新たな命になりましょう」
卵子「そして、長い年月を経て、また新しい命を作るのです!」
この日、受精卵が生まれた。
そして、12か月後、人が生まれた。
数億分の1の確立という凄惨な戦いの記憶を無くし、人は新たな出会い
新たな命を作り出し、歴史を作るのである。
おわり
お疲れさまでした
戦争映画を見てたら思いつきました
命は大切ですね!
卵子のくだりはメルモちゃんの影響受けてますはい
発想がよかった
映画化決定
これは感動
乙
何か映画見たくなった
映画化はよ
来たら終わってた。続編も見たい!