前回:
新年だし、中2の時に家出した話をする vol.1
新年だし、中2の時に家出した話をする vol.2
>>137
ありがとう。ゆっくりしていってくれ。
2、30分は泣いてたと思う。
やっと涙が止まった。
マイ「ねぇ1君、良かったら夢の話聞かせてくれない?」
俺「ん……」
マイさんに夢の事を全部話した。
俺「マイさん、俺、離れないで欲しい。そばにいて欲しい……」
マイ「うん。近くにいるよ、安心して1君」
まだ時刻が三時だった事もあって眠くなった。
俺は、マイさんの優しさに溺れながら二度寝した。
うはwwww忍法帖消えたンゴwあははorz
作業しながら書いてくのでいつもより遅い。すまん。ついでに、この家出の話を起承転結にするとそろそろ転の部分かもしれぬ。
嫌な夢を見た。
こっちで友達になった奴らが俺を囲うようにして立っていて、どんどん俺から離れていって、貞夫も俺の横から去っていって、俺は皆から忘れられて一人ボッチになる。そんな夢だ。
転校してから数週間ずっと見ていた夢で、よくうなされた。起きたら泣いている事の方が多かった。
それに加えて、今回はマイさんも俺から離れていく始末だ。さらに悪い。
目を開けると、マイさんが俺の方を心配そうに見ていた。俺は泣いていた。こぼれる涙は拭っても拭っても止まらない。気のせいか量が増している様にも思える。さらには嗚咽も漏れはじめた。
マイ「大丈夫? 怖い夢でも見た?」
俺「……グスッ……」コクッ
返事の代わりに嗚咽が漏れて、頷くだけになった。こんな大男が泣いてると思うと、なんだが情けなかった。
マイ「そっか……大丈夫だよ。もう怖くないよ」
マイさんはそう言うとグッと抱き締めて頭を撫でてくれた。けど、俺から離れていくマイさんの姿が脳裏に焼き付いて、さらに泣けた。
すまない、次遅れる。
抱き枕生活三日目。
起きたのは7:00だった。目覚ましでマイさんと一緒に起床。
今日はスキー場に行くのでいつもより早起きだ。
いつも通り、マイさんと一緒に朝食を食べる。
マイ「1君はスキーやったことある?」
俺「スキーと、あとスノーボードならやったことあるよ。どっちかって言うとスノーボード派だけど」
マイ「え、スノーボード出来るの?」
俺「出来るの」コクッ
タメ口にはまだまだ慣れそうにないが、何とか会話に支障はない。
マイ「スノーボード出来るのかー、カッコいいね!」
俺「まぁ、基本的な事しか出来ないけど」
確か、技?は紅葉とか言うのとあとその派生で一回転も出来る。その程度だ。
でも、マイさんにカッコいいねと言われて内心ニヤニヤしてた。俺だって男だ。
>>140
日記はこれを含め後6、7日分残ってる。ここまで言えば後はわかるな?
風邪は治ったか?
大事にしろよ。
>>141
お疲れ様。おかげさまで風邪は治ったよ。だがしかし、冬休みの課題とやらが残ってるから今同時進行中。
朝食を取り終わると、後は貞夫父を待つのみだ。準備と言ってもウェアーもボードも奢ってもらうので準備するも何もないわけだ。
約束の時間は8:00。今は7:30。まだ30分も時間は残ってる。マイさんは化粧をしているらしく洗面所に籠っている。
待っている間俺はウォークマンで「それじゃあバイバイ」を垂れ流している。どうでもいいが、俺の人生の目標はこの曲だ。
玄関で貞夫父を待っていると、不意にドアに影が写った。
マイさん宅は玄関のドアが所々磨りガラス?(名前違うかも)で外の光景が少しわかる。その影は明らかに人の形をしていた。
何だろうと思い立ち上がると、影がスッと消えて足音が聞こえた。
ストーカーか!?と思い急いでドアを開けて道路に出てみたが、十字路になっているそこには男の姿はなく、髪の長いジャージの女の人しか歩いて居なかった。
逃げられたかと思い家の中に戻って貞夫父を再度待つことにした。
貞夫父到着。
貞夫父「おう。待たせたな」
俺「いやいや」
マイ「待ってないよー」
と言う事で乗車。貞夫はすでにシートベルト着用したまま熟睡してた。
俺「本当にいいの?」
貞夫父「何が?」
俺「ウェアーとかその他」
貞夫父「子供がそんな事気にするな。俺にどんとついてこい!」
マイ「叔父さんかっこいい!」
将来俺は貞夫父の様な男になりたいと思っている。
そんな訳でスキー場へ向かう俺とマイさんと貞夫と貞夫父。出発してすぐにふと貞夫父がバックの中を探り始めた。何かを取り出すと俺にヒョイッと投げてきた。受けとると、なんと携帯だった。
俺「どゆこと?」
貞夫父「兄君から預かった。そいつで家に連絡の一つでも入れとけだとさ」
俺は急いで中を確認。中には、父母兄のメールアドレスと電話番号とついでに貞夫一家のも入っていた。自分のケータイだ、と一人で感動。
するとマイさんがケータイを出した。
マイ「1君、メールアドレスと電話番号プリーズ!」
>>145
ストーカーはマジで気を付けろ!
語尾が英語で可愛かった。
そんなわけでメールアドレスと電話番号を交換。まぁ、全部マイさんにやってもらったのだが。無事登録されているのを確認。
さらに、メールが一件届いていた。
『1君の初めては私がもらった。ふはははは』と言う内容だった。ちょっと嬉しかった。
それからは特に何事もなく車に揺られていた。ウォークマンで音楽を聞いていたが、その中にRADWIMPSのソクラティックラブと言うのがあった。
何となく、俺とマイさんに似てるなーなどと思ったりした。
悪いが今日はここまで。思いの他に長いなぁ、この日のやつ。おまいらおやすみノシ
終わらんとって>>1君( ;ω; )ウルウル
俺も宿題な。やらないとな…
明日から学校だ…
面白いしなんでもええやん
ほしゅ
メンヘラのストーカーにつきまとわれたことあるがトラウマだわ
もの凄く多くの人が見てくれていて嬉しいんだが、すまん。今日はちょっと私情で書き込めない。
それじゃあノシ
おk
待ってるぜ
俺です。俺とは1です。たくさんレスがあるので今日の返レスは勘弁ww待たせてすまなかった。
そんなわけで、スキー場についた。時刻は10:00。さっそく装備一式を借りに行く。貞夫父はマイセットがあるので子供組だけだ。
俺と貞夫はスノーボード。貞夫父とマイさんはスキーだ。まずはストレッチから始める。これを怠ると怪我をしやすいので念入りに行い、準備万端。
そして、まずはリフトに乗りある程度上まで登る。そこでスノーボードを装着し立ち上がる。深呼吸を一回。サッと滑り出した。まずはまっすぐ滑って感覚を思い出す。
顔に吹き付ける風が心地いい。後ろから貞夫が追い付いてきた。
貞夫「鈍ってねぇな」
俺「おう」
それだけ言葉を交わすと、後は滑ることにだけ集中する。右に左に曲がってみたりしながら中間地点まで降りる。
すっかり感覚を思い出した。
貞夫と合流して、そこからさらに上へリフトで登る。
俺「さぁ、思いっきり滑るぞ」
貞夫「あぁ」
グッと前へ進み、ボードはまた下り始めた。
何度か滑っているうちにもう二時間が過ぎた。一度休憩所に入り昼食をとる。
貞夫父「何にする?」
俺「カツカレー」
貞夫「同じー」
マイ「オムライスで」
貞夫父「おう」
カツカレー2つ、オムライス1つ、ラーメン1つの食券を買い、カウンターに持っていく。それぞれが盛り付けられ、出来上がる。各々それを持ち席へと向かう。
一同手を合わせて、いただきますをした。もう腹ペコで死にそうだ。
ガツガツと食べて、と言いたい所だが猫舌なので一回一回フーフーしてから食べる。カレーのスパイスが口の中に広がりとても美味しい。
右を見ると、マイさんがオムライスを食べている。食べる仕草も何だか綺麗で、数秒見とれていた。
マイ「食べる?」
俺「え、あ、いや」
欲しがっていると勘違いされて慌てて弁解しようとしたが、すでにオムライスを取り分けている。
マイ「はい、アーン」
俺「ちょ、まっ」
マイ「つべこべ言わなーい」
口の中に突っ込まれた。仕方なく噛んでみると、中々にうまかった。アーンだったのもあるのだろうが、口の中に幸せが広がった。貞夫親子がニヤニヤしているが、ここはスルーしておく
キターーー無理せずマッタリでええんやで
>>196
ありがとう、そういってくれると助かる。ゆっくりしていってくれ。
そんなイベント有りの昼食を終え、再度雪山へ。
今度は一度一番上へと登りきり、ここから一番下まで降りる。斜面も少し急になっていてなかなかに滑り甲斐がありそうだ。
四人の中で一番早く前へと進む。
ブレーキの状態からアクセルの状態へと体勢を変え、いざ出陣。
途中途中ブレーキをかけつつ、好調な滑り出し。バランスを取りつつ足場がゴツゴツしているから体が揺れる。何とか体勢を保ちつつ滑っていく。
その横を貞夫父が颯爽と追い抜いて行った。あの人の技術は化け物だ。ストックは今回は使っていない、けれどかなりのスピードで降りていく。
負けじと速度をあげて見るが、中々追い付けない。結局安全運転にきりかえ下ることにした。
一番下まで降りてきた。順位は、貞夫父、俺、マイさん、貞夫。何度かヒヤヒヤしたが、それなりに楽しかった。
そうこうしていると、後ろから俺と貞夫を呼ぶ声がする。
田中「おーーい、貞夫! 1!」
貞夫「おお、田中ぁ!」
俺「おひさー」
元同級生、田中だ。
>>198
それが伝わっているなら良かったw
田中について説明を入れておこう。
身長169cm、体重56kg。右手に巻かれた包帯がトレードマークの中2病の重症患者だ。ついでに変態。頭がよくいい奴ではある。たぶん
田中「フェアリーに導かれて来てみれば、まさかお前たちがいるとはな。久しいな1。元気か」
俺「おう、何とかな。そして相変わらず痛いなお前」
田中「貴様には見えないだろう我が右手に宿りし……」
何事かを言っているがここから先はよくわからない。軽く近況報告程度のことを済ませると、田中がマイさんの方を向いた。
田中「ところでお姉さん。ちょっとパンツを見せていただけn」
言い終わる前に貞夫と一緒に殴りつけた。この男は相変わらずらしい。マイさんは可笑しそうに笑っている。
そんなこんなで田中とはここで別れる。
田中「またなー」
そして、俺達はまた雪山を登った
頑張ってよね!
>>200
ツンデレか! ありがとう。ゆっくりしていってくれ。
>>201
ゆっくりしていってくれ!
悪いが今日はここまで。少なくて悪いな。
それから何度か滑って、最後の一滑り。マイさんと一緒に滑る。
マイさんのペースに合わせながらゆっくり滑る。彼女の後ろ姿は、またとても綺麗だった。俺はいつの間にかマイさんの虜になっていた。
その後ろ姿を追いかけながら、一番下までついた。休憩所に入りスノーボードを外し、ウェアーも脱いで、マイさんと一緒に返却しに行く。
返却をし終わり、中で貞夫親子を待っていると後ろから声をかけられた。マイさんが。
男「やぁ、こんにちは」
マイ「あ、こんにちは」
なんと、あのバーに来ていたサングラスのお兄さんだ。今もサングラスをしている。まさかの偶然だ。いや、でもあの町の近くにあるスキー場はここぐらいしかないし、さして偶然でもないか。
お兄さんとマイさんが何かを話し始める。
この光景を見ると、何だか胸にチクリと刺さるものがある。妬きもちと言うやつだろうか。いい気分ではなかった。
楽しそうに二人が話し始める。取り残された感が否めない。孤独感にひしひしと耐えながら、貞夫親子が帰るのを待つ。
早く帰ってきてくれ、と心の中で祈り続ける
保守とかレスしてくれた人ありがトン。レス返は省略させてもらうよ。
あと、日記の内容確認したら家出については残り4日分だった。
それから三十分ほどで貞夫親子が帰ってきた。
男「それじゃあ、俺はこれで」
マイ「あ、はい」
サングラスのお兄さんはそれを見て去っていった。やっと苦行が終わった。かなり疲れた。
貞夫父「よし、帰るか」
俺「うん」
貞夫「おう」
マイ「はい」
駐車場へ行き、車に乗り込む。なんとなく、誰かに見られているような気がして外を見るが誰もいない。気のせいかと思い直し、ウォークマンのイヤホンを耳につけて音楽を流す。
さっきの光景を忘れるために流れる曲に集中する。
お、待ってたぞでもこんな遅い時間に大丈夫か?あんまり無理すんなよ
>>222
心配してくれてありがとう。でも明日は土曜日だから大丈夫。
コンビニで弁当を買い、さらに明日の朝食の分の食材を買ってコンビニから出た。
すると、あの強面のおっさんに会った。
おっさん「よう」
俺「こんばんは。おっさんの家もここら辺なの?」
おっさん「おう」
マイ「そうだったんですか」
そのあと一言二言話すとすぐ別れた。
駐車場のコンクリートには俺とマイさんとおっさんの靴についた水で足跡が出来ていた。
気がついたら寝ていたようで、肩を叩かれ目を覚ました。車から降りて貞夫父にお礼を言う。
俺・マイ「ありがとうございました」
貞夫父「どういたしまして。明日は元旦だしうちに来いよ」
貞夫「人数多い方が楽しいし」
俺「マイさんに任せるよ」
マイ「じゃあ、お言葉に甘えるね」
と言うわけで元旦は貞夫家で過ごす事になった。挨拶してから、貞夫父が出発して俺たちはマイさん宅に戻った。
マイ「晩御飯にしよっか」
俺「うん」
マイさんが台所へ向かう。
マイ「あ、いけない。人参と豚肉しかないわ」
俺「どうするのさ」
マイ「コンビニにお弁当でも買いに行こっか」
俺「おっけー」
晩飯はコンビニに弁当になった。
>>225
>>226
エロはもう2日くらい待ってくれww
マイさん宅に帰り、紅白を見ながらコンビニ弁当を食べる。
俺「雪踏んだせいで靴濡れたな。明日までに乾くかな?」
マイ「乾くんじゃない?」
そんな他愛もない会話をしながらコンビニ弁当を食べ終わり片付ける。
そのあと、マイさんから先に風呂に入る。その間に俺は日記を書いておく。今日あった事をこと細かく書いて残す。
30分して、マイさんが風呂から戻ってきた。そこで俺は交代して風呂に入る。
俺が上がり、マイさんと一緒に寝室に向かった。今日もまた同じベッドに入り寝る。
目をつぶって、隣の体温を感じながら眠りに落ちた。
悪いが今日はここまでだ。明日と明後日で何とか書き切りたい。それでは、おまいらお休みノシ