二つ上の先輩-Early Days

最高のエッチ体験告白スレより
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前回:学生時代、僕には二つ上のあこがれの先輩がいました
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1: 投稿者:田中 投稿日:2013/09/22 15:27:00

高3になって直ぐ、僕は、友人の高木と大学のオープンキャンパスに出かけた。
周りにほとんど何もない駅で降りて、線路沿いを歩いていくと校門に辿り着いた。

校門横の守衛室で、来訪者バッジをもらい、学内をウロウロしていると、

「ねぇ、君たち、高校生?」

と派手な顔立ちのお姉さんに声を掛けられた。

『学生服を着た男二人がウロウロしているのだから、応援団でもない限り、高校生だろ』と心の中で悪態を吐いたが、

「はい、来年受験しようと思って、見に来てるんです」

とニッコリ笑ってみせた。

どうせ、この人も高木を見て声を掛けてきたのだろう。
僕は、いつも二人組のイケてない方なのだから。

「ねぇ、君たち、何て名前?」

明らかに、視線は、高木を捉えている。

「オレ、高木っていいます。それと、コイツは田中」

「そう・・・、高木くんって言うんだ・・・」

凄くきれいなお姉さんだっただけに、僕はちょっと寂しかった。

「あたし、谷口って言うんだ。弓道部。来年受かったら、ウチにおいでよ」

「あざーっす」

調子よく、高木が合わせている。
弓道なんか、死んでもやらないくせに。

「案内してあげるから、ついておいでよ」

谷口さんの言葉を受けて、高木が、僕を振り返り『どうする?』って目をするので、僕は顎をしゃくって、行けって、言ってやった。
僕が、格好良く生まれてこなかったのは、アイツのせいじゃない。
高木は、声に出さずに『あとでな』と口だけ動かして、谷口さんについていった。



「たーなーかーくん」

振り返ると、声の主は、さっきとは違う雰囲気の、これまた、きれいなお姉さんだった。
名前を呼ばれて、びっくりする僕に、

「ごめん、さっきの話、聞こえちゃった」

「・・・」

「ツレの彼、戻ってくるまで、お茶する?」

「え? 僕とですか?」

「ここには、田中くんと私しかいないと思うけど」

「・・・」

「行くの? 行かないの?」

「・・・は、はい、行きます」」

やっと、返事をすると、お姉さんはくるりと背を向けて、歩き出したので、僕は、遅れないように、慌ててそれについていった。



連れて行かれたのは、学内の喫茶室だった。

「コーヒーでいい?」

「いえ、コーヒー、ダメなんで、紅茶で」

「ふぅん」

もの珍しそうに、僕を見つめると、お姉さんは立ち上がり、カウンター越しにホットティーを二つ注文すると、トレイに乗せて戻ってきた。

「田中くん、いくつ?」

「17です」

「・・・やだ、お砂糖」

マンガみたいな勘違いをしてしまって、僕は真っ赤になった。
自分では見えないけど、顔から火が出る思い、ってやつだ。

「きみ、いいヤツだね」

「はい?」

「さっき見てたんだ」

「はぁ」

「一緒について行ってもよかったのに、高木って子、一人で行かせてあげてたよね」

「ええ」

「えらかったよ」

「・・・ありがとうございます・・・」

「食べ物は、何が好き?」

「お肉ですかね・・・、すき焼きとか、かつ丼とか・・・。魚系はちょっと・・・」

「そうなんだ・・・、映画は?」

「え? はい?」

「だから、どんなのが好きなのかって、訊いてんの」

「あ、えーっと、アクションとか、ホラーとか、ですかね」

「ふぅん・・・」



暫く、沈黙が続き、やがて、お姉さんは紅茶を飲み干すと、

「ねぇ、田中くん」

「はい」

「質問、私からばっかりだね」

「ええ、まぁ」

「どうして、私のこと、訊かないの? 興味ない?」

「いえ、そんなこと・・・」

とは言うものの、質問が出てこないと、

「私、倉田っていうの。英文の2年」

「くらたさん・・・」



その時、携帯が鳴った。
高木が、僕を探していた。
校門で落ち合う約束をして、電話を切ると、僕は倉田さんに紅茶のお礼を言って、席を立った。


「田中くん 来年、ウチ受けるんでしょ? 受かったら、一緒に映画、見に行こっか?」

僕は、倉田さんに、ぺこりと頭を下げると、高木の待つ校門へと急いだ。
倉田さんとは、それっきりだった。



しかし、合格発表の日、帰り際に、校門で立っている倉田さんに出会った。

「おめでとう!」

倉田さんは、目ざとく僕を見つけると、声を掛けてきた。

「ありがとうございます」

「長かったよ、連絡くれないんだもん」

「え? でも、どうやって・・・」

倉田さんは、小首をかしげて、僕に近づくと、おもむろに僕の制服の胸ポケットに指を突っ込むと、二つ折りの小さな紙を取り出した。

「この、鈍感!」

開いて見せられた紙には、きれいな文字で『クラタ 090-XXXX-XXXX』と書かれていた。

「いつの間に・・・?」

唖然とする僕に向かって、倉田さんは唐突に告げた。

「私、見たい映画、あるんだ。 つきあってよ」



連れて行かれたのは、フランス映画で、何が面白いのかさっぱりわからない映画だった。

映画の途中で、倉田さんは、カバンから何かをゴソゴソと取り出すと、膝の上で、銀紙に包んだサンドイッチを広げた。

「ちょっと、つぶれちゃったけど、食べる?」

ちょっと、と言うのには寛容すぎるつぶれ方をしたサンドイッチだったが、僕は気づかないふりをして、手を伸ばした。

「いただきます」

一口頬張ると、それは不思議な味で、鶏肉とマヨネーズとジャムの味が口の中で広がった。

ここは、感想を言うところだが、僕は迷った。
正直であるべきか、当たり障りなく、スルーするか。

「おいしいですね」

咄嗟に、僕は、後者を選んでしまった。
後々、この感想は真実に変わるが、この段階では、僕にとっては、食べたことのない不思議な味だった。

「よかった・・・、料理下手だと思われたら、ちょっとショックなところだった」

『ナイス、チョイス!』僕は、心の中でガッツポーズをした。
映画館の中で、顔があまり見えなかったのが、幸いしたらしい。
倉田さんは、僕の表情一つで、嘘を見破るので、危なかった。

ただ、ふた切れ目を口にしたとき、最早、最初の違和感はなく、寧ろその味は、僕の口に馴染んでいた。

『ん? これは・・・、悪くない?』

もっと先になるが、これがチキンではなく、ターキーだと教えられたころ、僕は、もうこの味に病みつきになっていた。



眠ってしまわなかったのが、奇跡だった。

なんとか無事に、覚醒したまま映画館を出たところで、倉田さんから、お茶を飲んでいこうと誘われた。

「ダージリンを二つ」

倉田さんは、勝手に僕の分も注文すると、僕の目を覗き込みながら、

「どうだった?」

と訊いてきた。

ほらきた・・・、万事休すだ・・・。
子供だと思われるのは癪だが、正面から見つめられながら、いい加減なことを言うと、全て見透かされてしまう。

僕は、意を決して、

「あの・・・、僕には難しすぎて、どこがおもしろいのか、よくわかりませんでした」

倉田さんは、ちょっと意外そうな表情を見せて、直ぐに目を細めると、

「ふぅん」

と言うと、紅茶をひと口啜った。

「よかった・・・。 面白かったって言われたら、趣味、合わないなぁ、って思っちゃうところだった」

今度は、僕が驚いた。

「え? でも、倉田さん、見たい映画だったんですよね?」

「うん、そうだよ。でも、どんな映画なのか、知らなかったもん」

やっぱ、この人、変わってる。
そもそも、高木と僕を見比べて、僕と映画にくるチョイスが間違っているが、兎に角、僕は、胸を撫で下ろした。

だが、そこで、油断した。



「倉田さんは、どうして、僕なんかを映画に誘ってくれたんですか? ひょっとして、高木を紹介して欲しいとか」

本当は、誘ってもらって、嬉しかったのに、照れ隠しで、心にもないことを言ってしまった。

倉田さんは、一瞬、暗い表情を見せたが、直ぐに笑って、

「そうだね、帰ろっか?」

と言って、伝票を持って立ち上がり、二人分の紅茶代を払ってくれた。



店を出ると、小雨が降っていた。

「直ぐだから、濡れて行こっか? 折り畳み、持ってるけど、私、傘を濡らすの好きじゃないんだ」

倉田さんは、そういうと、僕の返事を待たずに、駅に向かって小走りに駆け出し、僕はそのまま、それを追った。

駅に着いたとき、倉田さんが、目尻を指で拭いたような気がしたが、それが雨粒だったのかどうか、わからなかった。

「今日は、つきあってくれて、ありがとね。」

僕が、何も言えず、首だけでお辞儀をすると、

「じゃあ、またね」

そう言うと、倉田さんは、小さく手を振って、一人で改札口を通って行った。

素敵なお姉さんとの僕の淡い恋は、瞬く間に終わった。



雨に濡れたせいかどうかわからなかったけれど、帰りの電車の中で、僕は寒気に襲われ、その日から熱を出して、寝込んだ。

熱に浮かされながら、倉田さんと映画を見たのが、夢だったような気がしてきたが、喫茶店での最後のシーンが頭の中で何度もリプレイされて、僕はベッドで泣いた。

熱が下がってから、何度も倉田さんに電話をしたいと思ったが、逡巡しているうちに、下宿探しと引っ越しに忙しくなり、気がついたら、入学式の日を迎えていた。



駅から線路沿いを歩いて校門に辿り着くと、校門の傍に立っている、倉田さんを見つけた。

倉田さんは、僕のところに歩み寄ると、

「英文3年の倉田です。入学おめでとう。今日からよろしくね」

それだけ言うと、僕が歩いてきた線路沿いの道を駅に向かって歩いて行った。
今日は、まだ、講義は無いはずだ。

倉田さんは、映画の日、ちょっと拗ねて帰ってしまったことを後悔しながらも、ずっと電話を待ってくれていたらしい。
倉田さんは、自分の気持ちをあまり種証ししてくれないので、確信はないが、倉田さんは倉田さんで、あの日をリセットしたいと思っていたようだ。

それでも電話がないので、流石の倉田さんも弱ってしまって、入学式の日に朝から僕を待ってくれていたらしい。

僕の考えていることなんて、いつもお見通しの倉田さんなのに、この時ばかりは、ちょっと自信を無くしていたみたいだった。

兎も角、その日が改めて、僕と倉田さんの出会いの日になった。


【おまけ】

-高木と谷口さん-

高木はあれから直ぐに、谷口さんと連絡を取り合って、合体したらしい。
谷口さんは、見かけ以上に巨乳で、およそ、弓道には不向きな体型だったという。

ただ、乳首が長くて、クリも大きくて、感度抜群なんだけど、あまりにも性欲が強すぎて、さすがの高木もちょっと引いたらしい。

「高木くん、もっと、そこを強くして・・・、そう、そう、もっと、もっと・・・、あっ、イクッ!」

高木が、焦らそうとして、イク寸前で止めると、マジで怒ってしまって、
『もう、いい!』
と服を着だしてしまったので、慌てて、抑えて、ぶち込んで、何度もイカせて、やっと機嫌が直ったそうだ。

それでも、谷口さんは収まらなくて、立ちバックで、長く勃ちきった乳首を弄びながら、突きまくると、よだれをたらしながら、奇声を発して、ベッドに倒れこむと、暫く、びくびくと身体を震わせていたそうだ。

そんな高木が、珍しく、弱音を吐いた。

「大学生のお姉さんって、コワイ・・・」


引用元サイト:ナンネット|投稿 エッチ体験
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