自分の彼女が自分以外の人にさえたHスレより
甲子園が始まるといつも思い出す。
二ちゃん初心者だけど投稿してみます。あまりエロくないし、長いけど。
俺誠、当時18歳の高3、高校球児。
結衣、同級生。凄く可愛い。ファンが大勢いた。
陽二、他の高校野球部、同級。
俺と結衣は某県の野球強豪校。丁度マーくんが活躍し出したのと被る頃の話。
小中学校と野球を続けてきた俺は、夢である甲子園出場を果たす為この高校に入学、
同じクラスで結衣と出会った。
高校へ進学したのは甲子園に行く為、と明快な根拠のある俺は入寮、そのまま野球漬けの
毎日に突入する。
結衣の第一印象は良かった。何しろ可愛かったし、俺と「ウマ」があったし。
一年、二年と同じクラスで、周りは俺達が付き合っていると勘違いする奴らもいたくらい。
でも色んな男に告白されていたようでもある。
全て断っていたようだった。
転機が訪れたのは二年の2月14日。
前の年も貰ったゆいからのチョコレート。
でもこの年は手作りで「凄く苦労したんだよ」と言われたっけ。
「サンキュー。お前だけだよ、俺にチョコくれる奇特な奴は(笑)」
すると彼女、笑いながらこう言った。
「誠君だけなんだからね、私がチョコあげるのは」
走り去る結衣の後ろ姿を見てハンマーで頭を殴られたような気がした。
正確には薄々は気付いていた。
俺達が付き合えばいいカップルにはなれるだろうとは。
野球部は女禁制というわけでは無かったが、寮生活の為放課後などはなく、土日も終日練習
に明け暮れる。
そんな男と付き合ったって女の子が可哀想だ、と思い込んでいた俺は、一ヶ月後にお返しを
するだけで精一杯だった。
夏の大会、地区予選へ向けて練習もピークを迎えようとしていた頃。
俺が出ようと出まいと、結衣は一年の頃から試合には欠かさず応援に来てくれていた。
高校最後の年、9人の内、5人は完全無欠のレギュラー、俺は残り4人の枠で出たり出なかったり。
夢を実現する為に俺はなりふり構わず野球に没頭した。
夜遅くまで素振りしたり、兎に角起きている時間の大半は野球オンリーの生活が続き、
授業中にイビキをかくこともあった………
結衣はそんな俺を心配してくれて
アレコレ助言をしてくれた。
「身体壊しちゃ元も子もないよ」
「授業のノート貸してあげるよ。勉強する時間なんて無いだろうけど……」
結衣の一言一言は最初は嬉しかったが、いよいよ疲れがピークに達しようとしてた頃には
逆に鬱陶しく思える事もあった。
最悪な事に、そんな俺の気持ちは結衣にも伝わっていたようで、時に悲しそうな表情を
する事もあったし、それを俺は知っていた。
知っていたけど、特に何もする気にもなれなかった。
それだけ疲れて、追い込まれていたから。
予選が始まり、俺達は順当に勝ち上がっていったが俺は出たり出なかったり。
ある時スタンドのいつもの席に目を向けた。
結衣がいつも友人達と陣取っていた一番前の端っこ。
結衣は居なかった。
珍しい事もあるもんだ、と思った。
これまでの二年間皆勤賞だったからか、俺は翌日から気になって仕方なかった。
結衣に直接聞いても「ごめん、急用入っちゃって!」みたいな感じ。
でも決勝までの試合全て結衣は来なかった。
気にはなっていたが、勝ち進むに連れて出場機会が多くなっていった俺は、兎に角プレー
する事に集中したかったし、何しろレギュラーとして出れる事が本当に嬉しかった。
決勝戦、甲子園がかかったこの日、結衣が応援に来てくれた。
俺は六番でスタメン。
でもこの日に限って俺はノーヒット。
まあ、世の中こんなもんだろ……
試合は幸運にも勝て、甲子園行が決まった。
試合後、結衣に言った。
「カッコ良いところ見せれなくてごめんな」
「何言ってんの!誠君がレギュラーで活躍しまくってるって話、私知ってるよ!
いよいよ念願の甲子園だね!絶対絶対応援に行くからね!その時は打ってよ!」
「おう!」
久しぶりに会話したような気がしたけど、いつも通りの明るい結衣だった。
この日から甲子園大会までの数日間は、甲子園出場の嬉しさと結衣と話が出来た事の嬉しさで、
今思うと人生最良の時期だったと思う。
大会当日、俺達の一回戦は日曜日の第三試合。本当に甲子園は満員だった。
外野を守っていた俺は綺麗な芝生の上に立ち、周りを見渡した。
今まで見た事のない景色……応援団の楽器の音……足が震えた。
大観衆なのに何も聞こえなくなる。
いつも試合中声を掛け合っていた仲間のナイン達が遠く感じる。
突然孤独感に襲われる。
センターの山崎がいつも通り笑いながらボールを投げてくる。
いつも通りのはずの笑顔、でも照れ隠し?極度の緊張のため?少し痛々しくも見えた。
たぶん、俺もそう見られてただろう。
ふと結衣の事が頭を過った。
「どこに座って応援してくれてるんだろうか……」と。
そしてその瞬間、それまでの緊張感が嘘のようになくなり、俺は試合に集中する事が出来た。
試合は負けた。
下馬評では俺達はベスト8を狙えると言われていたのに。
やっぱ現実なんてこんなもん。
高校三年間を文字通り寝食共にした仲間達は皆泣いていた。
でも俺は泣かなかった。
甲子園の舞台に立てただけで、そしていつも通りのプレイが出来た事で、全く後悔は無かった。
甲子園を後にするバスの中、まだ嗚咽が聞こえる車中で俺は結衣の事を考えていた。
結衣に会いたい……ただそれだけ。
芝生の上に立った時、結衣の顔を思い出すだけで心が暖かくなるような不思議な感覚。
俺は結衣の存在の大きさを改めて認識した。
自分勝手だが、野球部引退後、結衣と一緒にいようと思った。
出来れば付き合いたいと思った。
翌日朝、結衣に会ったら何て言おうか……応援のお礼か?それともいきなりデートでも
誘ってみようか?
……そんな馬鹿な事を考えながら登校、しかし何と結衣は病欠だった……がっかり。
その日は午後、部の引退式を行い、晴れてフリーの身となった。
卒業まで残り半年以上もある。
進学して野球を続けるのか、それとも就職か、考える時間は多少はあった。
俺もそうだが、仲間達は皆小学生の頃から野球漬けの毎日だったから、いきなりフリーの
時間が増えて戸惑っていた。
バイトを始める者、受験勉強を始める者、何もしない者……様々だったが、俺は残りの
高校生活、いや残りの人生を結衣と一緒に居ようと勝手に考えていた。
頭の中は結衣の事ばかり。
俺は清掃の合間に結衣にメールした。
「具合悪いんだって?大丈夫?張り切って学校来たのに結衣が休みだって聞いてガッカリしたよ!」
俺からすればかなり大胆なメールだと思った。
地区予選の決勝位に緊張してたと思う。
約一時間後、結衣からリメール。
「有難う!大丈夫だよ。ゴメンね心配かけて」
「なら良かったけど。俺さ、結衣のお陰で甲子園でいつも以上に力出せてさ!マジ有難うって感じ」
「え~、何それ?私なんかした?」
「いや、学校来たら直接話すよ。メールじゃ勿体無い!
ってかさ、明日調子良かったら帰りに映画でも行こうよ!」
俺は勢いでデートに誘った。自分でも不思議な位積極的だった。
しかし結衣からのリメールは、その日の夜になってからだった。
「有難う。私も誠君に話さなきゃならない事があるから明日学校でね」
ひょっとして告られるのか?こういう時は男からだよな、とか取らぬ狸の皮算用を始める俺。
馬鹿丸出し。
で翌日………
俺はがっちり結衣に振られた。
他校の男に告られて夏頃から付き合っていると。
だから二人で映画には行けないと。
泣きながらそう言われた。
俺は動揺した。動揺しまくった。手から変な汗が出てきたりした。
俺は涙を流す結衣の肩をポンと叩き、ありったけの強がりを言った。
「なんだ、そうだったのか。良かったじゃん、彼氏できて。
結衣が惚れる位ならさぞいい男なんだろうなぁ」
結衣は下を向いて泣くのみ。
「あ、俺が昨日言いたかったのってさ、まあ、いっか……」
涙を流しながら俺の顔を見上げる結衣。目が訴えていた。
俺は正直に話した。
色々な思いが交錯していた。
混乱と言った方が良いかもしれない。
一週間くらいかけて結衣の事を忘れる努力をし、そして再び野球を始める事にした。
純粋に野球をしたい、と言うより結衣を忘れる為に。
野球と言っても町内の草野球チームで、ついこないだ甲子園に出てた俺は試合すら出して
もらえなかったけど。
子供達に慕われる生活はそれはそれで楽しく、次第に結衣の事は忘れていった。
高校では結衣と話す事は無かった。
最初の頃は何かいいたげな様子だったが、俺が微妙に避けてたと思う。
結局何も話さず卒業を迎えた。
結衣は地元に就職、俺は野球の推薦で進学する事になった。
俺の所属する硬式野球部の一年は約40名程で、推薦組も雑草組もごったになって練習していた。
その雑草組の中に陽二がいた。
彼は俺と同じ市内の高校に行ってた事もあり、話をする機会は多かった。
彼の高校の野球部は劇弱だったけど……
ある時、いつものように仲の良い数人で飲んでいた時の事。
それぞれの彼女の話になり、結構キワドイ話とかの暴露大会が始まった。
俺は野球漬けで彼女がいた事なんか無いと言うと、
「当たり前だ。甲子園行くような奴が彼女まで居たら許せんだろ」
というのが二人の一致した意見だった……
三次会を俺、陽二、もう一人の三人で、もう一人の部屋でする事になった。
もう一人の奴、自宅で気が緩んだのか、今カノとの羽目どり写メを見せてくれた。
モロ見えではないのだが、生々しい写メに異常に興奮する俺ら二人。
すると陽二が、
「羽目どりは無いけど普通に顔だけなら」と言って今カノの写メを見せてくれた。
凄く可愛かった……
なんか皆青春してんだなって、少しだけ羨ましい気もしたんだけど、
「女と甲子園なら甲子園余裕で選ぶわ、ボケ」と一蹴された。
もう一人の奴が陽二の写メを褒めちぎっていたのだが、陽二曰く俺面食いだから、と。
「でも高校の時の元カノの方が可愛かったよ」と言ってまたその女の子の写メを見せてくれた。
思わず息を飲んだ。
そこに結衣が写っていたから。
多分、ひきつっていた俺の顔を見て陽二は言った。
「誠知ってるだろ?この子。同じ高校だもんな」
「……………………」
次の言葉が出てこない。
心拍数は高まり、過呼吸?気味に呼吸が苦しくなる。
「○○だよ。結衣ちゃんだって」
「……………………」
「知らないわけないだろ?お前のとこの高校でもてまくってたんだろ?
少なくとも結衣はお前の事は知ってたけどね」
「……え?………あぁぁ?……」
「さすが甲子園組は有名人だよ。てか結衣も誠の事好きだったのかもな(笑)」
冗談とも本気とも取れない陽二の発言。
俺は気持ちを悟られないように務めて平静を装って知らないふりをした。
すると陽二はあれこれと結衣の事を話しかけてくる。
酔っているから喋る喋る。
その中で陽二と結衣は三年の夏頃から付き合いが始まった事等、以前結衣が言ってた事と
同じ事も話していた。
俺は陽二の話を聞いている内に、邪な考えが浮かんできた。
この二人、エッチしたんだろうな…とか。
そして俺は聞いてしまった。
酔っていたせいもあるかもしれない。
「その結衣って子とさ、お前やったの?」
俺は自ら大切な思い出に傷をつける様な下らない質問を陽二にしてしまったんだ。
でも、もう止まらなかった。
陽二「そりゃするよ、普通に」
俺「へぇー……結衣ちゃん、処女だった?」
「うん。…なにお前、そんな話に興味あるの?」
「え?……いや、そんなに可愛い子だったらさ、どんなんかなって、思って……」
「あ、そう……まあいっか。でも誰にも喋んなよ?」
もう一人の友人は既に潰れていた。
確か夜中の一時は余裕で過ぎていたと思う。
陽二はニヤニヤしながら事細かに話し出した。
俺にとっては聞くに耐えない内容だった。
いや、今思うと恋人同士なら当然の事なのかもしれないけど。
陽二は一年の時に駅で結衣を見かけて一目惚れした。
でもその時付き合っている女の子がいたので、特に結衣とどうこうなりたいとまでは思わなかった。
二年から三年になる頃にそれまでの彼女と別れ、駅で結衣に告白、断られている。
しかし、数ヶ月間色んな形で思いを伝え、やっと恋人同士になれた。
そして間もなく身体の関係を持った。
結衣は始めてだったがすぐに馴染み、陽二が引退してからは殆ど毎日どちらかの家で猿のように
セックスしていた。
抱けば抱く程に結衣はセックスに嵌っていったようだ。
「なんかエッチの良さが分かったのかな、途中から凄かったよ彼女。
会ってる最中は見境なくエッチしてたもんな」
陽二の一言一言が心に突き刺さった。
でもある意味俺の女性観を覆す程衝撃を受けたのは、陽二とのこの後の会話だった。
今でもはっきり覚えている。
結衣の話が一段落し、お互いの高校時代の野球の話になった時の事。
「そう言えばさ、誠って甲子園でタイムリー打ったんだよな?」
「おう、芯で捉えた奴だよ」
「凄いよな~、尊敬するわ(笑)マジこの目で見たかったよ」
「え?何だお前、見に来なかったの?ひでぇ!(笑)」
「俺は行きたかったんだけどさ、結衣のせいで行けなかったんだよ(笑)」
「………なにそれ…どういう事?」
「あいつんちでヤリまくってたの(笑)」
「………………」
俺達の初戦の朝、陽二と結衣は甲子園に応援に行く予定だった。
陽二が早朝結衣の自宅に迎えに行ったところ、その日はたまたま朝から両親が不在で、
電車の時間まで30分程余裕があったので、結衣の部屋に上がり込んだ。
誰も居ない、だから自然とそんな感じになった、とは陽二の言い分だが、嫌がる結衣を
押し倒して下半身だけ裸でセックス。
兎に角時間が気になったので無茶苦茶腰振って射精。
射精の為の独りよがりなセックスをした。
時間が気になり身支度する陽二に結衣が一言。
「ずるい……私、イってない……」
陽二はマジかと思いつつ、二回目のセックスに突入、結衣をちゃんといかせた。
その時既に一時間を経過、試合開始には微妙な時刻になってしまった。
「結局夕方までやりまくり(笑)気付いたらお前の試合終わってた。ゴメン、マジで(笑)」
陽二が言うには、最初は甲子園に行きたくて心ここにあらず、の状態でセックスしていた
らしかったが、結衣に今日は親も居ないから甲子園なんか行かないで二人でイチャイチャ
してようよ、と言われ吹っ切ったらしい。
「だって、死ぬ程愛してるとか、色々してあげたいって言われたんだよ?可愛い顔してさ。
男としてはやるっきゃないでしょ(笑)」
俺が聞いてもいないのに、この日結衣と生でセックスした事、精液を三度飲んで貰った事等
教えてくれた。
言葉では言い表せない虚脱感。
涙が自然と出てきた。
それを隠すのが大変だった。
尚も話を続ける陽二。
「でもさ、結衣落とすの、本当に苦労したんだよ。
もの凄く好きな奴がいて忘れられないって言ってたからさ」
「セックスするようになって暫くしてから、やっと俺の事を好きになってくれたと思う。
それまではどこか引きづってる感じがしたしな、好きだって言ってた男の事」
「まあ身体の関係になれば大体の女は落ちるよ。
特に結衣みたいに真面目な女の子はさ。
だってお互い裸で抱き合うんだしな」
俺のように小さい頃から甲子園を目指して野球漬けの毎日を過ごしてきた奴は世の中にごまんといる。
その中で極々一握りの人間だけが甲子園の舞台に立てる。夢を実現できる。
俺はその一人だったんだから、俺がしてきた事に後悔なんてあるはずがない。
だけど甲子園大会が始まると、どうしても思い出してしまう。
引きづっている、はずはないと思うんだけど…………
会いに行こうと思えばいつでもできる。
だけど行けない、いや、行かないといった方が適切かも。
後悔なんてしてないさ…
頑張れ、高校球児!
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引用元:
自分の彼女が自分以外の人にさえたHな58発目
http://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1333193958/