自分の彼女が自分以外の人にさえたHスレより
前回:
付き合って三年になる彼女
付き合って三年になる彼女2
付き合って三年になる彼女3
治雄です。
昨日の続きです。
秋介からの電話が切れた後、頭を掻き毟りたくなるような嫉妬と興奮でいても立ってもいられない。
やっぱりまだ俺は葉子に気持ちがあるんたまろうか?と葛藤するばかり。
そしてこちらから秋介に電話しようかどうか迷っている内に再び電話が来た。
基本的にこの後も都度かかってくる秋介からの最中の電話というのは、
単純にやってる時だけじゃなくて、寧ろ色々と会話してる時に連絡してくる。
俺が鬱々とするようにわざと会話をそっちの方に持っていってるみたいだ。
秋介からの電話は事後のような静けさから始まった。
耳を凝らせば微かに葉子の呼吸する声も聞こえた。
以下、一応覚えている範囲で。彼女の微妙な声とかはフェイクです。
「今日も盛大にいってたね」
「・・・・・・いやだぁ」
葉子は笑っていた。秋介の問い掛けに笑いながら答えていた。
具合が悪いと俺に言っておきながら、秋介に抱かれてまるで恋人同士のように
ピロートークを続ける葉子に、正直腹が立った。
「でも具合悪いって言ってなかった?」
「悪いよぉ」
「じゃあ何で来てくれたの?」
「秋介くんがしつこいからでしょ(笑)」
笑い合う二人。
時折ベッドが大きく軋む音が聞こえたり、擽り合うようなじゃれる声が漏れ伝わってくる。
「治雄心配してるんじゃない?連絡してみたら?」
「うん・・・・・・」
「今してみたら?」
「え?うん、あ、いや治雄君の話は、今はちょっと・・・・・・」
「てかさ、何で上手くいってないの?」
「何でって・・・・・・あの人なんか秋介君に言ってた?」
「別に。葉子ちゃんはどうなの?」
「うん・・・・・・」
「何?」
「私、嫌われちゃってるかも。飽きられたかも(笑)」
「なんでそう思うの?」
「なんか・・・前と違うから。心ここにあらずって感じで」
「そうなんだ・・・・・・葉子ちゃん、こんなに可愛いのにね」
「ふふ、ありがと」
「なぁ、俺と付き合わない?てか付き合ってよ」
「え?は?」
「だから、治雄と別れて俺と付き合ってよ」
「いや、無理・・・だよ」
「そんなに好きなの?治雄の事」
「ん・・・・・・」
「そっか・・・・・・でも、じゃあ何で今こうしてるの?俺たち」
「・・・・・・意地悪だね・・・・・・」
「ぶっちゃけ、どう?俺」
「どうって?」
「男としてさ、どう思う?」
「どうって・・・悪くないんじゃない?」
ぶっきらぼうに答える葉子だけど、俺にはそれがまた自分に言い訳しているようにも聞こえた。
「セックスとかは?」
「いや、いいから、そういうの」
「こないだもずっとイキっぱなしだったじゃん」
「・・・・・・」
「俺も葉子ちゃんとは相性抜群だと思ってるんだけど」
「はいはい・・・・・・」
「治雄と比べてどお?」
「だから、そういうのいいからって・・・・やだって」
「俺って、彼氏候補にならない?」
「だって秋介君の事よく知らないのに・・・・・・」
「身体の相性は抜群なのは分かったのにね」
「・・・・・・・・・・・・」
「だめ?」
「だって私、あの人の事好きだし・・・・・・大好きだし。それに秋介君の事全然・・・」
「じゃあ俺の事もっと知ってよ。明日昼間からデートしよう。セックス抜きでさ」
「無理無理、絶対ダメだよ、そんなの」
「あ、やっぱエッチ付きの方がいい?(笑)」
「・・・・・・・・・・・・」
「ごめん。悪かったよ。もう困らせないから」
「・・・・・・・・・・・・」
そしてチュッチュッと明らかにキスをする水音。
俺はこういうのが何気に胸にくるものがあった。
「なあ、もう一回、したい」
「・・・・・・ん」
「口でしてくれる?」
ガサゴソと衣擦れの音がして、秋介の大きなため息一つ。
「あ~、気持ちいいわ」
「・・・・・・」
「そこ、もちっと強く」
「・・・・・・」
「そこそこ、あ~」
「・・・・・・ここ?・・・・・・ここ?」
「ああ、上手上手」
秋介の気持ち良いところを媚びるように聞く葉子。
秋介に気持ち良くなって欲しくて仕方ないのか、と考えてしまう俺。
好きではなくなったはずの女に対して、まさかの嫉妬心で息苦しさすら感じていた。
「ゴム、付けて」
「ん・・・・・・」
大きく軋むベッド、挿入の瞬間だろう事が容易に分かる。
「ん・・・ふぁぁ!」と、情けない声を不意にあげる葉子。
リズミカルな軋み音と、断続的に喘ぎ出す葉子の声が携帯から聞こえてくる。
俺は電話を切って、すぐに葉子の携帯に電話をかけた。
とにかく、今すぐ葉子の素の声が聞きたかったから。
冷静に考えれば、素なわけないのだが。現実を認めたくなかったのかもしれない。
当然、呼び出しが何度も鳴った後、留守電に切り替わった。
「葉子、身体の具合大丈夫か?」
それが俺が振り絞って出せた唯一の言葉。
すぐに秋介に電話。三回鳴って秋介が出た。
「もしもし?」
「秋介、俺だよ」
「ああ、どした?」
「今、やってんだろ?」
「まあ、な・・・・・・」
何と無く不規則な秋介の返答。
葉子の裸の上で腰を振っている事が簡単に想像できた。
恐らく俺と電話をしているそのすぐ下で、葉子は必死に声を押し殺しているに違いない。
「俺からの電話って、葉子気付いてる?」
「うん」
「俺の電話、鳴ってたよな?」
「ああ」
「でも秋介とやってるから出さなかったんだろ?」
「うん、て言うよりも、自分の意志だよ」
その間も微かに弾む秋介の呼吸。生々しい事この上ない・・・
「葉子声我慢してんだな」
「そりゃそうだろ」
「まあ、分かったよ。切るわ・・・・だけど秋介は切らないでくれよ」
「勿論」
「じゃあな・・・・・・」
「じゃあ」
秋介が携帯を切った「ふり」をした後、すぐに喋り出す葉子。
「やばかった・・・もう~動かないでよ」
「声出せば良かったのに(笑)」
「ダメ、だよ・・・は、治雄君から?」
「そうだよ」
「あっ、あっ・・・・・な、なんて?」
「別に用なかったみたいだけど」
「どうしよ、あっ!あっ!いや、凄っ!・・・・・・」
「どうしようって?」
「バれて、ない、かな・・・・・・あ!あ!あ!あ!あっ!」
「分かんんね、そんなの。ばれてんじゃない?」
「あ!いやぁ、そんなの・・・・あっ!あっ!あっ!あっ!・・・気持ちいいっ!
そこ!やっ!あぁぁ!あぁぁっ!もう、イクッ!イクッ!イクッ!」
身体のぶつかる音が一層激しくなっていき、葉子が明らかにいき始めた。
喉がヒーヒー言うような、苦しそうとも言える声を出しながらいっていた。
「後ろ向いて」
秋介が一言いった後、再び葉子が大きく喘ぎ出したところで電話が切れた。
その後、秋介に電話しても出る事はなかった。
その夜、秋介から電話があった。
「結局治雄の事がまだ好きなんだって」
「ああ、そう・・・・・」
「なに治雄、元気ないな。やっぱ葉子ちゃんとより戻す?」
「ん~、・・・・」
「でもあいつ、俺の事もう忘れられないと思うよ」
「何それ」
「次会ったら俺と付き合うって言わせるつもりだけど(笑)」
「自信満々だな・・・なんかムカつくな」
「やめとく?俺はどっちでも良いよ」
こう書くと、なんか秋介が凄くいやな奴に聞こえるだろうけど、実際はそうでもない。
彼は基本的に進んで彼女を作ろうとはしていない。寧ろ今はいらない、って感じ。
だから、俺がもうやめろと言えば素直に従うと思う。この時も今も。
最後に秋介が言った。
「一応治雄に言っておくけど、俺今日はしつこく誘ってないから、葉子ちゃんの事。
具合悪いって知ってたからね」
「しつこく誘われたって言ってたのは?」
「ふざけてるんでしょ(笑)タクシーで俺のところ来てくれたよ」
もう時間の問題なんだなと、この時思った。
本当にこれでいいのかな?とか、別れてくれない葉子が悪いんだし、とか中々気持ちが整理出来ないでいた。
だけど、そうしている間にも眈々と葉子に近づいていく秋介。
俺は一週間だけ間を開けてほしいと秋介に頼み、その間に考えていた事を実行した。
今更だけど、葉子の気持ちを確認してみようと。
そしてちゃんとまだ俺の事を真剣に考えてくれるているのであれば、よりを戻すのもありかな、
と考えていた。
今日はここまで。でもスレチだね、確かに。ちよっと考えます。
引用元:
自分の彼女が自分以外の人にさえたHな62発目
http://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1354366247/