風俗はまって人生転落した話 第1章 ~決意~
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風俗はまって人生転落した話 第2章 ~岐路~
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風俗はまって人生転落した話 第3章 ~帰省~
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風俗はまって人生転落した話 第4章 ~脱出~
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風俗はまって人生転落した話 第5章 ~勘当~
https://korewaeroi.com/archives/topic/35520
嫌な展開だわ
かと思ってた
1と一緒に童貞会作るぐらいモテなかったのに
ザリア充のゆかちゃんをゲットしちゃうとか・・・
イケメンなのか?
こんばんはいちです。
今日は22時頃に家につきました。
少しかきだめしたので5レスぶんくらい投下します。
よろしくお願いいたします。
第6章 ~決別~
まるで何か化け物でもみたかのような表情の俺の顔とは相対的に水村ゆかの表情はいたって涼しげだった。
ゆか「あ、俺さんじゃないですかー久しぶりですねー」
俺「久しぶりだね…」
こんなにも屈託のない明るい笑顔の裏にあんな事を言える一面があると思うと女の怖さがよりうかがえる。
もちろん水村ゆかも山中も俺が休学したことなど知らないし、水村ゆかに関してはあの時俺に言った言葉など覚えているのかも怪しいレベルだった。
山中「でさ、お前なにがあったんだよ?」
俺「休学して実家にいたんだよ、んでまあ色々あって親と喧嘩して
家飛び出してきた」
山中「そうか…お前音沙汰ないと思ったら休学してたんか…色々ってなんよ?」
俺「それはまあ…..ちょっとした口論でな」←まさかまた風俗にはまってバレて喧嘩したなど言えるわけがない。
山中「まあ深くはきかんけどさ、今後どうする気なん?いつまでも親に意地張ってるわけにもいかんだろ?」
俺「とりあえず一週間だけ時間くれないか?それまでにはここを出ていく。ゆかちゃんもいるんだし」
山中「いやいや気にしなくていいよ。もっといてくれれば」
水村ゆかから漂う雰囲気は「はやく帰れ」と言っているように聞こえた。
俺「気ぃ使ってくれてありがとう。つかビビったよ…まさか二人が付き合ってるなんてな」
山中「いってなくてすまんな…」
俺「いや、とんでもない」
それから山中の家に住んで3日目をむかえたある日のこと
水村ゆかと俺の直接対決がはじまる…
山中は仕事で家にいなくて水村ゆかと二人きりになってしまった
気まずくてすぐに出かけようとしたが、水村ゆかが俺に話しかけてきた。
ゆか「俺さんさー、いつまでここにいるわけ?」
俺「あ、あと4日くらい…」
ゆか「迷惑なんですけど」
山中といる時には絶対に見せない表情を垣間見た瞬間だった。
俺「申し訳ない…」
ゆか「はやくでてってよ、あんたなんかが何でここにいるの?」
その言葉で全ての体中の何かが切れてしまった
俺「おい…さっきから黙ってりゃいい気になりやがって、お前のあの時の言葉俺は忘れないぞ…」
ゆか「は?なんの話?」
俺「お前が覚えているかどうかなんて問題じゃないんだよ。てめぇが俺の存在気にくわないんなら今すぐに出ていってやるよ!俺もお前の存在が気に食わねぇからな。 てか、そもそも俺はお前にうらみ買うようなことなにかしたか?」
ゆか「」
俺「まあいいさ、出てくよ…じゃあな…」
そう言い放って、山中の家も出た。二人の関係をこじらせないように俺は山中にすぐLINEをを送った。
俺「山中! やっぱり実家に帰って親としっかり話してくるわ!短い間だけどお世話になった!じゃあな!」
三時間後くらいに返信がきて、とりあえず水村ゆかともめて出ていったことはバレずにすんだ。
けど、完全に行くあてを失った俺は最高の絶望感に襲われしばらく公園のベンチから立ち上がることもできなかった。
実家にだけは意地でも帰らないという思いだけが、この状況の俺を支える唯一のバイタリティーとなっていたのだ。
電車に乗り、てきとうに色んなところをまわった。噂で池袋はホームレスが多いと聞いたことがあった。
わけもわからず池袋にたどりついた俺は気がつけばヘルス街付近を歩いていた。
きょろきょろと色んなところを眺めながら歩いていると20台後半って感じのお兄さんが俺に声をかけてきた。
男「お兄さんありますよ?」
俺「え…なにがですか?」
男「えー風俗お探しじゃないんですかー? 抜きですか?それとも本番?」
風俗のキャッチに捕まってしまったのだ。
俺「あ、いやそういうのじゃなくて…」
男「せっかくなんで息抜きしていきましょうよ? 荷物たくさん抱えて夜逃げですか?(笑)」
俺「まあ、近いところではありますね…」
男「なにがあったんすか?」
俺「まあなんつーかいろいろと…」
男「お兄さん仕事してるひと?」
俺「あ、いや学生なんですが休学中でして…でもこのままだと学費払えなくて除籍になりそうなんです。」
男「へぇーなるほどねー、お兄さんよかったらこの仕事してみる?
俺今グループ作ってんのさ! お兄さん頭良さそうだし、どう?
けっこう稼げるよ? 完全歩合だけどさ」
そう来たか
俺「え…いくらくらいですか?」
男「うーん、まあ最初は難しいかもしれないけどねー 稼いでる奴は月手取り100万くらいいってるよ」
俺「ほ、ほんとっすか!?」
男「な!どうよ?やってみる?てかもう今からやってみなよ?」
かなり悩んだが、とりあえずものは試しということでいきなりその日からやってみることにした。
無駄にやる気だけあるクズがぬけだせなくなる
男「ああ、俺コージってんだ。よろしくな。年は28さい」
俺「自分はたくまといいます。」
コージ「たくまだな。よろしく」
まあ、みんなてきとうにやってるからさ、どんな感じで声かけてんのかみてみ
みんながどういう風にどんな層に声をかけているのかを分析して、見よう見まねでやってみたら、意外とあっさりできてしまい俺は一日で手取り4万円も稼いだしまったのだ。
コージ「お前やるじゃんマジで!」
俺「ありがとうございます!」
コージ「で、どうする?この仕事しばらくやってみる?」
俺「はい!やらせてください! 雇用手続きとかありますか?」
コージ「雇用手続き…?? はっはっは(笑)」
コージさんは爆笑した
コージ「そんなものあるわけねえだろ(笑) お前の身分証すらいらねえよ。てか、ここで働いてるやつらなんか身分証すらないやつなんかふつうにいるぞ?」
俺「そ、そうでしたか(笑)」
まさかの>>1が風俗廃人量産機になってしまった
見てるよ
学業よりも安定した職よりも家族よりも友人よりも
風俗が大好きな>>1なんだから天職を見つけたってことじゃないか?
よかったじゃねえかよ。
転落したというより、選択した感じ。
バイトでも無駄に沢山働き続ける能力はたいしたもんだと思ったよ。
まあ気が向いた時に続き頼むよ
1は風俗行ったら人生変わった好きだった人でしょ
申し訳ない!ちょっと勉強してました!
寝落ちはしてないからご安心を!
いつも仕事終わってから勉強してるんです。
ネタバレにはなっちゃいますが、今はもう風俗のキャッチしていませんので
あと創作だのなんだと批判はありますが言っておきます。創作ではありません。そもそも創作だと思って不愉快なら見なければいい話だ。仮に創作だとしても、そうだといって叩いてなにが楽しいんですか?
まあてなわけで、話はもう少しで終わります。今日で完結できるかはわかりませんがもう少しお付き合いいただければうれしい限りでございます🙇
待ってるよ
勉強してるって事は前向きに頑張ってるんだね
なんか安心した
急にムキになっててワロタ
やっぱイッチ才能あるで
風俗のキャッチのメインの時間は午後9時~午前3時くらいです。
いつも帰宅は10時~11時半の間ですので当然今は別の仕事をしています。
面白いから、変にはしょったりせずイッチの思うがままに続けてほしい
パンツ脱いで待ってる
コージ「で、お前帰るとこないんか?」
俺「実家京都なんすよ…色々あって家出てきてこっちに住んでる友達のとこに泊めてもらってたんですが、それも色々あって…今に至ります」
コージ「要は帰るとこないんだな?(笑)」
俺「はい…」
コージ「今日いきなりあったばかりだけどさ、よかったら俺が契約してるアパートで物置がわりに使ってるとこあんだけどそこ使うか?」
俺「え…!いいんですか?」
コージ「その代わり…仕事たのむぜ お前には期待してんだからさ」
俺(いやでも待てよ…話がうますぎないか…)
コージ「どうした? まあそりゃあいきなりだと逆に怖いよな…じゃあ、俺の知り合いの経営してるラブホで一晩1000円で泊めてくれるとこがある。
そこで今日は寝たらどうだ?」
俺「え…あ、はい…」
コージ「よし、じゃあいくか! 明日…そうだな…18時半にここに集合な!」
俺「わかりました!」
コージさんにそのラブホまで道案内され一夜を明かした
次の日からは実際、コージさんの部屋を借りて寝ることになった。
2週間ほどで学費の半分を稼ぎ、貯金とあわせてなんとか前期ぶん納めることができそうになったが、不思議と大学に戻る意味を自分自身に問いはじめた
俺(大学5年の後期から再スタートして必修科目の関係上、卒業は最短で6年の前期終わってからになる。就職活動のタイミング的にも難しい時期だし、仮に就活したとしても今の状況ではまともな企業に内定をとるのも難しい…)
コージさんに電話をかけた
俺「もしもしコージさん…?」
コージ「おう、どうした?」
俺「俺決めたんです…大学やめます」
コージ「え…いいのかおまえ?そのためにがんばってたんじゃないのかよ? バイトで週3回くらいまだ働ければとかいってたろ? 大学行かずになにすんだよ?」
俺「決まってるじゃないですか、週3なんて生ぬるい、週6でも週7でもやってやりますよ! 改めて明日からもよろしくお願いします。」
コージ「はは…お前の意志ならしかたないな…よろしく頼むな」
俺は自らの意志で大学にいき、手続きをすませ中途退学。
「23さい…高卒」
このフレーズが頭の中で何度もこだました。
それからしばらくの間、風俗のキャッチの世界に身をおいてかなりお金を稼ぎ頑張って貯金した。
実家には一度も帰っていない…両親はまた受け入れてくれるのだろうか…
24さいの冬、俺はこの仕事から足を洗うことを決意した。
仕事終わりの午前5時…
コージさんに話を打ち明けた
俺「コージさん…俺この仕事やめようと思うんです。いっぱい貯金できました。本当になにもかもコージさんのおかげです。」
コージ「そっかぁ…なんとなくそんな気はしてたけどな…まあ、お前はずっとこの世界にいる人間じゃあないよな。お前は違う世界で生きる人間だよ。今ままでありがとうな。お前のおかげで場所代かなり払えてたんだぜ(笑)」
俺「」
コージ「俺さぁ…もう30じゃん?やりなおせんのかな?」
俺「なんだっけ? ケンタッキーでしたかね? 60くらいになってから会社経営して成功した人もいるとか 人生なにがあるかわかんないですよね…」
コージ「でお前、これからどうすんの?」
俺「勉強しようと思います。バイトかなんかしながらにはなりますが、昼夜逆転をまず直して生活リズムただして…」
コージ「そっかぁ、あえて何の勉強かは聞かないわ。ふつうの会社だとやめる一ヶ月前とかに申告するんだよな? まあこの仕事は仕事っていうのかもわからんよな(笑) とりあえず今日でお前
は卒業だよ…
大学は卒業できなかったかも知れないけど、風俗業界は卒業だな(笑) もう二度と戻ってくるかよ。 まあでも、なんかあったらまた戻ってこい。いつでも受け入れてやるから!」
俺「本当にありがとうございました…」
コージさんと交わした最後に言葉になった。
ある日、本屋で赤本を手にする俺…
俺(地方国立の医学部でも、このレベルか…俺のおつむじゃ絶望的だな…けど
もともと俺は国立向きのはずだ!がんばるぞ!)
24さい高卒無職、俺は学費の安い国立の医学部を目指して日々奮闘中である。「何で医者目指すの?」って、思ったかもしれないが、実は俺の親父は勤務医だが医者である。いつか、両親に医者になった自分を報告にいきたいし、兄姉もいるから見返してやりたい。
人生ってなにがあるかわからん…満員電車に揺られ上司にこづかれるサラリーマン、毎日男の姓処理の相手をさせられる風俗嬢、テレビで批判されるタレント、誰もかれも皆が頑張って世の中は動いている。そこにはそれぞれのドラマがあってそれぞれの戦いがある。
人生なにが成功かなんてわからない。
価値観なんてみんな違って相対的なもんだ。いい大学でて、いい会社に入るのが成功なのか週3日働いてフリーターして家で寝るのが幸せなのか、正解なんて
なにひとつない。
でも気づいたことがある。やっぱり
人間誰かに認められたり人とつながってないと生きてはいけない。
だから俺は頑張ることにした
>>605
これ名文だなぁ
山中、お母さんはじめ、偶然であったコジさんまで良い人じゃないか。
うらやま。
家電量販店で週5回働きながら、休みと空いてる時間で毎日勉強だ。
家電量販店を選んだのはやっぱり時給がいいこと。いくらキャッチで稼いだ貯金があっても一人暮らしだとすぐにお金はなくなる。大学にまた戻った時のことを考え、働きながら勉強するという選択肢はえらばざるをえなかった。
家電量販店で勤務して二ヶ月ほどがたった…その日はいつもより忙しかった。
人生転落って書いてたから夢も希望も無い状態かと思ったけど良かった
医学部受かると良いな
俺「いらっしゃいませ、お客様なにかお探しでしょうか?」
家電を熱心にみる女性(お客さん)に後ろから話しかけた。
女性「あ、いえみてるだけなので…」
俺「え! えりなさ…」
子供「おかあさーん!」
女性「ゆきちゃん!ちゃんとパパにおもちゃ買ってもらった?」
子供「うん!」
女性「パパありがとうね。」
男「いやいや…」
俺「お客様…またなにかあれば声をかけてください…」
女性「はい…ありがとうございます。」
俺「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」
END
それにこの終わり方、実に文学的
良いスレだった。ありがとう
俺も30歳で国立医再受験合格した口だからよくわかるよ
俺に比べりゃ24歳なんてまだまだ若い
頭も柔らかいし、記憶力も衰えてない
でも余計なことを承知で言うなら働きながらの受験は厳しいぞ
ある程度センターが上がってきたら
実家に戻って専業受験生やった方がいいとは思う
・・・が、そう簡単にはいかないよなw
どうしても独力でやるなら、受験には生活費以外でも金もかかるし、
働くのはやむを得ない
俺も働きながら2年、専業受験生で3年、計5年かかったよ
>>1には頑張って欲しい
しかも24歳って、やっと決意してはじめたばかりだろう。
何をするにも自分の選択、責任も自分にかぶさる。
苦労した先に自立心が芽生えて良かったなと思う。
長い間ご愛読いただきありがとうございました。
急ぎ足ではありましたが、話を終わらせていただきました。
また後に小説でも書ければと思います。
息抜きにはじめた自分語りがここまで反響があるなんて想像もしていませんでした。
では、2ちゃんねるももうしばらくすることはないと思います。
本当にありがとうございました
頑張れよ。
で今も素人童貞なのかな?(笑)
風俗ほどほどにする
頑張れよ 面白かった
決意したときから再スタートは成功したもんと同じや
主人公 濱田岳
えなり 橋本マナミ
山中 イケメン
ゆか アイドル
コージ 市原隼人
父 西田敏行
母 岸本加世子
お父さん西田敏行最高w
焦った顔みたいw
映画化されたら観に行くわw
私も見に行くw
コージに市原隼人笑ったw
好きだけどね
エンケン辺りが良いかも
久々にいいスレに出会った
乙でした