父親とのセックスの経験がある女の子集合!スレより
でもまあ、言い出しといて話さないのも変だよな。
先ず家庭環境だが、うちの父はもう定年間近の初老だが若い時は洒落者で鳴らした男だった。
母も大学のミスになった美形。昔は人も羨む美形カップルだったそうだ。
姉は俺の一つ上で母親似で身内が言うのもなんだがこれまたモデル体型の美形、
俺も父親似で実は割とモテる。
で、母は俺が小学三年生、姉が小学四年生の時に若年性癌で亡くなった。
亡くなった時は俺と姉と父の三人で母のベッドに抱き合いながら突っ伏して泣きじゃくったよ。
それからは親子三人で仲良く暮らしてた。
父はいい父親だったよ。尊大ぶる所が無くざっくばらんでそれでも頼りになって、
俺と姉は父の事がとても好きだった。
俺が中学三年の時だったが、結構上の学校を狙っていてかなり受験勉強をしていて、
その日も深夜受験勉強をしていて便所に立ったが、暗い廊下を歩いてるとよがり声が聞こえた。
誰かポルノでも見ているのかよ?と思ったが直ぐにそれが姉の声である事が分かった。
そして父の声も聞こえた。
オイオイまさかと思って声を辿ると、父の部屋から声は聞こえる。
あの二人なにやってんの!と思ったが、それ以上なにかする気も起きず、
早々に便所を済ませ、その日はもう寝てしまった。
姉も父もいつもの様に普通の親子で、一瞬なにかの勘違いか夢でも見たのかと思ったが、
そんな訳も無く、まあ、まあいいかと棚上げしてそのまま考えなくなった。
次に聞いたのは数ヶ月後。
ああまだやってるんだと思った。
勘弁して欲しいなと思ったが、そんな事があった所で自分の日常には全く介入するものは無く、
考えなければ考えないで済む事だった。
言って置くが、それを思って性欲が猛ってしまう事など無かったよ。
身内同士のそんな事なんてあまりに非日常的で、呆気に取られる感じで
そんな風に思う余裕なんか生まれなかった。
父と姉は随分気を使っていた様で、そんな声を聞くのは数カ月か、
場合に依っては一年に一回と言うところで、その度にこっちはまだやってたのかと思い、
他人には言えぬ家族だけの秘密を思った。
友人と馬鹿げたエロ話をしても話せない一線を思い、そんな時は人に話せぬ困った家庭環境だと思った。
それを抜かせば俺には自慢の家族だったので、画竜点睛を欠くと言うか、
完璧という事はそうそう無いもんなのかなと思った。
そして俺は大学に入って故郷を離れ、父姉に会うのは帰省時のみになった。
もう、まだやってるのかどうか知る事も無くなった。
故郷に残る父姉をたまに、まだやってるのかなと思い出しながら、
自分の家庭に起こった事が引っかかるので珠に気が向いた時にその手の研究書を読んだりもした。
そして故郷を離れたまま就職し…もう父姉がどうしてるか考える事すらしなくなった。
当時の自分が接した体験は、ほんのこれだけ。
姉が子供を寝かしつけて別室で二人で雑談をしていて、酒も少し入って、唐突にその話を始めた。
気がついていた?と聞くから気がついていたよ、と言うと、やっぱりかあ、と言いながらニコニコ笑っている。
こちらは今まで口にしてはいけないと思っていた事を唐突に話題にされたので
居心地の悪さを感じてオドオドしていて、それは態度にも出ているだろうに、
姉はお構いなしにニコニコと笑いながら話を続ける。
ああ、もしかしたら大した事では無い事として押し切ろうとしてるのかな、
と思いながら話を聞く。
最初は、姉が中学三年の時に居間のソファーでうたた寝していて、
気がついたら父が姉の足を触っていたそうだ。
最初姉はパニクって怖い!と思ったが、少しして、父は子育てばかりで女っ気も無いし、
こういう機会も無いんだろうなあ、と思うと憐憫の情が湧いて来て、
父が触るがままにさせていたのだそうだ。
そんな事が続いてその成り行きで…という事だが、俺は、ん?と思った。
父はスキンシップの過剰な人でそんな接触などよくある事で、
姉がそこでいきなり欲情を感じた事が腑に落ちなかった。
実際はある日、日常の行為でどちらかのスイッチが入り、それをもう一方が感じ取ったのだろう。
しかし姉の中では既に、可哀相な父を癒した健気な自分のストーリーが建設されている。
父とは日常的に関係していたんだそうだ。
俺が塾やバイトで留守がちで、その間を利用してしていたらしい。
随分気をつけてはいたんだな。バレてたけど。
私はお母さんの代わりをしたんだ、父の世代の人は世話してくれる人が必要なのよね、
どこかで聞いた様な言葉を、これは本当に姉の本心の吐露なのかと訝りながら聞く。
もしかして子供は…と言うと、そんな事あるわけ無いでしょバカ、
避妊は万全だったし結婚してからはして無いよと言われた。
個人的な意見だが、セックスというのは単に快楽だけでは無く、色々な、
あいまいでいて多彩な事に、言葉にならない安心感の保障の約束を感じさせる奇特な行為だと思う。
それに快楽が付いているのだから、人間同士のコミュニケーションとしてはすこぶる上等のものだ。
市井の夫婦がたとえ相当な問題を持っても繋がっていられるのは、この麻薬にも類した甘美な契約行為があるからだろう。
父も姉も、この甘美な状況に安心を感じていたのではと思う。
そして妊娠には注意し独占欲や嫉妬の縛りからも予め解放されている。
親子とか夫婦とか関係無く、人と人としての、この安心する状況は実に抗い難いものがある。
そして話は下ネタに移り、父とが実は一番気持ちよかった、肉親とのセックスが最高って話は本当だね、
そんな話を同じ様な居心地の悪さを感じながら聞いた。
結局、姉も今だに整理がついていないんだ。
いや、もう終わってしまった事を改めて分析して整理をつける必要も無いので、もう放置したままだ。
むしろ姉にとっての最後の整理は、俺と、この件で一回話をする事だったんだな。
そしてもう姉とこの件で話をする事は無いだろう。
斯くして我家に起こった事は、誰にも知られず問題になる事も無く過去へ消え去った。
残ったのは俺の頭の中の一抹の疑問だけ。
その疑問の答が出来れば見つかればいいなと思い、俺はこのスレを見てるんだろうな。
俺の事は以上、お粗末様でした。