クラスメイトのJKと婚約した後、ヤリチンに寝取られた話

寝取られ体験談スレより


1: 投稿者:雅之 ◆4hGpIqxXLk 投稿日:2012/06/21 22:18:07

初めまして、雅之と申します。
フルネームは当時の嫁だけにしときます。
平均より少しレベルの高い公立高校の普通科に入学してから、部活動での青春という
道を捨てて、アイスクリーム屋のバイトに明け暮れる日々の中、塚○香苗と出会って
からの話をしたいと思います。


当時16歳だった俺は、高校2年に進級後、クラス換えで香苗と同じクラスになった。
それが彼女との一番最初の出会い。

これといった衝撃的な出会いや、運命の悪戯などからも見放されていた中、始業式の後、
隣の席の彼女が最初に話しかけてきてくれた。
自己紹介の後の休み時間だったと思う。

「それ、新しい携帯だよね。どう? 使いやすい?」

いきなり声をかけられたのでかなりビックリした。
消極的な性格で、少ない友人からは顔が普通すぎると言われ、自分の世界に閉じこもって
いた俺に声をかける女がいるなんて。

振り向くと、そこには美少女の笑顔があった。
当時の彼女は丸めの顔で髪型はセミロング、真ん中から前髪を左右に分けていた。
シャンプーのCMのモデルみたいに艶のある黒髪だったような気がする。
適度に整えられた眉毛、クリッとした大きな目、細長く凜とした鼻、薄い唇、頬と額に
少しだけ目立っていたニキビ。

一目惚れだった。

彼女の自己紹介のときは照れ臭くて直視できなかったけど、ああいう風にまじまじと
視線を繋がれると目を逸らすことができず、釘付けにされた。
今改めて彼女との思い出を振り返ると、彼女の美しさのピークは高2~高3の春くらい
だったと思う。
彼女が一番美しい時期に俺は香苗という女子に恋をしたのだ。

「え? ま、まあ、できることも結構増えたし。えっと……塚○だっけ?」
「そう! もう名前覚えてくれたんだ。そっちは雅之君だよね」
「う、うん」

香苗は初対面から俺を下の名前で呼んでくれた。
俺が名字伏せてるからとか関係無く本当に。

「雅之君の自己紹介、なんかカクカクしてて面白かったよ。
 趣味が洞窟探検って! あれほんと?」
「あー、あれは……まあ、たまにやるくらい」
「雅之君が洞窟探検してるとこ想像するとなんかおっかしい!」

目を瞑って、俺の洞窟探検の様子を想像して笑う彼女は冷えていた俺を温かくしてくれた。
俺の心の奥底に眠る何かに火がついたような感覚だった。

「あんま笑うなよ。塚○は何の携帯使ってるの?」
「あたしはドコモのこれだよ。カメラの画素数イイやつに代えようか悩んでる。
 どうしよっかなー」
「代えたら? 周りの女子も最近の携帯持ってる人多いし」
「そうだよね、もう少しお金貯めたら買うかも」
「塚○はどっかでバイトしてるの?」
「レストランでやってるよ。高一からずっとサイゼ。雅之君は?」

店は違っても飲食系のバイトという共通点を見つけて、かなり舞い上がっていた。

「俺はアイスクリーム屋でやってる」
「アイス!? あたし大好き! 今度おごってよー」

手の平でパチンと音を立てて冗談交じりに言っていたけど、目がでっかく開いて
すっげぇ可愛かった。
すぐにでも抱きつきたくなるくらい。何せ目の輝きが違ってたね。
そのとき俺は、経験の少ない男によくある
『こいつ俺に気があるんじゃないだろうか?』
という期待から生まれる優越感に浸っていた。
実際に彼女もそのときから俺に気があったらしい。

「今度俺が働いてるときに来なよ。一つくらいならタダであげるから」
「ホントッ!? 超うれしい! どこのアイス屋さん?」
「駅んとこ」

ここぞとばかりに俺は携帯をいじりながら勇気を振り絞って言った。

「あ、塚○の番号とアドレス教えてよ」

平然を装いつつも内心は心臓バクバクだった。
何せ女子のアドレスを聞くのは中学で1回、そしてこれが2回目だったから。

「いいよ! 先に送るね」

彼女が椅子をこちらに動かして座り直し、携帯をいじり始めた。
そのときに彼女はスカートの腰の位置も直した。
結果、隠されていたJK2年・塚○香苗の白くて太い2本の立派な太股が視界に飛び込ん
できたのだ。
男の本能で新しいクラスメイトの女子を〝交尾の対象〟と認識して、初めてスケベな目で
見つめた瞬間だった。
生唾を飲んでから、何回かチラ見した後、隙を見て10秒間くらいずっと見つめ続けた。

女子の体型が丸みを帯びつつある時期なのかエロすぎるほどムチムチで、ガブッと噛ん
だらピンク色の苺クリームがムニュっと飛び出しそうなほど柔らかそうだった。
彼女が全裸で起立したら、下半身のYの字の中心に隙間が一切無いんじゃないかと思う
くらいのムッチリと肉が詰まった健康的な太股だった。
エロい気持ちになっちゃダメなときだけど、ギンギンに勃起してたな。
それでも座ってたし体勢を前のめりにしてもいたからバレることはなかったけど。

赤外線で連絡先の交換を終えると、彼女が質問してきた。

「アドレスのasukaloveってとこなんだけど、雅之君の彼女?」

ヤバいと思った。
痛恨のミス。
まさか始業式の日に、この俺がこんな超可愛い女の子とメルアドを交換するなんて図は
脳の片隅にも無かったから、今や一般人も支持している人が多い『新世紀エヴァンゲリオン』
のヒロインの名をアドレスに刻んでいたことなんてすっかり忘れていた。
彼女の興味が他の男に移る前に仲良くなってしまおうという焦りもそんな重大なことを
忘れさせる要素の一つになっていた。

「あー、えっと……それは元カノの名前。
 別れてからまだ変えてなかったわ。近い内に変えるよ」
「マジ!? 彼女いたんだ!」

彼女のその反応がなんかあまりにも、俺=彼女いない歴年齢みたいな式が頭にあった
みたいな感じで少し悔しかったから、ムキになってそこで初めて香苗に嘘をついた。
当時の俺は童貞を捨てたくて焦っていたし、もうどうにでもなれってなりふり構わず
猪突猛進の勢いだったから。
嘘をつきだすと止まらなくなる性格だったのも馬鹿だったと思う。

「いたよ。こんな俺だけど中学のとき2年くらい付き合ってたね。
 そのアスカっていう子と」
『脳内で、だけどね』とは死んでも付け足せなかった。
香苗はどう見てもSFアニメとは無縁に近い女子に見えたし。
話の途中で担任が教室に入ってきたからそこで中断した。
俺はそんな嘘を重ねていきながら、香苗と親密な関係になっていった。
彼女の裏に潜む、根岸というヤリチン男の影を知らずに。



この話はそれほど昔の話ではありません。
ここまでの一連の会話を覚えてるのは当時の日記を参考にしてるからです。
部屋を整理してたら日記が出てきたので、あの頃の気持ちを思い出して読んでいたら
興奮してしまい投稿しようと思いました。
できたら1日ペースで投稿しますのでよろしくお願いします。


6: 投稿者:雅之 ◆4hGpIqxXLk 投稿日:2012/06/22 15:23:25

香苗と連絡先の交換をしてから頻繁にメールするようになった。
その当時は俺の方からメールして香苗が返信するパターンが多かったような気がする。

頑張ってアイス無料提供の誘いを約束できただけあって、最初のメールからすんなりと
話を進めることができた。

5月上旬、放課後に香苗が女子の友達と2人で俺のバイト先を訪れた。
香苗は他の従業員になるたけバレないように手を振って笑顔で合図してくれた。
もう1人の友達は香苗よりも少し劣るくらいの可愛さで、香苗のアンバランスでエロい
洋梨体型とは違って、スラッとしてて足も細かった。

安産型なのは香苗の方かな、などというスケベな比較をしつつも俺は仲の良い社員の人に
許可をもらって、アイス3玉分を2つ香苗の客席に持っていった。

「3個もいいの!?」
「オッケーもらったから遠慮なくどうぞ」
「ほんっとにありがとねっ!」

香苗は上の段のバニラの玉にベチョッとしゃぶりついた後に言った。

「あ、こっちは3組の亜梨沙」

紹介されたもう1人が「面識無いのにありがとうございます」と礼儀正しく軽く首を振って
俺のアイスを受け取った。
香苗の無邪気で活発的な性格とは違って、亜梨沙ちゃんはかなり大人しい性格のようだった。

「いいよいいよ。あんまり頻繁にタダではあげられないけどね。
 塚○とは1年のときクラス一緒だったの?」
「そうです。中学のときからですけど」
「仲イイんじゃん」

そのとき香苗にメールが届いたようで、彼女はバニラを唾液でドロドロに溶かしながら
携帯をいじり始めた。
そこで俺は奴の名前を始めて聞くことになった。

「根岸だ! カラオケ行こうよだって! 亜梨沙もこれから行かない?」
「えっ……根岸君って香苗の……」

香苗が唇を噛み、眉間に皺を寄せて首を横に振ったのを見て、亜梨沙ちゃんは言葉を濁した。

「あ、ゴメン! 軽音部の人だよね? まだ話したことないし、私はちょっと……」

亜梨沙ちゃんはすげぇ焦っていて、俺の表情をチラッと窺った後、俯いた。

根岸っていう名前は、俺と同じクラスの佐々木っていう仲良くなった男から話は聞いていた。
廊下ですれ違ったりするときにあいつが根岸だと佐々木が教えてくれたのだ。
奴はイケメンだった。
容姿では俺が勝てる見込みはほぼゼロといっても過言ではないほどのイケメンだ。
髪はパーマをかけたボブで、悔しいが優しげで中性的な顔立ちのためか似合いすぎだった。
根岸は高校生にしては大人っぽい顔つきで、読者モデルも経験していて、ヘアースタイル
の雑誌のモデルに載ったことがある奴だった。
現に俺は奴が載ったその雑誌を佐々木から見せてもらった。
奴は性欲がかなり強く女癖が悪いようで、付き合っていても他の女子に手を出してしまう
チンポマンだということも佐々木から聞いた。
バンドでドラムをやっていたし、あれだけ顔が良ければ女子にはまず困らなかったんだろうな。
休み時間に根岸が俺の教室に入って来て「やべぇよ、誰かジャージ貸してくれー」と言って
困っていたことがある。
そこに香苗が歩み寄って自分のジャージを貸したのだ。
俺が通ってた高校は男女ジャージの色は一緒だった。
今もたぶんそういう学校多いと思うけど。

香苗の表情は俺に見せるそれと違って、少し色気があって発狂しそうになった。
香苗と根岸って付き合ってるんじゃないか?と思うくらい親密な感じだったのだ。
俺はそれだけで嫉妬で胸が張り裂けそうだった。

香苗が今、根岸の名を口にしてから意味深なやりとりを目撃し、俺の心拍数が少し上昇した。

「えー? 行こうよー!」

香苗は亜梨沙ちゃんの遠慮気味の苦笑いを見てちゃっちゃと決めてしまった。
香苗はウジウジしている人間が嫌いだった。

「あー、もういいよ、どうしてもダメならあたし1人で行くから」

香苗はスクールバッグを背負い、立ち上がった。
黒と白の水玉模様のバッグには大きめのテディベアのぬいぐるみがぶら下がっていた。
ブレザーの制服とめっちゃ似合ってた。

「ゴメンね! また今度女子と行くときにでも誘って」
「りょーかい! 雅之、今日はありがと!
 アイス無料券みたいの100枚くらい作ってよ」
「100枚はねぇよ!」

この頃から既に俺を〝君〟付けで呼ばなくなっていた。
香苗の冗談はかなりオーバーでときどき俺を困惑させる。

バイトから帰宅後、俺はやっぱり香苗と根岸の関係が気になって香苗にメールした。

【香苗って根岸って奴と付き合ってんの?】

若干ストレートすぎる質問な気もしたけど、香苗は回りくどいのを嫌う女子だったから
あまり深く考えずに送信した。
9時少し過ぎでまだカラオケの最中だったと思うけどすぐに返事が来た。

【付き合ってないよ(笑いの顔文字)どうして!?】

かなりホッとした。俺もすぐに返信した。

【いや今日なんかそれっぽい雰囲気だったから。ならいいや、カラオケ楽しんで!】

その頃には俺と香苗とのメールの回数は尋常じゃないくらい増えていて、誰かが携帯の
受信ボックスを見れば、こいつらは付き合っていると錯覚するほどに進展していた。
香苗はどんなことがあってもかならず返信をし忘れることがない几帳面な女だ。
それは夫婦になった今でも変わらない。
そんな香苗が他の男と仲良くなっていたことをそのとき初めて知って複雑な思いになった。

香苗が根岸とカラオケに行った日から俺の中で何かが変わり、電話でもメールでも下校中
の会話でも、香苗の深い部分に迫るようになっていった。
そんな俺の情熱を察知したのか、香苗もそれに共鳴してくれるようになり、6月の下旬に
俺はついに告白を決意した。

下校中、お互いの帰路に就くために別れる間際、俺は香苗に言った。

「俺と付き合ってよ」

人生で初めての告白だった。

「……え?」

鼓動の音が痛いくらいに伝わってきて、どうにかなりそうだった。
真面目な表情で言ったつもりだったが、後に香苗からその話を聞くと、かなり心配そうな
表情をしていたらしい。
香苗も突然のことに切羽詰まってしまい、俺から視線を逸らして俯いてしまった。

30秒くらいに感じられた長い沈黙の後、香苗が言った。

「ちょっと考えさせて」

俺は腰が抜けそうになるくらい緊張していて、ロクな返答ができず「わ、わかった」
と震えた声を出した。
「じゃあまた明日な」
「うん。またね」
そのとき香苗は上目遣いで俺の表情をよーく確認していたのを覚えてる。

帰宅後、俺はずっと香苗からの連絡を待ち続けた。
飯の最中も携帯は手放さず、風呂の中にまで持ち込んだ。
深夜になっても香苗からの連絡は無く、結局その日は朝方の睡魔がくれた1時間ほどの
睡眠しかできなかった。

7時過ぎ、朦朧とする意識の中、メールが1通届いた。
その着信音で眠気が一気に吹っ飛んだ。
心臓がドックンドックン暴れ出して、震えながら受信ボックスを見ると香苗からだった。

件名:昨日の返事。
【あたしで良いなら全然OKだよ(ハートの絵文字)
 大事な約束なんだけどあたし達が付き合ってることを他の人に言わないでほしいの。
 あたしあんまり騒がれるの好きじゃないから。大丈夫?】

俺はその最初の一文を見た瞬間、これまでの人生で味わったことのない浮遊感と高揚感を
味わうことになった。
体の隅々を巡る光が覚醒し、膨張していく幸福を翼に変え、今すぐにでも窓から飛び立て
そうな勢いだった。
不可能なことなど何もない超人になった気がした。

【もちろん秘密にするよ! ありがとう! めっちゃ嬉しい!】

登校後、教室に入ると香苗が席に座って隣の友達と話している姿を確認できた。
昨日のお笑い番組について話しているようだった。
すごい楽しそうで、これほどまでに笑顔が可愛い女の子は他にいないだろうと思った。
爆笑すると引き笑いで窒息しそうになるところも俺は今でも好きだ。

俺が自分の席に座ると、香苗が気配に気付いたようで、「おはよー!」とこれまでにない
くらい明るい挨拶をしてくれた。
なんだか照れ臭くて挙動不審になりつつも「お、おはよ!」と返事をした。
ホームルームまで10分くらい前だったからかもしれないけど、大胆にも香苗は俺の手を
引いてきた。

「来て!」

俺は転びそうになりながらも、幅のある大きな渡り廊下まで連れ出された。

「今日からよろしくね」

ニヤッと笑って香苗はそう言った。
あの笑顔はあの日のあの時間に、あの場所であの関係じゃないと見ることができない
女の笑顔だった。

「こっちこそよろしく!」

俺は香苗の見た事もない笑顔を目にして心でガッツポーズをすると同時に不安も生まれた。
これまで俺は一度も女子と付き合ったことがなかったためか、何か良く分からない感情を
体感していたためだ。
付き合っているということは、当然あの行為──理性を解放し、普段隠している動物の
本能を剥き出しにして、恥ずかしい部分を結合し、気持ち良くなるアレだ──をすること
もできるかもしれないワケで。

付き合い始めた当初はかなり不安定な気持ちになっていた。
〝一匹のオスが初めて交尾のチャンスを得た〟という衝撃的な事実により、交感神経が
刺激されたからかもしれない。
その日も佐々木の席で佐々木と昼飯を食っていたが、飯が喉を通らず「何かあったんか?」
と心配された。
香苗との約束は守るため「ちっと歯が痛くてな」と顔をしかめて頬を触り、誤魔化そうとした。
だけど俺、演技はてんでダメで笑ってしまい「なんだよ! なんかあったんだろ? 教えてろよー」
と首に腕を巻き付けられながら茶化されたな。

それからの俺と香苗の恋愛はもの凄い速さで進展していった。
俺には香苗しか見えなかった。

そして俺は夏の鼓動を感じ始める7月に、初体験を迎えた。


プライベートセックス、婚約後の寝取られは次の投稿で公開する予定です。


10: 投稿者:雅之 ◆4hGpIqxXLk 投稿日:2012/06/24 05:41:00

7月の中旬。
夏休みを間近に控えているためか、クラスのみんなは授業をまともに聞いてる奴と
聞いてない奴の半分に別れていた。

その日の俺は3日の禁欲により精巣の中が精液で満タンになっていて、廊下ですれ違う
女子を見る度にムラムラしていた。
朝に生卵を2つ飲んだ性もあってか、腹が減り始める11時頃には子孫を残そうとする
本能がフルに働いてしまい、ギンギンにみなぎっていた。

3時限目が終わってからの休み時間にトイレで1発抜こうと考えたが、3時限目が体育
だったため、佐々木と話しながら着替えている内に休み時間が終わってしまったのだ。
ムラムラを発散できないまましょうがなく4時限目の世界史に突入した。

じっとりした暑さの中、ふと隣の香苗の様子を窺うと、わりと真面目に教師の話を聞いて
いて関心してしまった。
横顔も綺麗で、高めの鼻が美しかった。
ずっと見つめていると俺の視線に気付いたようで、こちらを横目に斜めから見て微笑んで
くれた。
香苗はx座標の鼻のラインの頬にムチッと肉がついているタイプの顔で、その魅力的な
頬が生む妖美な笑顔は狂おしいほど可愛くて悶絶しそうになった。

4時限目が終わり、俺の性欲が最高潮に達して、限界を感じてトイレの個室に入ったとき、
メールが届いた。
携帯を見ると香苗からだった。

【2階の渡り廊下まで来て♪】

俺達が付き合っていることは飽くまでも公にしない約束だったから、2人で何か秘密の
話をするときなどはこうしてお互いに呼び出すようにしていた。
携帯でメールすれば事足りるようなどんなに馬鹿げたことでも、こうして2人きりで話す
のが香苗は好きだった。
携帯の画像フォルダを見てオナニーをするにも大したオカズが無く、香苗という女体に
接近できるということを本能が選び、俺は結局抜かずに渡り廊下まで向かった。

香苗が手をピンッと上げ、ふざけた感じで「よー!」と言った。
「何か用事?」
「今日あたしんち来ない?」

ドキッとした。
俺の部屋で何度か遊んだことはあったけど、香苗の家で遊んだことはなかったからだ。

「大丈夫なん? 知られたくないんしょ?」
「親にはあたし達が付き合ってること、ちゃんと話してるよ」
「マジか! じゃあ俺、香苗の両親と初対面じゃん」
「夕方から家族で出掛けるって言ってたから、あたし以外誰もいないよ」

え? ええ? それは……。
それはそのつまり、俺と香苗が2人きりってことだ。
そんな機会は俺の家で遊んだときは一度も訪れなかった。
すげぇ胸がドキドキした。

「じゃあ遊ぶか! 新しいスマブラ買ったからそれやろうぜ」
「マジで!? やろー! 手加減しないからねー」
「2人だとやっぱ協力プレイっしょ!」

うまくいけば真っ裸の2匹で生殖行為ができるかもしれないという、オスにプログラミング
された期待と、3日の禁欲による性的興奮が及ぼすアドレナリンの大量分泌から、俺は
普段よりも積極的になっていた。
俺は今夜絶対に口説くと意気込み、帰宅後にいつも購入をためらっていたコンドームを
コンビニで購入してから、チャリで10分程度のところにある香苗の家に向かった。

香苗の家は和風家屋で長い縁側があるタイプの家だ。
風靡な池や岩が横に並ぶ緩やかなスロープを歩き、玄関へ辿り着いてインターホンを押した。
初めてなだけあって嫌でも緊張してしまう。
しばらく待っていると、ドン、ドン、ドン、ドンという階段を下りる音の後に、引き戸が
開かれた。

「いいよ! 入って」

私服かと思いきや、香苗もまだ制服を着ていた。
Yシャツのリボンが外されていて、第2ボタンまで解放されていたためエロかった。
香苗のO型っぽさはものぐさなところにある。

「おう、お邪魔しまーす」
「誰もいないけどねっ」

香苗んちの匂いを吸い込み、俺は……何と言えばいいのか表現できない独特な気分になった。
人んちの匂いってそんな感じじゃないだろうか。
香苗の後を追って階段を上がり、香苗が自分の部屋のドアを開けた。

「どうぞっ!」

ふとドアノブを見るとロックが掛けられる仕組みになっていて、オープン状態の目印が
〝青〟で示されていた。
香苗の部屋は、水色やピンクが好きと言っていただけあってその2色の物が多かった。
フローリングの床に水色のディズニーのカーペット、西側に机、椅子、本棚、高そうな
液晶テレビがあり、机の上にはノートパソコンが1台あった。
ピンク色のベッドが東側にあり、南側にはベランダに繋がるワイドの窓。
カーテンはチェックの淡いピンク色。
北側には冷蔵庫、タンス、クローゼット、ドレッサーが並び、壁掛けハンガーが1つ。
それと……当時の写真見て確認したけど西側の壁にradioheadとoasisとU2のポスターが
貼ってあった。
他にはぬいぐるみが多かった。
ぬいぐるみに関してはかなり多い方で大小問わず所構わず置かれていた。
香苗の部屋は結構広い。というか香苗んちそのものがデカいんだけど。

「テキトーに座って。お尻痛いならベッドでもいいよ」

香苗はそういってベッドに横になり、うつ伏せの状態で読みかけの漫画を読み始めた。
のだめカンタービレとかいう漫画だ。

「じゃあ遠慮なく!」

俺はとりあえず香苗の隣にあぐらで腰を下ろした。
初めて女子の部屋に入っただけあって、いくら香苗に馴れていても緊張してしまう。
そんなことなどお構いなしに、俺の眼下には現役女子高生17歳(7月が香苗の誕生日だ)
の肌色のぶっとい太股が存在している。
膝裏のラインなんて反則的なまでにエロい。
すると、昼過ぎからだいぶ落ち着いていた性欲が再び膨張し始めてしまい、俺は教師が
嫉妬しそうな香苗の卑猥な太股をずっとガン見し続けた。

その頃の俺は香苗が違うクラスの男に告白されたことを知っていた。
野球部の童貞で下心の塊みたいな奴だったらしく、
メールでは
【まだ処女?】
【彼氏はいるの?】
【オナニーしたりする?】
などとプライベートに関する質問をしつこくメールで聞いてきて、とにかく香苗が最も
嫌うタイプの男だったようだ。
そいつは香苗のアドレスを友人経由で間接的に聞いたみたいで、そういうネチネチした
ところも香苗は大嫌いだったため、すぐに受信拒否をしたらしい。
挙げ句の果てには放課後に中庭に呼び出して告白してきたようだが、香苗は何も考えずに
「ごめんなさい」と即答した。
その後、ようやくそいつも自分を諦めたと思い、香苗は油断をした。

なんと数日後、香苗の弁当に精液が入っていたのだ。
そんなことをするやつは野球部の奴以外に考えられなくて、香苗はその日からそいつと
廊下ですれ違う度にガンつけるようになった。
傍観してる俺でも迫力を感じるほどの威圧的な視線だった。
薄化粧のこんな美人がここまで怖い顔をできるのかというくらいに。
さすがに奴もそれにビビッたのか香苗に対して悪さをしなくなった。

俺はその頃から大事な彼女を寝取られることで性欲が沸くという倒錯的な感情に目覚めた
のだろう。
弁当精液混入事件の話を聞いた当初、自分のイチモツが痛いくらいに勃起していることに
気付き、学校で1回、家で2回も抜いてしまったくらいだ。
1日に3回も自慰をするなんてそれが生まれて初めてだった。

それと同じ時期ぐらいにクラスのクソ真面目な学級委員が卒業文集作りを今からでも進め
たいとかほざきだしたんだよ。
香苗と出会って外向的になった俺はクラスのイベントとかに関わる立場になってたから、
バイトの無い日の放課後にどんな文集にすれば良いか?という議論に参加させられた。
そんで討論の結果、アンケートでクラスメイト全員にプロフィール(趣味とかそんなん)
を書いてもらおうということになった。
それに対してそれだけじゃつまらないってなって、文集の最後にランキングのようなもの
を入れたらいいんじゃないかってアイデアを出したやつがいた。
それがOKになったから、俺は面白半分で〝一夜を共にしてみたい異性は?〟という質問
を考えて、どうだ?と言った。
さすがにキモいかと思っていたが、案の定3人いた女の内2人の女からは反感をくらった。
だけどもう1人のギャルがノリ良くてそいつのおかげで俺の案が可決された。
そしてみんなで考えた8つの質問の答えを収集して、俺が考えたそれ、直訳で
〝セックスしたい女子〟の2位が香苗だったんだ。
日頃普通に香苗とけなげに会話してるクラスの男達が、香苗を交尾の対象として見ていた
という事実を知り、それがとんでもなくエロいことなのだと認識した瞬間だった。
こうして実際に俺が香苗と付き合うまでは今まで考えもしなかったことだ。
あの佐々木でさえも香苗と寝てみたいと思っていたのだ。
未知の性癖を拘束していた何かが砕け散り、舐めてはいけない禁断の蜜がドバッと口に
流し込まれる感覚を味わった。
その日の夜は5人で撮ったプリクラ画像(俺、香苗、佐々木、男1、女1)で2回抜いた。

しばらく無料で香苗の太股を見つめていたら、香苗が膝から下の足を今後にバタバタと
させながら言った。

「何する?」

俺は香苗の声で現実に戻された。

「とりあえずスマブラでもすっか!」
「いいね! やろっ!」

2時間ほどゲームをしていると、香苗の携帯が鳴った。
それは電話の着信音で、香苗が確認すると何かヤバい感じの顔になり、
「ちょっと親からだから下で話してくるね」と残して階段を下りていってしまった。
俺がいるときに親と話すことがそんなに大変なことだろうかと俺は疑問に思った。
俺は何だかソワソワしてしまい、ソッーと部屋を出て、階段の途中のところに身を屈めて
耳をすませると、香苗の声がダダ漏れだった。

「えー!? 今日は家に1人だからダメだって!」
「カラオケのときは友達と一緒だったからだよ」
「一緒でも今日はダーメ」
「彼氏じゃないってば」
「ムキになんかなってない」

少し沈黙があった後、香苗は心配そうな声を出し始めた。
なんだなんだ? なんなんだよ。
カラオケって……もしかしてあいつと話してるのか?

「……何かあったの?」
「……大事な話って何?」
「うん、うん」
「……それ、ほんとなの?」
「……そうなんだ」
「ちょっと! ちょっと待って! 切らないで!」
「……いいよ。ウチに来ても」
「うん、それでもヘンなことはしないでよね」
「うん、うん。じゃあ待ってるから。もう夜だし気をつけてね」

香苗が携帯を切ったのを確認した直後、俺は猛スピードでササッと部屋に戻り、何事も
なくゲームを再開した。
戻ってきた香苗に俺は早速質問を投げかけた。

「なんだって?」
「なんか思ったよりも早く買い物終わっちゃってもう帰ってくるって」
香苗は悲しそうな顔で続けた。
「だから……今日はこれ以上は遊べない」
「帰ってくるってあとどれくらいで?」
「もうウチに近いとこだから5~6分で来ると思う」

どう考えてもさっきの電話の会話から推察するに親との会話じゃないのは分かっていた。
それでも何故か俺は知らずの内に香苗に合わせていた。

「マジかよ、すぐそこらへんじゃねぇか」
「そう。だから今日はホントにゴメン!」
「わーったよ、しょーがねぇーな。まあ香苗とゲームすんの普通に楽しかったし。
 今日は我慢するわ」
「マジでゴメンね! もうこんなことないようにするからさ」

さっきの会話を聞かなければ、今の香苗が演技をしているかもしれないなんて微塵も
思わなかっただけに胸が苦しかった。

「おっけーおっけー。んじゃあ……そろそろ行くよ」
「そんな落ち込まないでってー」
「じゃまたな」
「また明日!」

香苗の満面の笑みがフェイクなのなら女優にでもなれるだろうな、とそのとき思った。

香苗の部屋を出たはいいもののとてもじゃないがこのまま、はいはい今日は楽しかった
ですさようなら、なんて素直に帰れるワケがなかった。
ただでさえ部屋に充満する女臭くて甘ったるいニオイを嗅がせられながら、超エロい
太股を見せつけられて交尾の準備万端だってのに。

時刻は7時半で、辺りは暗くなっていたが、俺は一応玄関の引き戸を開け閉めした後、
自分の靴を持って1階の脱衣所に身を潜めて香苗が突発で家に呼んだ奴を待つことにした。
単独なのか複数なのかでだいぶ意味が違ってくる。複数であってほしいと俺は願い、
ひとり俯いて待ち続けた。

15分も経たない内にインターホンが鳴り響いた。
俺がいる脱衣所は階段の下にあったため、脱衣所の引き戸を開けて玄関を覗くことが
できたが、顔を出すにはリスクが高くて引き戸を開けるだけにした。

香苗がすぐに階段を下りてきて、「どうぞー」と言った。
「お邪魔しまっす」という男の声が聞こえ、俺は確信した。
その声は間違いなく、根岸である。
香苗は「もーう、突然で大変だったんだからねー」と言って根岸と一緒に階段を上がって
いってしまった。
「やっぱ彼氏だったん?」
「違うってば」
「でっけぇ家だなー」

そこまでは聞き取ることができたが、2人が部屋に入ったようで、一瞬にして1階に
静寂が訪れた。

これは……。
俺は今とんでもない現場にいるのではないだろうかと思った。

状況を整理しよう。
まず俺は高校で、今日2人きりになれるからあたしの家で遊ばないかと香苗に誘われた。
だがしかし、遊んでいる途中に携帯が鳴り、それは親ではなく根岸であり、根岸と遊ぶ
ために俺を追い払ったのだ。

その電話が親だと俺に嘘をついてまで根岸と遊びたかったってことなのか?
俺はふと気付いた。
着替えずに家を飛び出して制服のままだったが、股間に目をやるとチンポがビンビンに
勃起していて、我慢汁でトランクスがベチョベチョになっていた。

いてもたってもいられず、俺は沸々とボルテージを上昇させていく射精欲に耐えつつ、
震えながらも階段をゆっくりと音を立てずに上がり、香苗の部屋のドアの前まで足を
運んだ。
暗かったから携帯の光でドアノブ付近を照らすと、ロックの目印の部分が〝青〟ではなく
〝赤〟になっていて、こちらからは入ることができなくされていた。
俺ではない違うオスと俺が交尾しようとしていたメスの2匹が、誰にも邪魔されずに
子供を作らない交尾ができる秘密の空間を、誰にも見られないように作ったのである。


うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!


興奮が限界に達しようとしていた。
憤怒と嫉妬と性欲がグチャグチャになって入り混じり、血液が紫色に変色して俺の体内
を循環するような感じで、俺の理性をシュワシュワに溶かしていくのが分かった。


15: 投稿者:雅之 ◆4hGpIqxXLk 投稿日:2012/06/26 18:38:26

心臓バックバクの状態で、俺は2人のどちらかが尿意などの理由で、いつこのドアを
開けるのか気が気ではなかった。
バレたらこの先絶対香苗と気まずくなるだろうし、俺はズボンとトランスを脱いで
思いっきりシゴきたい気持ちを抑えて、ズボンの上から軽く撫でるだけで我慢した。
そのままそっとドアに片耳を密着させると、防音効果が薄いドアの構造らしく、
根岸と香苗の会話が僅かに聞こえてきた。

「しくん──なの?」
「──んだっていわ──」
「あと──かげつって──にしん──」

いくらドアの前といえど、さすがに小さな声だと聞こえづらく、脱衣所にいたときよりも
声を明確に聞きとることができなかった。

「ゴメン!──しいおもいさせちゃっ──香苗ちゃん、わいいの──」
「だいじょ──ねぎ──が──なら、ほう──」
「ありが──さい──おもいで──」
「──しくんが──たいな──」
「え!? いいの!?」
「でも──はだ──ど──てで──ら」
「ありがとう!」
「──げー──し」

言葉の断片が聞こえてくるが滅裂していて意味が理解できなかった。
どうやらそこまでの会話の後、ガタガタという音がしてゲーム音が聞こえ始めた。

ただゲームで盛り上がる声を聞き続けるのは永遠にも感じられた長い時間だったが、
約1時間後に変化があった。

ゲーム音が消えてさらに声が聞こえづらくなった。
おそらく東側のベッドに移動したのだろう。
ドアがあるのは北側の右側だから俺は2人からかなり離れていることになる。
ほぼ会話を聞き取れないまま、10分ほど経過した。
俺の胸はかき乱される思いだったが、ここでようやく声が聞こえた。

「ええっ!? とるの!?」

香苗の大きな声がはっきりと聞こえたのだ。
とる? とるってどういうことだ?
取る……採る……盗る……採る……ダメだ、今の状況には全て当てはまらない。
それじゃあ……やっぱり……もしかして……。

撮る?

ネットに散らばっているプライベート流出データ。
日本人のそれらは希少価値が高く、アダルトサイトで商品として売られるほどの経済効果
を及ぼしている。
香苗の顔を含めた全裸が流出し、大量に複製されたら回収は不可能だ。
その永久保存されたデータがネットに潜む正体不明の男達のオカズにされ続けたら、
俺はどんな気持ちになるのだろうか?

そのときの俺の心拍数は過去最高を記録していただろう。
生でチンポを10コキでもしたらすぐにでも射精できそうなほどに極度の興奮状態に
陥っていた。
本能で香苗の危機を察知したのか、止めどなく沸き続ける性欲がさらに膨張し、
俺の亀頭の先っちょからカウパーをドプドプ分泌させる。
俺のチンポは早く壁の中のメスと交尾がしたいとビュクンビュクン暴れていた。
テストステロンの過剰分泌で俺のヒゲが濃くなるスピードが早まるかもしれないな、
と思った。

香苗が根岸と遊んでいることはもうこの際許そう。
理性がドロドロに溶かされていく中で、俺は思考を巡らせた。
もしも俺がここでドアをドンドン叩いたら2人はどういう反応をするだろうか?
香苗が自分の親に交際中だと告げていたことを俺は今日初めて聞いた。
それでも香苗が嘘をついたとき、明らかに親と俺の対面を煙たがっている感じだった。
ようするに、香苗は親に俺の名前を出していないのではないか?
ここで香苗の言う通りにあれから5~6分後に両親が帰ってきていた場合のケースを
考えてみた。

両親が帰ってきた後、少し遅れて根岸がやってくる。
このパターンは香苗と根岸が夜に2人きりで遊んでいることが親にバレても大丈夫だ
ということを意味する。
つまり、もしも今この家に両親がいるのならば、香苗が親に告げたかもしれない彼氏の
名前は根岸だってことなのか?
そして突然ドアが開かれたらヤバい何かをするためにロックをかけた?
それが本当なら根岸の電話の前に香苗は親とも電話で話していたことになる。
そうだ、それが一番納得がいく。
俺は香苗と根岸の電話の会話を聞く前、香苗が部屋を出てから、モヤモヤした疑念を
抱えながらも、部屋の中で2分くらいゲームをしていたのだ。
その2分ほどの間に電話で親と会話をしていたのなら俺の考えの全ての筋が通る。
となると、今この家には香苗の親がいるということになるはずなのだが……。
しかし、香苗はあのとき「親があと5~6分で帰ってくる」と間違いなく言ったのにも
関わらず、俺が脱衣所で待ち続けているとき根岸以外の誰かが玄関を開けた音は一度も
聞いていないし、1時間半が経とうとしている今でも香苗の両親が帰ってくる様子はない。
最終的に考えられるのが、香苗の両親に何かトラブルが発生して、両親がまだ帰宅できない
状況に置かれているということだ。

そこで俺は考えるのをやめた。
自分を客観視して虚しくなったからだ。
俺は馬鹿な男だ。
こんなに深く考える前に、あのときに一言「根岸と話してただろう」と言えば良かったのだ。
また俺の悪い癖が出てしまった。
自分を偽ってその場の状況に合わせてしまう癖だ。
今回は性欲が絡んでいたために、〝最愛のメスが他のオスに会っているのかいないのか〟
を確認したかったからかもしれない。
動物のオスは処女のメスを好むということを何かの本で読んだ。
俺は香苗に群がっていた男のひとりの詳細を明白にしたいがために、無意識に香苗を突き
放したのだ。
香苗に隠された秘密を知りたいという欲求により生じた行動だった。

もうワケがわからなくなった。
そんなアホなことを考えていても俺のイチモツは破裂しそうなほどに勃起していて、
俺の中の得体の知れない欲望が溶解寸前の理性をしゃぶり始めていた。

もうこの際クラッシュコースへ逸れても構わなかったが、学校で嫌でも香苗と会わなければ
ならないということが頭にあったため、俺はドアを叩かずに忍び足で2階のトイレに入った。
俺はティッシュよりトイレットペーパー派だ。
俺はいつものようにトイレットペーパーを18回転させた。
俺が3日フルに溜めた精液はかなり濃い。
そこらのAV男優の薄い精液なんか相手にならないくらい濃くて、透明な部分がほぼ無い
くらいプリップリでデンプンのりみたいな感じだ。
今日は溜めに溜めた特濃の精液をズビュッとゼロ距離で香苗のマン毛に射精したかったのだ。
俺はコンドーム越しに中で出す初体験よりも、〝メスの体に精子を浴びせている〟という
視覚的な興奮を体感できる外に出す初体験をしようと決めていた。

そのとき、何気なく廊下を確認したとき、香苗の部屋のドアが開かれたのだ。
俺は携帯の光でトイレの中を照らしていたため、かろうじて即バレはまぬがれた。
俺はどうしてかギリギリまでドアの付近を見続けてしまった。
香苗の部屋から漏れた光で出てきた1人が照らし出された。
黄色のブラジャーに黄色のパンツという下着姿の香苗だった。
左手にはティッシュ?と思しきものがクシャクシャに丸められていた。
俺は焦ってすぐにトイレの便器の方に身を引っ込めたが……。

終わったと思った。

香苗は明らかにこちらに向かってくる。
きっとティッシュを流すのだろう。
ティッシュをトイレに流さなくてはならない理由なんて1つしかない。
今の状況ならきっと親に栗の花に似たあのニオイでバレるのが嫌という理由だ。
あれはきっと根岸の精子がたっぷり付着したティッシュなのだ。

俺はその根岸の精子のニオイを嗅ぎたいと思った。
俺は決してホモではない。
〝根岸の精子のニオイを香苗が嗅いだ可能性が高い〟ためだ。
香苗の脳が根岸の精子のニオイを覚えたのなら、俺は香苗が記憶したかもしれない
そのニオイを知りたかった。
〝香苗の全てが知りたい〟からだ。

後10秒もしない内にバレるだろう。
心拍数が跳ね上がり、トイレットペーパーを握る手に力が入った。
もうダメだと思った。
極限状態の中で俺は頭をフル回転させた。
香苗がトイレに入ってきた瞬間、香苗の口を後ろから塞ぎ、俺であることをささやけば
一大事になることを回避できるのではないか?

もうそれしかない。

神様、頼む!



ミシッ、ミシッ、ミシッという廊下が軋む音の後に突如、廊下の電気が点いて、
ミシッミシッミシッ! という大きな音が遅れて聞こえてきた。

「香苗ちゃん……お願いだからもう1回やってよ」
「ええぇ?」
「やっぱり出さないと今日興奮で眠れないよ」
「普通のエッチはダメだって言ったでしょー」
「い、入れるエッチじゃなくて、さっきのでもう1回」
「……親があと30分くらいであたしにお弁当買って帰るってさっきメールきたし。
 今度は絶対帰ってくるよ」

香苗の声はいつもと違い、かなり甘えた口調になっている。

「部屋ならロックかけちゃえば大丈夫だよ。
 お、親が来たらベランダに出るから。
 はぁ、はぁ、頼むよ……俺もうながくないんだし」

極限状態で暴走する鼓動の中で俺は考えた。
長くない? ちんこが?
今は短くなってるから?
勃起すれば長くなるし、理屈は理解できる。

違う意味なら、根岸は……近い内に……死ぬ? のか?

「ほ、ほらほら行こっ」
「……やんっ」
「はぁはぁ……こ、今度はもう少しだけあそこの毛、見せてよ。
 お願いだから乳首も見せて……。ち、乳首見なきゃ死にきれないよ」

根岸はかなり興奮しているようで、荒い息遣いがリアルだった。

「……どうせそのビデオ使うんでしょ? これ以上は……」
「はぁはぁはぁ……じゃ、じゃあとらないから!
 さっきみたいに手でやってよ、今度は最後まで!
 この、て、て、手でならいいよね? いいでしょ?」
「ぁん……」
「お、親が帰って来る前に、はぁはぁ……早く、す、すま、済ませちゃおう」
「待って……ティッシュ」
「ローションは臭わないよ」

根岸の情けない声色から焦っているのも伝わってきた。

「は、早くエッチやろ……」
「ちょ、ちょっと……おしっこだけ……やぁん……」

声優向きの泣きだしそうな根岸の美声が1枚の壁を隔てた場所で響いていた。
根岸が相当興奮しているのに対して香苗はその粘っこいオスの性欲に疼いているようだった。
射精がしたくてしたくて仕方がないといった誰にも見られたくないオスの本能が震えさせる
声と、受精を承諾したいことを我慢して必死に隠しているメスの声を俺は聞いてしまったのだ。
それはそれで苦しかったが、どうやら俺は根岸に助けられたようで2人はそのまま部屋に戻った。

2人が部屋に戻ってから、俺はドアの前まで移動してドアノブの部分を確認すると、やはり
〝赤〟でありロックを掛けられていた。
俺は深呼吸してまだ震えている体を落ち着かせようとしたが、無理だった。
俺は一瞬の安堵感に包まれた後、すぐに焦燥感に圧迫された。
これからどうすれば……。

早くしないと根岸のチンポや精子を香苗が視覚と嗅覚と触覚で記憶してしまうかもしれない。
ひょっとしたら味覚でも覚えさせられるかもしれない。
そうなれば俺は根岸の精子を舐めなければ香苗の知った味を知ることができなくなるのだ。
根岸は女っぽい顔つきだし、女が分泌した体液だと思い込めばいくらでも舐められるが、
そんなことを無理にしたくはない。

根岸は香苗のマン毛を見たのか?
もう少しだけってことはマン毛全体を見ていないってことか?
乳首の発言に関してはまだ乳首自体を見ていないようだった。
つまり、〝香苗と根岸はまだ2匹で真っ裸になって子供を作らない交尾をしていない〟。
しかもまだ根岸は射精すらしていないらしい。
ローションなんかも使ってるようだ。
香苗がローションを所持しているとは思えないし、きっとセックスする気満々の根岸が
持参したのだろう。
それにカメラを持ってくるなんて、隙があれば香苗とハメ撮りする気で来たに違いない。

時刻は8時20分。
そして香苗の発言から察するに、香苗の親にやはり何かがあって帰ってくるのが少し
遅くなっていたのだ。
香苗はあのとき演技をしておらず、最初の着信は親の電話だったということだ。

きっと香苗は誰かと電話中に声を聞かれるのが嫌なのだ。
そういえば教室で休み時間に香苗がトイレに行ってるとき、香苗の携帯が鳴ったことがある。
悪いとは思いつつも、誰が電話してきたのかをサブディスプレイで確認すると、香苗の
母親のフルネームが表示されていた。
香苗がトイレから戻ってきて携帯が鳴っていたことを伝えると、そのときも香苗は
「親だ、ちょっと電話してくるね」と言って再び廊下に出たのだ。

若い頃の香苗は他の女子よりも自意識過剰な面が目立ち、ポケットサイズの手鏡を持ち
歩いていた。
他にもかなり変わっていることは普段から承知していたが、今日も香苗に翻弄されて
しまった。
ただでさえ交尾がしたいという三大欲求の1つに振り回されて頭が濃いピンク色に
染まって思考回路がショート寸前なのに、それに加えてこの状況だ。無理もない。

ああ……あのとき香苗の前で根岸の名前を出していたらどうなっていただろう?
根岸が来るのを断らせて、もしかしたら処女かもしれない香苗とエッチができたかも
しれないのに。
悔やんでも悔やみきれない後悔の念に苛まれながらも、俺はトイレの便器に座ると、
射精欲求の限界を迎え、香苗と根岸の手コキプレイを想像してしまった。
クシャクシャにしたトイレットペーパーをチンポに被せて、シコシコすると
トイレットペーパーの擦れる音が響き始めた。
俺がまだ見たことのない香苗の乳輪やマンコのビラビラ、アナルなどを根岸に無修正で
撮影されるという妄想でオナニーするのは鼻血が出そうなほどに興奮した。

トイレットペーパーが擦れるエロい音の中に、僅かだが部屋から「んんっ!」という
香苗の大きな声が漏れた気がした。
その声を聞いた直後、手のこねるスピードが最高速になり、足をピーンと伸ばすと、
あの何ものにも代え難い快感、下半身内部の収縮を感じ……ついに射精に至った。

驚くほど大量の精液がズビュッ、ズビュッとトイレットペーパーの中に放出され続けた。
携帯の光で精液を確認すると、唖然とするほど濃厚で、汁気の少ない真っ白なゲル状の
デザートみたいだった。
我に返った俺は、そのトイレットペーパーを持って1階まで下りて、1階のトイレに
流した後、玄関からそっと抜け出した。

香苗の部屋を見上げると電気が点いていた。
あそこではオスとメスの交尾が動画データに変換されているかもしれないのだ。
抜いてしまった今となっては胸が締め付けられる思いでいっぱいだが、もしも根岸が
香苗とのプライベートHの動画を作成してしまったら俺はそれを見ずにはいられなく
なるだろう。
明日どんな顔で香苗は接してくるのだろう、そう思いながら俺は帰宅した。

翌日、俺はまたひとつ香苗の秘密を知ることになる。


雅之:
続きを書こうかどうか迷っているのですが、1人でも読みたい方がいらっしゃるなら
書こうと思います。




引用元サイト:
夫婦生活|ナンネット
引用元掲示板:
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