吐き出させてほしい。
もしもしだけど良かったら聞いてください。
登場人物
香奈 (かな)…私。身長高くてガリ。上野樹里を大分劣化させたような見た目らしい
はる …小さい。見た目は普通、誰かに似てそうで誰にも似てない。
ゆきさん…小さい。めちゃくちゃ可愛い。でも性格はおっさん。
おわり
>>2
まあそう言わずに…
レズ?
>>6
そうなります。
聞いてくれる人がいればいいなーと。
始まりは、高校一年、入学式頃だった。
私とはるはクラスメート。
私立の高校に入学した私には友達がいなくて、はじめて声をかけてくれたのがはるだった。
確か、「次教室異動やでー」とかそんな程度だったけど、私は嬉しかった。
はるも私以外に友達がいなかったみたいで、「勇気出して声かけたんやで」と後々語っていた。
仲良くなった私たちは、毎日二人でお昼にお弁当を食べたり、放課後に寄り道をして帰ったりした。
私は部活をしてみたいとはるに言ったけど、はるは「遊ぶ時間なくなるで?」と言っていい顔はしなかった。
それもそうだと思って断念した。
7月になった。
夏休みが近づいて、はるとは相変わらず仲良く、毎日のように遊んだ。
放課後、カラオケに行ったりプリクラを撮ったり買い物したり、
あとはだいたいマクドナルドやサイゼリヤで何時間も喋り続けた。
本当に仲良しだったし、クラスでも二人でひとつ、みたいな扱いだったと思う。
はる「もうすぐ夏休みやなあ」
私「おお、そやなあ」
はる「寂しいなあ、香奈と喋れん」
私「んー、毎日メールするやん。
電話もしてきて。」
はる「それでも寂しいー」
みたいなやりとりをして、可愛いやつめ!って思ってたし、私も寂しかったから
私「どっか遊びに行こ、USJとか!」って提案した。
そしたらそれには何故かあんまり乗り気じゃなくて、
はる「それもしたい。けど、私はるの家に泊まりに行きたいな。」
私の家はそういうの結構緩くて、中学の時から仲良い友達は泊まりに来てたし快諾した。
家に帰ってすぐにお母さんに「◯日はるが泊まりにくるからごはん気合い入れてなあ!」ってお願いした。
誰もいないかな?
その日がきた。
いきなり家に、ではなくいつも通りカラオケに行ったりドーナツ食べたりしてから、そろそろ行こっかって私が家まで案内した。
はるは、私のお母さんにきちんと手土産まで渡して、挨拶を済ませて部屋でまったりした。
部屋に入れたのは初めてで、前日めちゃくちゃ掃除してた甲斐があって「めっちゃきれいやん!」と、にこにこしていた。
お母さんが作った晩御飯を食べて、一人ずつ順番にお風呂に入って部屋で散々遊んで、さあ寝るかってベッドに二人ではいった。
時間は2時ごろで、そのくせ眠気は全くなかったけど一応電気を消して。
はる「クーラー効きすぎちゃう?」
私「そう?寒い?」
はる「いや、うち扇風機しかないから慣れてないだけかも」
そう言って身を寄せてきて、可愛いなあって思った。
はる「なあ、香奈」
私「うん?」
はる「私らって、意外と恋話せんよね」
私「あー、彼氏おらんしなあ。」
はる「香奈は、好きなひとおるん?」
こういう話をするのは初めてだった。けど、まあお泊まりだし、こういう話もするよなーぐらいの軽い気持ちだったと思う
私「いや、好きなひともおらんよ、なに?はるはおるん?」
はる「おるよ。」
はっきりそう言って、ぎゅうっと抱きしめられた。
正直私は大混乱だった。
雰囲気、言い方、そして抱きしめられたことで、気づいてしまった。
私「え、だ、だれ…?」
はる「香奈のこと、めっちゃすき…」
そう言って更にぎゅうっとされた。
はる「なあ、香奈は私のこと好きじゃない?」
私「え、いや、すきやけど、ちょっと待ってわけわからん…」
はるは無理やりキスしてきたり襲ってきたりはしなかった。
心臓はばっくばくで、更に眠気はなくなった。
はるは私に、「付き合って」と小さい声で言って、結論から言うと私はオッケーした。
「いいよ」って言った声が震えたのを覚えてるけど、なぜオッケーしたのかは覚えてない。
普通に男の子が好きだったし、女の子と付き合ったことなんかなかった。
はるのことが好きだった。
けど、恋愛としての気持ちは一切なかった。
断ったら友達じゃなくなるから、みたいなマイナスの気持ちもなくて、本当になぜだかオッケーしたのだ。
あの時の気持ちは今も不思議。
好きじゃなくて付き合うなんて、恋愛に慣れた人のすることだと思ってた。
はるは、「いいん?」と聞いて、私の手を握って泣いた。
これに、「ああよかったなあ」とか、「いいことしたな」みたいな気持ちだったと思う。完全に他人事。
そしてこれが悪夢の始まりだった。
はるは可愛かった。
顔がっていうより、私への態度が。
献身的?っていうのかな
こんなに大事にされたことない!ってくらい、大事にされた。
周りに付き合ってることは言ってなかったけど、「いい嫁だねー」ってよく言われた。
例にあげると、体育の時に私の着替えを畳んだり?
なんか小さいことだけど、普通友達にしないようなことをよくしてくれてた。
12月になった。
はじめてのクリスマス。
この頃には私もはるを好きになってたと思う
恋に恋してたのかもしれない。
けど、単純に自分のことを愛してくれるのが心地良かった。
クリスマスだったかイヴだったか覚えてないけど、はると、初めてキスをして、エッチした。
はるの部屋に招かれて、もうそこからは成り行きだった。
女の子とのエッチってどうするんだろって思ってたけど、抱きしめられてキスされて押し倒されて。
「脱がせて」とか「触って」とか言われて、言われるままに応じてたから、
攻めてたのは一応私だった。
はるは慣れてたみたいで、気持ちいいことが大好きってかんじで、積極的だった。
私の事が大好きってのが伝わってきて、必死で応えた。
最中のはるはめちゃくちゃかわいくて、私たちは行為の虜になった。
>>19
ありがとうございます!
挫けそうだった…
はるは、何回も何回も求めてきた。
放課後はカラオケに行く頻度が増えた。
カラオケで、お互いを触りあって、舐め合って、何度も達した。
こんな関係が続くまま、私たちは二年生になった。
私たちの高校は二クラスしかなく、はるとはまた同じクラスになって喜びあった。
ここからはるが少しずつおかしくなる。
クラスがかわって、まず自己紹介をさせられた。
このとき私は当たり障りのないことを言ったと思うけど、はるは違った。
はる「◯◯はるかです。一年の頃同じクラスだった人はわかると思うけど、◯◯香奈は私の嫁です。誰にも渡さんので。香奈を好きな人とは仲良く出来ません。」
クラス全員ぽかーん。
先生もぽかーん。
私もぽかーん。
これを真顔で言うから、みんな「え?今の、ジョーク?」みたいな変な雰囲気。
ここらへんから、はるの独占欲が暴走しはじめる。
毎日、授業中でもメールしてきた。
家に帰ったらずっと。20分以上無断でメールを返さないと電話がきた。
私のこと好き?って聞かれたら、「大好き。愛してる。」って答えないといけなかった。
「好きだよ」だけだと不機嫌になった。
身体を求められる頻度も増えて、朝早く学校に行って教室でヤった。
誰が、いつ来るか分からなかったから
早くはるをイかせなきゃいけなかった。
そんな毎日が続いたある日。
私がバイトの面接に合格した。
モスバーガーだった。
高校はそもそも禁止してなくて、親も賛成してくれてた。
はるには、応募したことも言ってなかった。
部活の時に反対されたからだ。
私は、「どうしてもはるとの指輪が欲しくて働くことにした。はるのために頑張る」と伝えた。
賭けだった。
結果、うまくいった。はるは上機嫌で、「指輪嬉しい…」と言っていた。
アルバイトはめちゃくちゃ楽しかった。
はるとの付き合いしかなかった私に、いろいろな付き合いができて、経験ができた。
たった、週に二回だけだったけど、私の楽しみになっていた。
しかし、やはりはるはそれを良いようには思わなかった。
「寂しい」
「ひとりぼっち」
こういうメールがバイト中に何通も届いた。
バイトが終わると、メールが50通とか、そんなのが普通になっていた。
ボーダーっぽいね
>>28
ググってみたら、まさにこんなかんじだった。
このころは彼女が病気なんて考えもしなかったです。
>>32
今私もはるも23です。
もうすぐ24の年です。
モスバーガーには、パートのおばちゃん層と、高校生アルバイトの層があった。
他の学校の高校生も、何人かいたのだ。
その中で急激に仲良くなった先輩がいた。
一歳年上の、ゆきさんという女の子だった。
ゆきさんは小柄で、目がぱっちりというか、猫目というか、とにかくめちゃくちゃ可愛かった。
誰が見ても可愛いゆきさんは、性格はものすごい男前、というかおっさんだった。
いつもウザ絡みしてきた。美形なおっさんだった。
大好きだった。
もちろん、友達として。
ゆきさんは、店長相手でも嫌なこと、間違ったことはバスバス言う人だったし、なんかすごく憧れてた。
バイトが終わった後、ゆきさんとモスシェイクを飲みながらだべることが多くなった。
携帯のバイブが鳴る頻度で、はるのことを勘付かれた。
ゆきさん「なんか、香奈の携帯めっちゃ鳴らん?」
私「メールですねー」
ゆきさん「なん?あれか、彼氏か」
私「彼氏というか、うーん、まあ、はい。」
ゆきさん「ほー!ええやん!なんで言わんかったん!祝杯や」
ゆきさんはモスシェイクをあと4杯買ってきた。
私「おなか壊しますwww」
ゆきさん「かまへん飲めwww」
私「何味ですか?」
ゆきさん「全部コーヒー!」
私「なんで全部www」
その流れで、はるのことを話した。
多分この人なら、女同士とか、気にしない気がしたから。
実際ゆきさんは引かなかったし、「ええやん」ばっかり言っていた。
ゆきさんと話すのは楽だった。
家に帰ってはるに電話した。
ゆきさんに話したこと、引かないで聞いてくれたことから始まり、ゆきさんの男前エピソードなんかをたくさん話した。
はるも楽しげに聞いてくれて、「いい人なんやなあ。応援して欲しいなあ」と言っていたし、嬉しくなってはるとの会話にゆきさんの話題がよく出るようになった。
そのまま何ヶ月か経って、ある日突然、バイト先にはるがやって来た。
正直驚いたけど、隠していた訳でもないし
店長もたまたまいなくて。
はる「来てもた!香奈の仕事してるとこ見たくて!」
忙しい時間じゃなかったから、普通に話してた。
はる「で、ゆきさんってどの人?」
私「ああ、ゆきさんはねー…」
ゆきさんを手招きして呼んだ。
ゆきさん「なんやの、ちょっと玉ねぎ落としたやん!」
私「あー、こちら、はるです。」
ゆきさん「ふぉ?」
私「はるです。彼女です。」
ゆきさん「!!!はいはい、!よっしゃシェイクおごっちゃろ!」
ゆきさんは、シェイクを二つ注いで、
ゆきさん「はい彼女ちゃん。あ、香奈はまだ仕事中やんか!二ついれてもた……
よし。彼女ちゃん二つ飲み。」
とコーヒーシェイクを二つともはるに押し付けた。
その瞬間。
はるが号泣した。
号泣するはる。
戸惑うゆきさん。
戸惑う私。
はるは泣き止まない。
ゆきさん「えっ、え?私?何した?あ、シェイク?シェイク嫌やった?」
私「えー…?」
ゆきさん「両方コーヒーやから…?」
私はちょっと笑いそうになった。
幸い私のバイトはあと30分くらいしか残ってなかった上、ゆきさんの計らいで早めに上がらせてもらった。
はるは、シェイクに口を付けずに、私が着替えている間ひたすら俯いていたらしい。
ゆきさんは、
「ごめんなあ。私、なんかしたんかな。
あれやったらストロベリーシェイク入れよか…?」
と、いつもとは打って変わってテンション低めに訊いてきた。
私は、「こちらこそすいません、ストシェはまた今度私が飲みますwww」と言った。
ゆきさんは私の反応に少し安心したようで、「よっしゃ!おごっちゃろ!」と言っていた。
はるを連れてバイト先を後にする。
はるは喋らない。
いっときだけこんな風に束縛されてみたいな
ほんで自分も束縛したくなるほど人を好きになってみたい
一緒にいてる間はホント幸せ感じられるんちゃうん
少しでも離れたら地獄だけどw
どうしようもない位自分は冷たい人間だから
>>45
はじめはね、愛されてるのって心地よくて、幸せだって思いました。
でもだんだん、期待に応えられないのが苦しくなってくるんだよね
はるのこともめちゃくちゃ好きだったけど、はるの気持ちの方が大きかったんだと思う
どんどん書け
>>48
こういうの見たらほんと泣きそうになる
私「はる、どした?」
はる「……」
私「言わなわからんやろ」
はる「……」
私「はあ……」
はる「ゆきさんのこと、好きやろ」
私は、きょとんってした。
漫画みたいだなって思った。
私「いやいや。前から言うてるやろ、友達やん」
はる「違う。香奈は、ゆきさんのこと好きやん」
わけがわからなかった。
なんでも、はるは私が話すゆきさんの男前エピソードや、おっさん発言からボーイッシュな、化粧っ気のない女性を想像していたみたいだった。
実際会ってみて、そこには会ったこともないような美人がいたんで驚いたと。
そして、その事実を隠していた私が怪しいと。
そういうことだった。
確かにゆきさんは可愛くて、それをわざわざ言ってなかったけれど、それだけで疑われるのは心外だった。
とりあえず、この状況のはるを一人で帰らせるわけにもいかず、家まで送っていった。
はる「上がっていって。親おらへんから。」
家に着いた瞬間真顔で言われた。
何をされるかちょっと怖かった。
部屋に上がると、荷物を置く暇もなく、ベッドに押し倒された。
女の子の力だから抵抗出来たのかもしれないけど、今回は仕方ないのかなって思ったのと、ヤキモチ妬くほど私のこと好きなんだなーなんて適当に考えていた。今となるとバカだと思う。
裸にされて、イってもイっても舐められて、苦しいくらいだった。
疲れてボーッとしていたら、リモコンでいきなり頭を殴られた。
はるのはじめての暴力だった。
>>52
お互い苦労しますね、でも酷くなったら逃げて!
>>55
すまぬ…私も明日も仕事だから、そのうち寝るよ!
とりあえず日もまたぐしコテかなんかつけてくれ
はる「お願いやから、私のことだけ見て。浮気は嫌や。絶対許せんから、せんといて。痛いことしたいわけじゃないけど、ゆうこと聞いてくれんかったらするしかない…」
たんこぶになっただけだったけど、はるに殴られたことに、内心ものすごい動揺した。
私「浮気なんか、してないし、せーへん…」
って答えるのが精一杯だった。
それを聞いたはるは、ニコッと笑って、「じゃあもう、ゆきさんと喋らんといてな」と言った。
実際バイトしているのだから、無理だとは思ったがとりあえず頷いた。
その日、ゆきさんの連絡先を消された。
携帯を見られ、メールしている人のアドレスを片っ端から消された。
正直、ここまでされる意味が分からなかったけど、この時は別れるって考えはなぜか全くなかった。
次のバイトの日。
ゆきさんには、事情を話した。
突然メールを返さなくなったことを謝った。
ゆきさんはしばらく考えているような様子を見せてから、私に笑顔で言った。
ゆきさん「私、彼氏おるんよ!」
コテハンつけときます
ゆきさん「それ言うたら安心するんちゃうかな?」
私「彼氏おったんですね…」
ゆきさん「まあーね!」
私「どんな人ですか?」
ゆきさん「そりゃ言われへん!」
私は、ホッとした。
これでゆきさんが嫉妬対象から外れるはず。
私は意気揚々とはるに報告した。
アホである。
喋るなって言われてたのにね。
結果はボコボコだった。
お腹と、頬っぺたを叩かれた。
それでも私は「失敗した」くらいしか考えてなかった。
>>63
あったんだよね。
恋に恋してたんじゃないかなと…
学校でも、友達と喋るのを禁じられた。
少ないながら、2年になってせっかくできた友達はすぐにいなくなった。
友達っていうほど深い付き合いしてなかったけどね。
だから誰にも事情をきかれることはなかった。
私ははる以外に返事さえしなくなっていた。
そんな中、ゆきさんは諦めなかった。
ゆきさん「私がはるちゃんと友達なるわ」
正直、もう関わらないで欲しいと思う時もあったけど、ゆきさんは唯一の希望だった。
というか、もう私にはゆきさんしかいなかった。
ゆきさんに指示されて、さりげなくバイト先にはるを呼んだ。
私がトイレに行っている間に、ゆきさんははるに話しかけたらしい。
そしてどういうことか、すぐにアドレスを交換していた。
すごいと思った。
私以外に、はるのアドレスを知っているのは家族だけだったから。
どういう裏技を使ったのか。本当に気になったので、後々聞いた話、
「香奈が浮気してないか、私が見張って報告してあげる」と言ったらしい。
良く考えたな、と思った。
ちょっと早いけど、今日はこれで寝ます。
また明日も夜、だらだら書くから
また見てもらえると嬉しい。
おやすみ!
お疲れ
楽しかったぞおやすみ
こんなこと本当にあるんだって感じ
続き楽しみにしてる