アダルトグッズ進化論:世代を越えて支持される「オナホール」が二極化の時代へ
「オナホールは進化を重ねて、現在は二極化していますね」
そう語るのは、アダルトグッズの卸大手エーワンの横田さん。女性器に挿入する感覚を疑似体験できる男性用自慰グッズとして定番商品となっているが、その材質や弾力は驚くほど細分化している。とくに最近は、「感触がソフトなのか、ハードなのか」という二極化が顕著だと言う。
「オナホールの市場は両極端を求めています。短時間で強い刺激を求めるために極端に材質を堅くして入り口を狭くしているようなものが増えてきました。ハードなものは内部構造も複雑で強刺激なタイプ。代表的なヒット商品は、『ゼックス・イボトルネード』です。一方、ソフトタッチ派はたっぷりと長い時間をかけてソフトなタッチで楽しめるヒット商品の『ゼックス・トルネード』のような商品が求められている。射精するのが惜しむようにじっくり感触を楽しむという自慰スタイルですね」(前出・アダルトグッズ卸大手エーワン・横田さん)
▲ハード派の代表的オナホール「ゼックス・イボ・トルネード」。内部の構造も複雑化している。
▲ほど良い感触で長時間楽しむ派に人気の「ゼックス・トルネード」。よりソフトな素材を選定。
オナホールを購入するのはどういった層なのか。これがいくら調べてみても明確な人物像は浮かんでこなかった。自慰行為のためにわざわざオナホールを買うだけの経済的余裕がある人物か。とはいえ富裕層とか貧困層でくくれるようなものでもない。独身か既婚かで考えれば独身のほうが多そうだが、既婚者からの需要もそれに劣らないという。
「彼女がいて、女遊びもするし、風俗も行く。それでもオナホールは別だと考えているユーザーは多い。オナホールは趣味として確立しているんです」(前出・アダルトグッズ卸大手エーワン・横田さん)
アダルトグッズ全体の売り上げでも上位を占めるオナホールは、世代や職業、肩書きを越えて存在する「オナホールマニア」によって熱狂的に支えられている。
◆アマゾン社員が仰天した「意外な売れ筋」ベスト5
1位:女性向けローター
アマゾンを支えているのはアダルトグッズと言いたくなるほど売れてます。特にインスピレーションというローターが人気
2位:男性向けオナホール
この類はよく売れる分、返品も多い。「サイズが合わない」って(笑) 一度は使ってるものですからもちろん廃棄処分です。
3位:おむつ
おむつの売上がハンパない。子供連れで買いに行くのは大変だし、すぐなくなるし、ネットで購入するのが基本みたいです。
4位:ビリーズブートキャンプ
確かはやったのは5年以上前のこと。なのに、今でもちょくちょく注文が入るのでビックリ。まだやってる人いるんですね。
5位:肉丸ごと
各ショップへの注文だから直接仕分けしているわけじゃないけど、なぜか“丸ごと”の注文がよく入っています。なんで!?
ほんとこれ
賢者モードのどうでもいいや感は異常