淡々と書いていく。
主です。
淡々と書いていきます。
書き溜めてないし、初めてなのでゆっくりになるかと。
スペック(当時)
主 23 女
少しぽっちゃりしてる(少しと信じたい) 低身長 ブサメン
彼 32 男
細マッチョ 高身長 イケメン
彼との出会いはビジネスホテル。
デリヘルで働いていた私はその日2本目。
昼職もしてたから疲れきったままビジネスホテルへ。
サングラス(変装)をしてチャイムを鳴らし
知り合いじゃないことを確認したら隣に座る。
そして、時間を決めてもらって店に電話。
ここまではいつもの流れ。
人見知りする為、相手の顔をなかなか見れなかったが
チラ見してイケメンだと確信。
内心テンションが上がりました。
支援ありがとうございます。
ほとんどの客は時間がもったいないといわんばかりにガツガツしているが、彼は違った。
彼「少し話そうか」
調子が狂う。
白黒の映画を見ながらお互いの話した。
彼はどうやら仕事後に飲んで同僚と利用した模様。
「可愛かったから90分にした」
とさり気なく言ってくる彼。
風俗してたら分かるがお世辞なんてよく言われるから慣れてた。
30分くらいして彼が「お風呂行こうか」と誘ってきた。
完全にリードされる私。
ビジネスホテルだから湯溜めずにシャワーだけ浴びた。
ここからは自分のペースに持っていけた。
ベッドに行って攻めたり攻められたりして。
「嫌だったらいいんだけど、挿れらせて?」
ここにきて他の客と一緒だと幻滅。
これはビジネス。所詮、客と風俗嬢。
感情を挟む方がバカだ。
「私、本番したことないし・・・。」
っていうお決まりのウソ言って
「オプション代くれる?」
って最低な台詞を吐く私。
お金が全てだった。
私が吐いた台詞に彼は悲しそうな顔をした。
「え…。払ってもいいけど、それってなんか嫌じゃない?」
風俗にきて何言ってんだこの男はって思った。
「じゃあ、口でいいよ」
って彼に言われてなんだか軽蔑したような目で見られている気がした。
自分でもなんでこんな行動をとったのか分からないが
私は彼に跨って「内緒ね」って言っていた。
利益なんてないのに。
行為後、彼とお風呂に入った。
「ねえ、結婚してるの?」
ただの興味本位だった。
「してるよ。可愛い姫が二人いる。」
笑って言う彼を見て悲しくなった自分がいた。
悲しいなんて嘘。
相手は客で、既婚者で、子持ちなんだから。
自分に言い聞かせる。
お風呂から出て彼に連絡先を聞かれて名刺渡された。
正直、迷った。
けど、常連になってくれるかもって思って教えた。
「昼間メールするよ」と伝えた。
さすがに妻子持ちと頻繁に連絡とるのは気がひける。
帰り際に彼に「忘れ物」って引き止められて抱き締められてキスされた。
多分、この時好きになった。
長くなったが、これが彼との出会い。
彼は豆で頻繁にメールくれた。
出勤の合間に返してたが、できるだけ時間を空けた。
彼に「会いたい」って言われて「店通してならいいよ」って言ったらまた引かれてしまった。
結局、初めて会った1週間後に外で会うことになった。
昼職後だったから化粧も服装も適当だった。
人通りの少ない港に車を停めて彼と会った。
「化粧も格好もそっちの方がいいよ」って彼が言ってくれた。
気づけば彼と話し始めて3時間たっていた。
彼は指一本すら触れてこなかった。
てっきり、性行為目的だと思っていたから気が抜けた。
「今日は私ちゃんのこと知りたいから呼んだ」って彼が言ってくれた。
「何もしないの」って私から聞いていた。
「しないよ。今日は話すだけ。」
私は彼に触れてほしいって思って自分からキスをして誘った。
彼は「ちょっと、私ちゃん!」って驚いていた。
結局、車の中で彼と2回目のエッチをしてしまう。
「ごめんね。今日は本当に何もするつもりじゃなかったのに」って彼が謝ってきた。
誘ったのは私の方なのに。
外に出てタバコを一緒に吸ってたら彼の車の後ろにチャイルドシートがあった。
それを見た瞬間、罪悪感が一気に出てきた。
それと同時に自分が彼のこと好きになっているのが分かった。
離れなきゃいけないと思いその日以降、彼に連絡を返さなかった。
連絡返してないのに彼は豆におはようや、おやすみのメールをくれた。
自分の中で葛藤があったけど返さなかった。
1週間たって彼からいつもと違うメールが来てた。
迷惑だと思うから今日で連絡するの止める。俺が言える立場じゃないけど私ちゃんのこと好きになってた。
みたいな内容だった。
今までせっかく我慢してたが彼に「会って話せない?」とメールした。
彼ばかり悪いみたいになってるが、私だって悪い。
いや、私の方が断然悪いことをしている。
だから、彼に好きになってもらう立場じゃないって思った。
全部、話して彼に嫌われてお別れしようと決めて彼に会った。
彼に会って言いにくかったがすべて本当のことを話した。
長年付き合っている遠距離恋愛中の彼がいること。
その彼氏と上手くいってなく寂しいから、ホストクラブに通っていること。
ホストクラブに通う為に風俗を始めたこと。
全てを話した。
途中でなんて自分はビッチでバカなんだろうって恥ずかしいし、悔やんだ。
彼は黙ってうなずいて聞いてくれた。
話し終わると彼が口を開いた。
「いや、正直びっくりした。彼氏はいるとは思ってたけど、風俗始めた理由がホストだっただなんて…」
彼が動揺しているのが分かった。
「話してくれてありがとう。言うのに勇気いったでしょ?」
こんな時まで彼は気遣いをしてくれた。
そして
「俺の気持ちは変わらないよ。こんなこと言える立場じゃないけど、私ちゃんが彼氏と結婚するまで一緒にいてくれないかな。」
彼に嫌われる覚悟で言ったのに嬉しかった。
「私こそこんなこと言える立場じゃないけど、俺君の2番目にしてくれないかな。」
彼は「2番とかないよ。私ちゃん俺でいいの」
私この彼と付き合っていくって決めた。
二人とも2番目ってポジションで関係が始まった。
私はそこからホスト通いと風俗を辞めた。
彼は無理にすぐに辞めなくてもいいよって言ってくれてたけど、ホスト通いも風俗もどうでも良くなった。
最初は彼が私のこと信じてくれなくて喧嘩も何回もしたけど、気づけば信じてくれてた。
彼とはほぼ毎日会っていた。
エッチをすることもあったけど話をして帰る日も多かった。
二人が休みが合えば遠出もした。
水族館やドライブ、紅葉狩りなどいろんなとこに行った。
彼のことがもっともっと好きになって私は遠距離恋愛中の彼氏と別れた。
周りや彼氏本人には、すごく止められたけど私は彼しか見えない状態になっていった。
彼と一緒にいるとき、彼の奥さんから電話があることもあった。
私は平気なふりを演じ続けた。
彼は遠慮して出なかったが「怪しいから出て?」と言って電話は必ずとるように言っていた。
彼と奥さんの夫婦仲はあまり良くなくエッチは子供が生まれてから全くしていないとのことだった。
彼と付き合い始めのころは興味本位で根掘り葉掘り聞いていたが、時間が経つにつれて聞かなくなった。
彼も家庭の話を一切しなかった。
彼が休みの日は私は連絡しなかった。
いつも私といるから休みの日は家族と過ごしてと大人ぶって言っていた。
彼の前では明るく大人の女を演じてみせた。
でも、影では泣くことも多かった。
友達の誘いも断るようになり、時間を空けていつでも彼と会えるように待っていた。
彼と関係が1年経ったとき。
だんだん嫉妬するようになって、余裕がなくなっていった自分がいた。
この頃からケジメをつけようと思うようになった。
彼が大好きなアーティストのライブに二人で行くことになっていた。
このアーティストが歌う不倫ソングが好きで二人でよく聞いていたんだが、ライブ当日歌ったら終わりにしようと思ってた。
そんなことなんて全く知らない彼は当日に近づくにつれテンションが上がっていった。
ライブ当日、彼は仕事を偽って私と出掛けた。
これが彼との最後の遠出になるかもしれないと思っていた私は複雑だった。
ライブが始まって今までに見たことがないくらい彼が喜んでいた。
私も彼と一緒にライブを楽しんだ。
そして、例の不倫ソングが流れた。
思わず号泣する私の頭を彼は撫で続けてくれた。
この曲を聴けて決意が固まった。
曲を聴きながら彼との1年ちょっとを思い返していた。
彼の為にも自分の為にも離れようと思った。
ライブが終わって地元に帰ってくると
「私ちゃん今日は楽しかったね!また、行こうね。」
と言われて思わず返事を濁してしまったが何とか誤魔化して
この日はお互い家に帰った。
ライブが終わって1週間後、彼を呼んで別れを告げた。
泣かないつもりが失敗して大号泣。
笑顔でばいばいできる人ってすごいって思った。
彼は引き止めなかった。
私ちゃんのこと俺が幸せにしたかったって
俺の癒しがいなくなるって言いやがったが
意志を曲げずに別れた。
彼と付き合ってみて不倫は良くないなと実感した。
文章めちゃくちゃになってしまったけど、彼との1年ちょっとはこんな感じ。
何か質問があれば答える。
デリヘルは再開してないよ。
彼ともうしないって約束を守ってるし、もうしようとは思わないかな。
良かったと思う。
風俗辞めてホスト通いも辞めて元の生活に戻ることが出来たから。
彼には感謝してる。
不倫ってよくある話なんだなって自分が不倫してみて感じた。
連絡は時々してる。
お互いの誕生日に連絡したかな。
正直会いたいけど、会わない。
会ったら同じことを繰り返してしまうと思うから。
このままじゃダメになるって言って別れて、会ってないらしい。
けど貰ったものはまだ捨てられないらいしい
私もまだ捨てれてないな。
お揃いのもの、一緒に撮ったプリクラなどなど。
机の引き出しの中に入れて保管してます。
思ったより2ちゃんの人が優しくて安心したw
上手く文章にできなかったけど、書いて彼との思い出が整理できてよかった。
書きながら思い出して泣きそうになったけど。
読んでくれてありがとう。
それでは!
次は幸せな出会いを