その風俗店に初めて行ったってわけではなくて
風俗に行く事自体が初めてな
さかのぼる事5年前
2011年の年末
俺は働き出して間もない小規模な会社の業務を締めくくったとこだった
社員は社長と事務員と俺の3人だけ
年末はいつも仕事納め後社長とパチンコに行って夜に事務員も合流して忘年会って流れだった
ただその年末がいつもと違ったのが
その年はまあまあ会社の業績が良くいわゆる寸志が出た
6万円
低賃金の俺には願っても無い大金だった
俺と社長はパチンコへ行き倍にしてやる!ってな意気込みだった
>>9
社員少なかったからかなり可愛がってもらったなあ
昼過ぎにパチンコへ行き社長は調子良く出していた
俺は気づいたらもらったばかりの寸志に手を出さなければならないくらいに負けていた
結果寸志に手を出した
夜まで打って寸志は残り3万になっていた
落胆した
社長は宣言通り倍近くなってた
夜になって事務員も合流して3人であてもなく繁華街へ行った
毎年そうだがパチンコが何時までかかるかわからないから忘年会の予約なんかは特にせず目についた店に入るって感じだった
肉が食いたい
そんな俺と事務員の要望で結構高級な焼き肉屋に入った
食べ慣れてない高級な肉は次の日下痢になるんじゃないかというくらい脂がすごかった
次の日は下痢になった
二軒目は社長の馴染みのBARに行った
燻製が売りの店でなかなかいい雰囲気だった
3人ともニ軒目でいいぐらいに仕上がった
事務員は友達が近くで飲んでるからとそちらへ合流した
俺と社長は3軒目行くかと繁華街へ繰り出した
時刻は夜中12時をまわっていた
夜中の繁華街は年末ということもあり人がたくさんいた
スーツで同じく忘年会であろうサラリーマン
冬休みを謳歌してるであろう大学生
年末で故郷に帰ってきて友と歩く若者
色んな人がいた
マッサージど?マッサージ!ど!?
いわゆるタチンボもいた
社長はタチンボのフィリピン風の女性の声に反応した
受け答えした
社長が俺に近づく
おい 1万でいいらしいぞ 行くぞ
俺は風俗に行った事さえなかったがそれが普通のマッサージでない事は理解していた
社長は言った
1万だしてやるから行くぞ
俺は 金だしてくれるなら行かなきゃ損だな
と初風俗を決意した
1人だったタチンボがいつの間にか2人に増え
人影もまばらな裏道へと俺と社長を誘う
そこには錆びた螺旋階段がついた雑居ビルが雄々しくたっていた
ギリギリ4人乗れるくらいのエレベーターへ乗り込み上階へと向かった
フィリピン人はどちらがどちらを相手するかで話していたようだった
金遣いの良さそうな社長のほうを取りあっているようだった
>>18
地方の田舎だよ
都会の風俗行ってみたい
エレベーターが止まり扉が開く
狭い廊下を抜けると錆びた鉄製の重そうなドアが現れた
ドアが開き 上は犬のプリントのトレーナー下はスウェットの初老の男性が俺たちを招きいれる
室内は縦長のワンルームにベッドが4つほどでそれぞれに後付けのパーテーションがあった
個室にはなっておらずパーテーションと天井の間には50センチほどの隙間
待合室なんかもなくそれぞれすぐさまベッドへ案内されそこで待機した
店内の照明は赤とピンクの中間のような色で薄暗く
先客の声が天井の隙間から聞こえてくる
俺は社長が隣のベッドへ案内されたのを知っていた
俺の声が漏れるし社長の声も聞こえるんじゃないか?
不安になってきた
程なくしてフィリピン人の女性が入ってきた
よろしくねー マッサージするからこれに着替えてねー
いかにも安物の生地の固いローブを渡された
ローブに着替えた
パンツを脱ごうとしたら
まだパンツは履いてていよ!パンツだけでそれ着て!
少し恥ずかしかった
社長に聞かれただろうか 今のやり取りは…
すでにフィリピン人のペースだった
俺はパンツにローブを着てベッドにうつ伏せで横たわった
肩から肩甲骨 背中から太もも 太ももから足裏
パチンコで疲れた体にはフィリピン人のぎこちなく行程的なマッサージま普通に気持ちよかった
仰向けになったら始まるのか…
そんな事を考えながらマッサージに身を任せていた
気持ちよくて寝てしまいそうな俺の耳元にフィリピン人の顔が近づく
とうとう仰向けが来たか…
身構える俺の耳にフィリピン人が囁く
「3万でいいことできる スペシャルマッサージ」
話が違うじゃないかッ!!!!
俺は動揺を隠しながらフィリピン人に返す
お、お金はツレが払ってくれてるはず…
フィリピン人は1度退室した
隣のフィリピン人と何か話している
社長は黙っている
帰ってきたフィリピン人はもう1度俺の耳へ囁く
普通のマッサージ料しかもらてないよ
俺はシフトチェンジした
値段交渉だ!
あ あそう あれー そうかー
あきらかに動揺する俺にフィリピン人は畳み掛ける
もっと気持ちいスペシャルマッサージ ど?
すごい気持ちいよ ど?
俺は初風俗を体験する気満々だったから断る気はなかった
しかし寸志含めあと3万しかない
これでせっかくもらった寸志を使いきりたくない
俺は質問した
何してくれるの?
どうせフェラチオだろ
フィリピン人はうつ伏せの俺の顔へ手を近づけジェスチャーをした
棒を握ったかのような形のフィリピン人の手が上下に動く
まあ抜いてあげるよという事か
俺は理解したが抜く方法が知りたいのだ
しかし初風俗の俺にはまず相場がわからない
ネットで見た知識なら3万あれば安めのソープ
でもここにはベッドしかない
フィリピン人は言った
手でするよ
手コキ3万 これは初風俗の俺でも分かる
高い あきらかにカモられている
手だけ?3万で?口は?
質問を投げかける俺にフィリピン人は言う
手だけ 口しない 手
でも俺は抜きたかった
初風俗で普通のマッサージだけして帰るなんて真っ平御免だった
高い 手だけなら1万
交渉に入った俺にフィリピン人は言う
気持ちいよ すごい 1万ダメ 2万8千円
お と思ったがやはり高い
手コキなら3千円でやれるなんてのもネットで見た気がするぞ
俺は過去にさんざん見たネットの情報を重いだしていた
違法営業の上タケノコはぎのぼったくりだし
二万も出せば可愛い10代と遊べるのに
バカなの?
>>33
仕事納めと初風俗に浮かれた酔っ払いだったから正常な判断ができてなかったな
三万出せば東京なら見た目とスタイルバッチリな若いのに中出し出来るよな
フィリピン人か耳元で囁く
時間なくなるよ どする? 隣ははじまたよ
社長…
あなたはパチンコに勝ったからいいですよね…
羽ぶりよくフィリピン人の手に3万握らせて 握らせてるんですね…
俺は決意した 絶対抜くと
この辺になると酔っ払いの俺の金の感覚は鈍く
払ってもいいかなとおもいだしていた
そこで最後のBET
2万5千円…
フィリピン人は即答した
パンツ脱いで!ローブ預かるね
俺は財布から2万5千円を出しフィリピン人に渡した
今思えばフィリピン人は意外と高くいけたな みたいな顔をしていたようにも思う
仰向けに寝た俺の股間にローションを垂らすフィリピン人
手のひらの中央で亀頭をこねくるフィリピン人
竿から裏スジまで丁寧にさするフィリピン人
俺は目をつぶり
1番お気に入りのエロ動画を脳内再生した
なんとかして達した俺の股間を丁寧に暖かいおしぼりで拭うフィリピン人
正直この暖かいおしぼりが1番気持ちよかったかもしれない
コトを終えビルから退出を促された俺はエレベーターで下へ降り
ビルの前に座りタバコを吸った
社長はまだ出てきていなかった
20分くらいまっただろうか
エレベーターから社長が出てきた
店に入るまで来ていた上着を抱えている
よほど激しかったんだろうな
金にものをいわせ 手コキ以上の事を
抜いたか?そーか!よかったな!
社長は嬉しそうに俺と代行を用意している車へ歩く
小脇に抱えた上着が不自然なほど濡れている
社長に尋ねる なぜ濡れているのかと
社長が遅かった理由が分かった
結果 社長は抜いていなかった
しかし
盛大にフィリピン人にゲロを吐いたそうだ
BARでしこたま飲んでいた社長は
俺が退店したのと入れ違いでフィリピン人にゲロを吐き
フィリピン人のさけび声に駆けつけた初老の男に叱られ
更に捨てゼリフも吐き
退店したそうだ
俺は残り5千円になった寸志と
ゲロまみれの上着を抱えた社長と
家路に着いた
次はちゃんとした風俗で純粋に楽しみたいと思う
五年前の設定は?