需要あるかな?
あったら書く。
風邪ひく
>>1です。
とりあえずスペックだけでも晒しておきますわ
俺
170cm、細身。
当時16歳
お姉さん
160cmくらい?
当時××歳
お姉さんの年齢はのちほど。
おぉ、反応が笑
皆さんありがとう。
ゆっくり書いていきます。
若えなー!
発端は、俺が小さい頃から通ってた道場(某拳法)にお姉さんが見学に来たんだ。
その時俺は黒帯取ったばかりで子供に基礎を教える手伝いしてた。
そしたら見たことない女の人が道場の入り口に立ってて、様子を伺ってる風だった。
先生「見学ですか?」
ずぃっとデカくて強面オールバックの先生が女の人の前に立った。
これ、子供と見学に来た人にやると子供泣くからやめた方がいいとおもうんだけどなぁ。
でも、お姉さんは元気良く
お姉さん「あ、はい!習ってみたくて!」
と言った。
見た感じ20~24くらいの人だから、いやはやなんと肝が座ってるんだろうと当時は思ったもんで。
俺もとりあえず子供の指導に戻ったんだけど、若い女性の見学なんてそうそうないからチラチラ見てた。
見た目は目鼻立ちのハッキリした美人。
例えると難しいけど、今の国生さゆりからシワを全部失くした感じ。
綺麗な人だなぁとは思っていたけど、その程度。
一目惚れとかじゃなくてその時はその程度の印象だった。
で、子供の指導を終えたところで先生に呼ばれたんだ。
先生「おい、俺。この人に基礎を教えてあげなさい。」
俺「え、えぁ?俺がですか??」
ちなみに俺はcowcowの多田に似てるから仮に多田としておく。
お姉さんは仮にさゆりとする。
お姉さん「さゆりです!よろしくお願いします」
俺「あ、どうも。多田です。よろしくお願いします」
当方、彼女は居たことあっても同年代に留まり、年上の女性との会話など6コ上の姉貴くらいしか経験がなかった。
とりあえずドギマギ。
俺「あ、後ろの方で教えますんで、こっちにどうぞ」
さゆり「はい!」
結構、元気がいい。美人系の顔立ちだから凛としていて様になる。
でも、美人であればあるほどこっちは緊張するわけで、ドモリながらもとりあえず座り方、礼の仕方、突き蹴りの基礎を教えてみた。
上手く教えれたかはわからない。というより記憶がない。子供とは訳が違います先生…orz
その日はそれで終わって帰った。
で、オカンに報告。
オカン「へぇ!そんな子が入ってきたの??」
ちなみにオカンも拳法やってて、その日は仕事で休んでた。オカンは3段、マスターズの型の部で3年連続全国大会出場の猛者です。ノリはいいけど怒らせたら怖い。
俺「うん。大学生か社会人なりたてくらいじゃないかな?とりあえず基礎教えたから後はオカン、頼むわ。多分、あの感じなら続くと思うから」
オカンは嬉しそうだった。大人の女性で続けてるのはオカンだけで、道場のビックマム、もとい、子供の指導担当大臣だったからだと思う。
ちなみに道場だとオカンは怖い。
案の定、さゆりさんは道場に通うようになった。
元気は相変わらずだけども、気迫が段違いだった。気が強いのか、とりあえず弱音は吐かず練習も徹底的だった。
半年後には帯に色も着いて動きも見栄えするようになっていた。
と、入会から8ヶ月くらい経った12月かそこらのある練習の日、俺とさゆりさんは先生に呼ばれた。
ちょっと一服と休憩。
22時20分くらいに書き込むから質問あったらどうぞ。
あ、ちなみに今は成人してますんで、タバコは合法です。
>>23
履いといていいですよ笑
今日は冷えますし
書き込み再開。
先生に呼ばれた俺とさゆりさんは何だろうと見当つかないままでした。
先生「今度の大会、お前ら組んで型で出ろ」
さゆり「え!いいんですか?」
俺「( ゚д゚)ポカーン」
状況が理解できてない俺。
ということで型の大会に参加することに。ちなみに大会は5ヶ月後の5月。それまではみっちりと鍛えることになった。
大会、という目標が出来て、練習に拍車がかかるさゆりさん。もう徹底的。型といっても蹴りも突きも実際に当てるし、受けた手は青あざだらけになる。
しかも半年前まで初心者だった女性だ。なんだかんだ9年くらい習ってた俺が突き蹴りすれば痛いだろうにやめようとか、今日はここまでとか、全く言わなかった。すごいなぁ、と思うと同時になんだかんだこの過程で恋愛感情が出て来たんだと思う。
しかし、この大会で俺はさゆりさんの年齢を知ることになる…。
>>1です。
酉つけました。
大会当日。
朝早くから道場名義で借りたバスに大会参加者は乗り込み、大会へ向かった。
さゆりさんも途中合流してバスに乗車。
もうすぐ会場というところで先生が
先生「おーい。大会参加する奴はこのエントリーシートを書いてくれ。組で出る奴は一枚でいいからな」
と言ってエントリーシートを配りました。
とりあえず俺が受け取って書くことに
俺「えーと、組の型、多田、さゆり、年齢16……あれ?」
ここで俺、さゆりさんの年齢を知らないことに気付く。
女性に年齢を聞くのは失礼と思って聞いてなかったんだけど、そういえば知らないなぁ、と聞くことにした。
まあ、必要事項だし。
俺はなるべく穏便に行こうと決心した。
俺「あの~、さゆりさん。エントリーシートを書くんで、年齢教えてもらっていいですか?」
さゆり「え!?あ、わかったわ…」
何か珍しく狼狽えていた。でも、俺は気付かず年齢を書く準備してたんだ。
十の位に2を書く準備。
なのに
さゆり「32よ…」
2と書こうとしていた手が止まる。
ん?なんて言ったんだ?
32?…まさかまさか。23の間違いじゃあ
と、止せばいいのにもう一度聞き直した。
俺「え?えっとにじゅう…?」
ぷちんっ
さゆり「32よ!」
嫌味と取られたのかピシャッと年齢を叩きつけられた俺。
32……16歳差………てか倍?
と頭の中では混乱とともにどうでもいい計算をしていた。
年上のお姉さんいいなぁとか思ってた俺は予想以上の年上ぶりに砕けそうになった。
25歳と41歳ならまだありかもしれない。
しかし当方、高校生。
方や30超えた社会人。
恋愛対象として見てもらえないこと必須である。
俺の恋が散る瞬間……に思えた。
散らなかったんだな
ゴクリ
>>31
当時は本当に絶望感しかなかったよ。
脈なしだろうなぁとは思ってたけども、あわよくばとか思ってたもの。
差が倍もあると高校生の俺には絶望だけ。
まあ、年齢的にオバハンは無理というより恋愛対象として見てもらえないだろうっていう絶望感だけども。
とりあえず俺は大会に集中することにした。
結果は予選落ち。初心者に毛が生えた程度の女性と高校生だと大学生の部活連中には勝てなかった。
で、大会終わって今朝のことを思い出していたわけだ。
ここで、俺はある疑問に行き着いた。
32、ということは結婚してるのだろうか?
支援
どうやって聞くか……?
ここで俺はひらめいた。
大会後には反省会と称した宴会がある。二次会は大人たちで行くが一次会は子供含めてみんなで行くのが通例。
ここでお酌でもしてゆっくり聞き出してみよう、と。
ちなみに結婚指輪はしてなかったけど、拳法だし危ないから着けてない可能性もある。しかし、この一年で旦那さんが迎えに来たこともない。
大丈夫。結婚はしてないはず…!
俺は自分に言い聞かせた。
宴会が始まり、子供にはジュース、大人にはビールが配られた。
先生「えぇー今回の大会では云々…。次も頑張っていこう。乾杯!」
みんな「乾杯!」
子供はジュースと食べ物に夢中に食らいつき、大人はビールを飲みながらあの時はどうだった、こうすれば良かった、と談義していた。
俺はさゆりさんの前に行ってお酌をすることにした。
俺「大会お疲れっした!」
さゆり「あ、多田君。お疲れ様!」
俺「ビールどうぞ」
さゆり「あ、どうもどうも」
よし、自然だ…!あとは適当に世間話を。
と、ここで障害になりそうなオカンを探した。
…大丈夫だ。隅っこでおっちゃんと飲んでる。
俺「いやぁ、大会は残念でした」
さゆり「ほんと。がんばったんだけどなぁ」
俺「お互いまだまだ伸び代があるということですよ」
さゆり「うん。もし次も組むことになったらよろしくね!」
俺「あ、その時はお願いします!」
という感じで世間話を交えつつ会話を続けた。
で、三回目のお酌をしたところで、
俺「そういえばさゆりさん、結婚してるんですか?」
独身に期待!
バツに決まっとるやん
さゆり「してないわよー。あ、バツも無いからね」
俺、内心ガッツポーズ。
年齢的にバツアリと思われたくなかったのかバツの有無まで教えてくれるとは!
調子に乗った俺はさらに質問してみた。
俺「結婚の予定とかは?」
……今思うとかなり失礼だぞ、俺。
刺されなくてよかったなw
さゆり「……」
ん?急に黙ったぞ?
…ヤバイ。かなり問題発言だったか?
さゆり「拳法始める前に別れたわよ…」
地雷踏んだみたいです。
俺は焦りながら謝った。
俺「すいません!失礼しました!」
しかし、機嫌は直らず怖い顔のまま。
俺はいたたまれなくなって先生のお酌に回った。ヘタレ。
30前後の女は別れがきっかけで習い事始めるんだよ
φ(..)
とりあえずその日はお開きでさゆりさんはオカンに連れられ二次会へ。
で、俺は子供達の親が迎えに来るの待ってから電車で帰宅。
いやー、しくじった。
というか数時間前の俺を殴りたかった。
謝ろうにも連絡先も知らないし、次の練習まで悶々とした日々を過ごした。
俺は次の練習でさゆりさんに謝った。
さゆりさんは気にしてないからそっちも気にしないで、と言ってくれた。
さゆりさん、道場であんまり笑顔にならないっていうか集中してて美人も相まってかなり怖い。でも、気にしないでっていう瞬間は笑顔でかなりドキっとした。
あ、これは本気になろうと思った。
しかし、冷静に考えて高校生だと相手にされる訳はない。
じゃあいつならいいのか……。
頭で考えた末、出たのが成人してからだった。
お酒が飲めるようになれば…!!
俺は密かに決意し、実行することにした。
しかし、この考えの欠点はさゆりさんが拳法を続けてること、かつ、結婚して無い、彼氏もいないのが前提。
あと三年間の内にこれらがクリアされてないといけなかった。
とりあえず高校生の内は練習に打ち込んで大学受験もがんばった。
で、拳法の強い大学に合格したので、大学でも拳法を続けることにした。
最後の練習の時、お世話になった先生方に泣きながらお礼言って、最後に涙拭ってからさゆりさんのところに行った。
俺「お世話になりました」
さゆり「いえいえ、こちらこそ」
俺「あの、これ」
さゆり「?」
俺はメールアドレスと携帯番号を書いた紙を渡した。
>>58
長くなって、ごめんなさい!でも、無理しないで明日見てもいいですから!
続き
俺「俺、A大でも拳法続けるつもりなんで何か困ったことや知りたいことあったら連絡ください」
さゆり「あ、そうなんだ!うん。ありがとう!」
やっぱりこの笑顔だなぁ…と思った。
とりあえず、下心丸出しだと嫌なんであえて向こうの連絡先は聞かなかった。
そして、おれは大学生活をスタートした。
大学では基本的に部活中心の生活だった。
拳法部は全国屈指で過去何度も優勝してるから練習も地獄、上下関係も厳しく粗相をすると腕立て走り込み懸垂などのオンパレード。
それでも暴力とかは無かったから続けられたけども。
その練習のおかげか実力はしっかりとついてきて、夏や冬に実家に帰って道場に顔出すのが楽しかった。
大学生で1番動きのキレと体力が充実してたから子供も教えて!と寄ってきた。
ちなみにこの時にはさゆりさんも立派な黒帯になってて、オカンの後を継いで子供指導大臣に。
さゆり「こらぁ!何チョロチョロしてんのよ!元気あるなら腕立てでもしなさい!」
と、叱りつける姿はかなり怖い。ていうか子供相手でも容赦がない。
まあ、そういうストイックさに惚れた面もあったので、変わってなくて嬉しかったですけども。
でも、特に進展もないまま一年が過ぎた。
連絡も来なかったから、夏休みとかに道場で顔を合わせるだけ。
正直ちょっと焦ってたし、さゆりさんのその後プライベートな話は全く知らなかった。
でも、結婚したとかはオカンも聞いて無かったから多分大丈夫なはず。
そうこうしてるうちに俺は二十歳になった。
二十歳になった10月のある日、大会前の週7の練習日程に疲れ果てながら、部屋についてケータイに目をやった。
すると
『件名:さゆりです。』
俺は目を疑った。
練習疲れは綺麗に吹き飛んでケータイに釘付けになった。
すんません。続き明日にしようかこのまま続けようか迷ってます。まだ見ていただいてる方いれば書きます。
ちなみに明日にした場合、仕事の都合上、18時半くらいになると思います
書きます。
メールの内容は端的に言うと、後輩が俺の出た高校生大会に出るらしいので指導している。過去出場した先輩としてアドバイスを。
ということでした。
俺は練習方法、当時の俺の技の構成、今大学でやってる活用できそうな体力錬成とか事細かに書いて送った。
出来上がった文を見てみるとかなり長かった。ウザいかと思ったけど、誠意を見せたかったのでそのまま送った。
すぐに返事が返ってきた
『件名:おぉw』
こんなに親切に詳しくありがとう!多分後輩君も喜ぶよ!
ときた。
俺は部屋でガッツポーズ!をした。
で、この日はまた何かあったら連絡ください。とだけ打って送った。
数日後、道場の練習日に合わせてメールを打とうと考えたからだ。
このチャンス、逃すべからず。
明日でもいいから気楽に書いてちょ
見てる見てる。
年の差カップルがどんなことになるのか非常に楽しみだから、ちゃんと最後まで書いてくれ(´・ω・`)
向こうの練習日。
とりあえずメールを打つ
『件名:大会練習』
上手くいってますか?こっちも大会練習してて、中々キツイです笑
後輩君もキツイと思うけど頑張ってと伝えてください!
うむ。下心を隠していい人ぶってる。
ちょっと後輩君をダシにした感じで罪悪感だけれども。
メールはまたすぐに返ってきた。
すぐ告ればはっきりするだろ
意気地なしw
>>78
そうです。当方、かなりのビビリんちょでございます笑
続き
返ってきたメールはその日の練習内容とかありがとうとかの感謝の言葉が書いていた。
うーん。ここいらで行っとくべきか。
メールを打つ。
『件名:よければ』
電話で話しませんか?ちょっと伝えたい練習とかコツとかありますし笑
告んなきゃ好きな人と一生結ばれんよ
告んないでどうやって付き合うんだよ
好きなら告れ馬鹿
~♩
すぐに着信がきた。
一回胸に手を当てて深呼吸。ふぅー。
落ち着いて電話に出た。
さゆり『あ、もしもし!さゆりです』
俺「あ、多田です」
深呼吸をしたはずなのにドキドキが再発。とりあえず、練習のアドバイスから。
俺「…云々。こんな感じでやるといいと思います」
さゆり『ありがとう!そっちも練習してるんだよね?疲れてるのにごめんね!』
俺「いやいや。さゆりさんが熱心なんで力になりたいだけですよ笑」
さゆり『ありがとうね!何か頼りがいがある男になったねぇ!』
頼りがいのある男…。
ってことは、子供扱いはされてない…のか?
社交辞令かもしれない。
けれど
長かった分、本当に嬉しかった。
しかし、ビビリんちょ。
ヘタレな俺は一歩踏み出すか迷った。
で、出した結論は
俺「あ、あの!」
さゆり『はい?』
俺「俺、二十歳になったんで、年末によければ飲み行きませんか!2人で!」
さゆり『え?…うん。いいけど笑』
とりあえず飲みに誘った。
さゆりさんの仕事の都合上、年末の27日に飲みに行くことになった。
で、冬休み。
早めに帰省した俺は焦っていた。何処で飲むか、どうすればいいか、今となってまだ全然詰めれて無いからである。
俺はある人の助言をもらうことにした。
電話をかける俺
俺「出てくれ…!」
『はいはい』
俺「伯母ちゃん!」
近くでスナックを経営するオカンの姉。恋愛に関しては酸いも甘いも経験済みのママさんである。
俺は事のいきさつを話しながら伯母ちゃんの助言を求めた。
俺「かくかくしかじか。で、B街のいい店知らない?汗」
伯母『はぁー、年上に手を出す甲斐性があんたにあったんだねぇ。B街ならCっていうレストランがいいよ。予約しな』
俺「ありがとう!」
伯母『困ったらうちの店に来な』
何とも心強い伯母である。
で、当日。
予約したレストランへ。
駅に着いたさゆりさんはスーツ姿で新鮮だった。やっぱり綺麗だなぁ。
ちなみに、俺は子供っぽくないようにスーツ姿。これが後に功を奏する。
俺「えーと…。あ、ここだ」
チャリンチャリーン
店の扉を開けるといかにもオシャレな感じのレストラン。…てか、客全員ドレスコード。
スーツでよかったぁと思いながらさゆりさんを見ると
(・ω・)…?
状況が飲み込めてない感じであった。
とりあえず席についてお酒を注文。
するとコースの説明。お、おう。本格的でもマナー何か無いぞ、俺。
ウエイターが去った後、さゆりさん苦笑w
さゆり「多田君、大丈夫?笑」
俺「正直、大丈夫じゃないです笑」
ということで、来た料理の食べ方だのなんだのはさゆりさんに教わりながら食べました。恥ずい。
で、レストランを後にした。
正直、味なんて覚えてない。
俺「あ、あの。よかったらもう一軒いいですか?」
さゆり「あ、いいよ!でも、無理しなくていいから砕けたところでw」
お見通しです。
で、俺は伯母ちゃんに電話した。
俺「伯母ちゃん!今からそっちいい?」
伯母『いいよー。客いるけど顔なじみだから気にせんでね。カウンター開けとくから』
電話を切る俺。
俺「じゃあ次の店行きましょう!」
さゆり「うん!」
店の前に着くとさゆりさんは少し怪訝な顔をした。
さゆり「多田君、スナックなんか行くの?」
俺「えーと…いやぁ。あはは」
とりあえず濁しながら中へ。
伯母「あ、けんじ。いらっしゃい」
けんじは仮で俺の下の名前
俺「お邪魔しまーす」
男性客「お!ママに若い男か?」
伯母「アホ。甥っ子じゃ」
いきなり言っちゃったよ。
とりあえず席に着くと
お通しとビール。
伯母「どうも。けんじの伯母です。ごめんなさいねぇ、連れ回してるみたいで」
さゆり「いえいえ笑。多田君、スナックに通ってるのかと思ってしまいました笑」
俺「いやぁ、さすがにそれは笑」
男性客「おぉ!兄ちゃん、彼女かぃ!??」
おい。酔っ払いは引っ込め。
俺「いえ…」
男性客「なんだよー。つまんねぇ」
ちょっと殺意( ̄ー ̄)
伯母「竹さん?一曲入れてよー」
ここですかさずアシスト。上手いぞ、伯母。さすがプロ。
スナック自体は大成功だった伯母もそうだが、以外と他の客も盛り上げてくれて。
ただ、俺が誤算だったのは
俺「オロロロロロー」
酒が弱かったことだ(´・ω・`)
ひとしきりトイレで吐いてお開きに。
ぼんやりしてる俺に伯母が五千円札を渡してきた。
伯母「タクシー呼んでるからこのお金で送ってやりな。狼になるなよ」
グッジョブ伯母ちゃん。そして俺は狼ではなくポメラニアンだよ、伯母ちゃん。
そうしてその日はさゆりさんを送って帰った。
帰り際、初詣行く約束をした。
この初詣が勝負の分かれ目だった。
初詣当日。
昼過ぎに約束してたので、最寄り駅で待ち合わせた。
私服姿のさゆりさんも綺麗だったけど、それ以上に今日はドキドキしていた。
この日、告白しようと決めていたからだ。
>>107
うん。服着て笑
とりあえず神社を回る。一軒目、御神籤を引いたら半凶だった。半凶ってなんだ泣
ちなみにさゆりさんは大吉。
二軒目、俺は吉、さゆりさんは大吉。
うーん…微妙だなぁ
ヘタレ風が吹いて今日はやめておけと言った。
悩んだ末、まあさゆりさんは大吉だし?という謎の結論に至り、告白はすることに。
この決断が吉と出るか半凶とでるか…。
ひとしきり回ったら夕方になってた。普通の洋食屋で夕飯を食べて、いよいよ告白スポットに行くことに。
と、ここで雨。
俺はニヤリとした。なぜならこの雨は予報通りで俺は折りたたみ傘をバックに入れていたからだ。相合い傘狙いwキモいw
俺「あー…雨ですね。傘有るんで入ります?」
さゆりさん「あ、大丈夫。私も折りたたみ傘あるから」
流石、年の功。用意がいい。(´・ω・`)ショボーン
別々の傘だが、並んで歩けば十分楽しかった。
他愛もない話、拳法の話、大学の話。
色々話してるうちに告白スポットに着いた。
そこは橋だった。
古い橋で時期が良ければ枝垂れ桜が綺麗なところ。俺のお気に入りの場所だった。もちろん、季節は外してるし、雨だけども。雨の中、2人しかいない状況での告白は以外とムードあったと思う。
今思えば、ドラマとかの失恋シーンとか雨だったとおもいだせるのだけども。
振られるって伏線仕込むなよ
橋に着いた。
俺「この橋、古いでしょ。季節によっては枝垂れ桜とか葉桜が綺麗なんですよ。今は生憎の雨ですけど」
さゆり「うん。この街にこんなところあったんだね」
俺「お気に入りの場所なんですよ」
さゆり「へぇーそうなんだ」
俺「……」
橋を渡り切ってしまった(つД`)
俺「さ、さゆりさん!」
さゆり「?」
俺は枝垂れ桜の下に場所を変え、立ち止まり、さゆりさんに向き合った。
俺「あの、」
ヤバイ。声が出ない。
俺「俺、ガキだと思われてるかもしれない、けど」
今だ。今しかない。
俺「さゆりさんのこと!す、好きです」
俺「付き合ってください!」
俺は正直、怖かった。
三年間の想いも無駄になる気がした。なんだかんだで出会った時は高校生。30過ぎのお姉さんからしたら子供にしか見えないだろう。
だから怖くて泣きそうな顔をしてたと思う。
ちょっとした沈黙。
だけども一生で一番長い時間だったかもしれない。
さゆりさんは傘を閉じた。
そして、俺の傘に入り、腕に抱きついてきて
さゆり「頑張ったね。こんな私でよければ…w」
と言ってくれた。
正直、
俺「え?」
と状況が掴めてなかった。
全くもって告白した後は悪い予感しかしなかったからだ。
まさか
俺「いいんですか?」
さゆり「いいよ?」
実感が湧いてこない。
多分泣きそうな顔のままだ。
やがて。
きた。実感が、湧いて、来た。
ニヤニヤが止まらない。けどそれよりも嬉しさが止まらない。
俺「よっしゃあああぁぁぁ!!」
大きくガッツポーズをした。
さゆり「けんじくん、ガッツポーズって笑」
さゆりさんはいつの間にか下の名前で呼んでくれていた。
だがよく頑張ったな
>>129
ありがとうございます!
>>130
当たり前体操だったらどんなに心が楽だったか笑
二人で駅まで歩いて行った。
その時に、色々と聞いて見た。
どうしてオッケーだったのか、とか。
前述の通り、うまく行くとか思ってなかったし、向こうからしたらガキだろうと思っていたからだ。
ここからはさゆり談
高校生までは素直な子だなー、とか
練習頑張ってるなー、ぐらいだったらしい。まあ、でも真面目に練習してた高校生の俺を褒めてやりたい笑
で、大学でメールした時には単純にアドバイスが欲しかっただけらしく、その時も後輩想いのいい子だなー程度らしかったです。
つまり、頼り甲斐のある男になったとメールで言ってたのは社交辞令でした。あぶねー。
意識したのはレストランに行った時。
ん?スーツなんだ。と思ったら、居酒屋ではなくコースの料理。しかもガチガチになってるから無理して背伸びしてる感じがダダ漏れだそうな。当たり前~
で、これは俺自身知らなかったんだけども。
スナック行って打ち解けて盛り上がって、俺がトイレに吐きに行った時
伯母「さゆりさん、けんじは貴女に気があるみたいなのよ。けれど、子供の憧れかもしれないし、そうじゃないかもしれない。けれど、さゆりさん。付き合うとか付き合わないとか抜きにして、対等な大人として、答えてあげてね」
と言ったそうな。
その時、初めて俺を恋愛対象として見れるかどうか真剣に考えたらしい。
そして、今日の告白の返事に至ったと。
そんなこんなで、駅に着いた。
しかし、こんな時に俺は調子に乗るという悪い癖が出た。
俺「あ、あの。今夜はさゆりさん、返したくないっす」
さゆりさんポカーン(・ω・)
さゆり「え?ほんとに?うーん」
ちょっと悩むさゆりさん。
さゆり「まあ、いいけど…」
調子に乗る癖が初めて功を奏した気がする。
やったー!
と思ったら。
さゆり「あ、でも今日生理だわ笑」
……( ̄ー ̄)ナンデスト
嘘みたいな本当の話。
2割は脚色とフェイクだけど。
落ちのくだりも本当。半凶ってこのことだった。( ̄ー ̄)
しかし、二人の関係にはまだ続きがあったりする。
後日談として明日書きます。
もしよろしければお付き合いください。
今日は深夜までありがとうございました!
次は19時前後にスレ残ってたら書きます。
この脱いだパンツ
どこに振り下ろせばいいんだ!!
洗濯籠
>>144
すいません。被るか履くか嗅ぐかでお願いします(´・ω・`)
パンツどこだったかな…
待ってるぜ!
仕事の昼休みなう。
反応があって嬉しいです笑
とりあえず後日談ですが、昨日と同じくらい長いです。多分。
お付き合いいただけると助かります(・ω・)
それではまた夜に(=゚ω゚)ノ
しかし続きも気になるw
小説とか映画みたいにここで終わらないから現実って残酷だったりするんだよな~
お疲れ様でーす
とりあえず仕事終わりました。
飯を食うんで半には書き出そうと思います。
後日談、といっても続きですね。
スレタイと違うんですけど、
『予想以上に年上のお姉さんと付き合い始めたんだけど、どうやって結婚しよう』
題名っていうか話の趣旨はこんな感じです。
付き合うことになって考えたのは、結婚だった。
相手の年齢も考えると、俺が大学を卒業して社会人になる頃には37歳。3月生まれのさゆりさんは38歳になる。狙うのならそこだと思った。
しかし、それまでには障害がたくさんあった。
一つは距離の問題。
地元は九州、大学は関東。しかも部活が忙しくて、各季節の休みは最大でも2週間しか地元にいれない。完全に遠距離恋愛である。
次に時間の問題。
距離が離れてる分、リミットまでの残りの帰省回数はおよそ7回ほど。それまでに結婚までの所用をこなす必要があった。
最後に
これが一番難しいんだけれども。
年の差の問題があった。
俺もさゆりさんも年の差なんて気にしていない。
問題は俺たちの親族が気にするかどうかである。
うちの頼みの綱はオカンと伯母だった。
この2人はさゆりさんのことを知っているし、オカンに至っては娘のように可愛がっている。
あと、気になるのはさゆりさんの親が何と言うかである。
さゆりさんと付き合い始めてすぐ、俺は休みを終えて大学に帰った。相変わらずの部活人間ではあったが、夜には毎日さゆりさんと電話していた。
次に会えるのは春休みの最後一週間ほど。
貴重な貴重な一週間である。
どうしようかと考え始めた俺は、とりあえずプランを紙に興すことにした。
ヘタレもこうなると慎重派となるので助かる。まあ、ビビリには変わりないけどw
>>172
いや、まだいいよ笑
とりあえず入籍を卒業後すぐの3月、つまり2年後に設定。
逆算して両親同士の会合をその前の年末年始。そして、向こうに乗り込むのを夏休み設定した。
で、ここで俺はあることに気付く。
……( ̄ー ̄)あれ?結婚前って他に何かある?
結婚に関する知識が全く無いということに。
結納という言葉を知っていても何をいつするのか知らないし、そもそも他にしないといけないことがあるのではないかと思ったりもした。
とりあえず色々調べたが、まずは相手の意見とかを聞くべきだという結論に至った。
ケータイで聞くのも野暮ったかったので、3月に帰った時に聞くことにした。
で、3月。
俺は故郷の地を踏み、駅で待っていたさゆりさんと合流した。
俺「さゆりさん!帰ってきたよ!」
さゆり「おかえりー!長旅ご苦労様!」
普段の練習風景では中々見れない笑顔。
いやぁ、付き合うっていいなぁと、惚気てみたり。
とりあえずその日のうちに結婚の話を出してみることにしていた。
俺「あのーさゆりさん」
さゆり「はいはい」
俺「俺、言ってなかったけど、さゆりさんとは結婚までしたいと思ってるんだけど、それでいい?」
夕食食べながらとりあえず聞いてみる。
思えば早い上に唐突だったが、あまり時間のない焦りがあったので、仕方ないと思う。
さゆり「ありがとう。私もこんな年齢だし、けんじくんが結婚してくれるって言ってくれるなら嬉しいよ」
俺、内心ガッツポーズ。
俺「うん!で、教えて欲しいんだけれども」
さゆり「?」
俺「結婚って具体的に何をすればいいの?笑」
当方、情けないくらい無知である。
社会常識くらい身につけておくべきだったorz
さゆり「あー、なるほど笑。大学生だとわからんよね笑」
俺「…面目ない」
さゆり「そこは全友人の結婚式に出席して、出遅れた最後の残り物の私に任せなさい!笑」
おぉ…!自虐にしては何たる自信!
俺「よっ!年の功!」
さゆり「何ですって?( ̄ー ̄)」
ぴきーん。調子に乗りました。すいません。
さゆりさんから色々話を聞いてみた。
さゆり「気にする家は気にするだろうけど、うちは結納しなくても大丈夫だと思う。そっちの家は……お姉さん結婚してたわよね?」
俺「う、うん」
実は俺には姉がいて、既に人妻である。
さゆり「じゃあ、結納したか聞いといて。それを踏まえて決めましょう」
俺「了解」
さゆり「…ところで結婚指輪と婚約指輪の違いわかる?」
俺「??」
キョトンとする俺。本当に無知である。
一般的に結婚指輪とは結婚して嵌める奴である。相場はおよそペアで10~20マソ程度。
一方、婚約指輪は結婚前に相手にプレゼントする指輪。これがいわゆる「給料3ヶ月分」である。
俺「ほへぇー( ゚д゚)」
これが結婚。20歳大学生の若造には未知の領域である。
さゆり「で、けんじ君」
俺「ほい」
さゆり「無理して婚約指輪は買わなくていいからね。高いし」
さすが年上。大学生の懐事情を良く知ってらっしゃる。
正直、甘えていいのか迷ったが、それよりも目下は結婚までの段取り決定の方が優先であった。
俺「ふぅ。大変だなー」
さゆり「何言ってんの笑。2人で乗り越えて行くんでしょ!」
ジーンとしました。
頼り甲斐のあるお姉さんでよかった。
で、その日の夜。
俺「……」
シャワー音。
俺「…………」
がちゃり。
さゆり「上がりました」
俺は色んな意味で固まってた。
ちなみに名誉のために言っておくが童貞ではない。だが、高校入学してすぐくらいの彼女だったため、正直経験値はあまりない。せいぜい3回。そして相手は大人の女性である。もう緊張しっ放し
ガッカリ
ふぅ
とりあえず続き。
さゆり「……」
俺「……」
なんかしおらしいさゆりさん。
いつものさゆりさんはどこへいった?
ここは年下でも俺が頑張るところか!?
ゴクリと生唾を飲んだ。
とりあえずキスしてみる。
反応があまりない。
これでいいはず、だけどうんともすんとも言わないさゆりさん。
流れのままさゆりさんの体に触ってみる。
以外と胸が大きくて、弾力というよりも柔らかい感じだった。
さゆり「ん」
小さく声が出るくらい。
焦りながらも30分くらい触ってた気がする。
濡れてはいる……。けど反応が薄いぞ?
俺「入れるよ…?」
さゆり「うん」
入って…いかない。狭い?とりあえず頑張って腰を前に出した。
掻き分けるようにして入った。
さゆりさん、ちょっとキツそうだから動くのやめて抱きしめて見た。
やがて、ゆっくり動き出してみた。
さゆりさん、声は出るが苦しいのか気持ちいいのかわからない感じ。
けれど、俺の方はやばかった。すぐに限界きた。
俺「くっ」
さゆり「んっ」
童貞に毛が生えた程度だとこれが限界であったようだ…
すまん、みんな。くぅ…泣
ええええええええ
にしても、あまり積極的でないさゆりさん。
お姉さんキャラのイメージでテクニックとか凄そうとか勝手に思ってた分、ギャップに戸惑っていた。
俺「あ、あの」
さゆり「んー?」
俺「大丈夫だった?何か苦しそうだったけども」
さゆり「いやぁ…最初は苦しかったけど、そのあとは良かったよ。最初に抱きしめてくれたのがよかったかな?」
俺「あのー、俺。あんまり経験無くて…」
さゆり「んー…実は私も三人くらいしか笑」
( ゚д゚)
見た目も合わさってかなり意外。
てっきり経験豊富かと思ってた。
さゆり「いやぁ、こんな性格だから恋愛に疎くて笑」
俺「あ、それならわかる気がすr」
ごふっ。
さゆり「お世辞でもフォローしなさい」
俺「肘打ちで肝臓叩くのはやめてください…」
色気よりもギャグ性の高い初夜でした。
さて、本題というかなんと言うか。
結婚までの段取りはおおよそ最初に決定した通り、四年生の夏に挨拶、冬に両親の会合、春に入籍でいくことにしました。
ということで。
少なくとも三年生の間は遊べる。
一年間は気兼ねなくさゆりさんと過ごすことにしました。
問題が発生したのは三年生の冬休みである。
さゆりさんとBARで軽く飲んでいた時のこと。
さゆり「ねぇ…プロポーズはいつするの?」
と、頭をこちらに預けたまま呟いた。
プロポーズ…?
俺の中では婚約指輪はいらないっていうのと結婚の話が出たので、プロポーズは終わったものと考えていた。
俺「ん、そのうち…」
とりあえず濁した。内心は混乱していた。
つまり、プロポーズはしっかりしなさいと。婚約指輪いらないっていう話とは別。結婚前提の付き合いでもプロポーズは別。
そういうことか!
俺は計画を修正することにした。
ちょっと休憩。
質問あったら受け付けます笑
この脱いだパンツ
どこに振り下ろせばいいんだ!!
頭に被りな
再開
とりあえず プロポーズの日程を決めよう。
夏には向こうの家に乗り込むので、勝負は次の春休み。
出来ればさゆりさんの誕生日に合わせてプロポーズをばばば…。
あー、ヤバイ。緊張してきた。
3月といえば、上手くいくと枝垂れ桜が開花してる時期…
ごくり。
リベンジである。
プロポーズ場所は例の橋に決定した。
春。
天気は良好。仕事帰りのさゆりさんと合流してレストランへ向かった。
さゆり「けんじ君、大丈夫?この前みたいに緊張してない?笑」
俺「任せなさい!マナーは一応勉強してきた!」
一応、数日前に家で練習してました笑
相変わらずぎこちない感じだったと思うけど、何とかメインデイッシュを食べ終わった。
さゆり「あー美味しかったぁ笑」
俺「デザートまだだけど笑」
さゆり「んー?入るかなぁ」
入ってもらわないと困る。
なぜなら
ウェイター「こちら、デザートになります」
コトリ、と置かれたデザートはチョコアイスのショートケーキで、皿には「お誕生日おめでとう」の文字
さゆり「え?え?え!?」
俺「おめでとう!!」
精一杯用意したサプライズだった。
さゆり「私の誕生日は先月だったけど」
さゆり「びっくりしたー!」
俺「いやぁ、驚いてくれてよかったよ笑」
さゆり「三十路超えて誕生日に嬉しいと思えたの久しぶりだわー笑」
とりあえず、さゆりさんの気持ちを上げることに成功したようだ。
次はとうとうプロポーズである。
>>225
それは泣けるわ笑
橋についた。
俺「この橋、懐かしいね」
さゆり「そうだねー。あの枝垂れ桜の下くらいで告白してきたよね」
俺「そうそう」
さゆり「橋を渡ってる間は無言が長かった気がするけどね笑」
俺「(´・ω・`)」
橋を渡りきった(つД`)
橋の途中で告白しようとも思ったけど、枝垂れ桜の下の方が綺麗だったのであえてスルーしました( ̄+ー ̄)笑
枝垂れ桜の下まで来たところで
俺「さゆりさん」
さゆり「ん?」
俺はさゆりさんに向き合った。
俺「年の差で苦労したり、するかもしれないけど」
緊張する。けど不安はない。
俺「俺たちはそれがあったから出会えたと思う。素敵な夫婦になろう」
俺「俺と結婚してください!」
円だあああぁ
考えに考えたプロポーズだった。
結婚の話があるから失敗の不安はないけども、やっぱり告白と同じくらい緊張した。
さゆり「条件があります」
俺「??」
条件?
さゆり「私の方が16も上だから大丈夫だと思うけど」
さゆり「絶対に私を看取ってね」
さゆり「おじいさんとおばあさんになっても私が死ぬ最後まで一緒にいてね」
俺「…!はい!」
>>237
うん。履いて笑
ということで。
プロポーズは無事に終了した。
しかし、まだまだ問題があった。
というか、最大の難関があることをこの時の俺は知らなかった。
次回、義父との邂逅
義父ってじてんで、
ハッピーエンドやん?
>>243
お義父さんと勝手に言って怒られる感じね笑
>>240
ん?ホモかな
ちょっと一服してきます。
例のごとく質問受け付けます。
>>245
うーむ。3月で40のはず
続き
季節は夏。
九州の夏は暑い。酷暑である。
このくそ暑い夏には暑いバトルこそ相応しい。
いざ行かん、未来の家族の元へ!
待っていてください、お義父さん!
とは言ってもヘタレな俺。事前に情報収集を。
俺「明後日会いに行くわけですけども」
さゆり「うん。もう言っておいたよ」
俺「ありがとう。で、お義父さんはどんな人なの?」
さゆり「性格は私が似てるかなぁ」
……ナンデスト
練習の時のさゆりさんを思い出す。
血の気が引いた。
俺「…怖い?」
さゆり「小さい頃は授業参観の度にヤクザみたいとか言われてた笑」
俺「((((;゚Д゚)))))))」
気を取り直して。
俺「身長は?」
さゆり「180は超えてるなぁ」
俺「((((;゚Д゚)))))))」
お仕事は鉄鋼業の部長さんらしい。しかも現場からの叩き上げ。定年前。
俺の中で凄く恐ろしいイメージが出来上がりつつあった。
さゆり「でさー」
俺「ん?」
さゆり「お父さんが私たち付き合ってるって知ったの一週間前だから笑」
なん…だと…
俺「あばばばば」
さゆり「で、あなたの年齢知ったの今朝だから笑」
俺「何故そんなに追い込むノダ…」
さゆり「だって付き合ってるの気付いてるんかなぁって思ったけど、気付いてなかったんだもん」
俺「年齢の件は?」
さゆり「言うの忘れてた笑」
このやろおおおぉぉぉ
とりあえず、さゆりさんは確信犯でないことを祈ります。
挨拶当日。
半袖カッターシャツに菓子折りを持ってさゆり車で国生邸へ。
さゆり「そういえばね笑」
俺「ん?」
さゆり「妹(俺の一回り上)に彼氏迎えに行ってくるって言ったら、住所教えたらカーナビあるじゃんと言われたの」
俺「ん?うん」
さゆり「いや、彼氏は今免許取ってる最中だからって言ったら」
妹『え、彼氏何歳…?』
さゆり「って言われてた笑。また言うの忘れてた笑」
俺「……」
確信犯か、この人。
立派な家である。庭先にはお義父さんが日曜大工で作った小さな噴水とかあったり。
俺「……」⬅︎緊張
さゆり「ちょっと待っててねー」
ガチャっ
さゆり「ただいまー!連れてきたよー!」
さゆり母「あらあら、わざわざ遠いところからお越し頂いてありがとうございます。さゆりの母です」
俺「あ、さゆりさんとお付き合いさせて頂いてる多田です。これ、お口に合うかどうかわかりませんが」
持ってきた菓子折りを玄関先で渡す俺。
これでいいのか?
さゆり母「わざわざすいません。ありがとうございます」
さゆり「お父さんは?」
さゆり母「お父さん、部下が熱中症で倒れたらしいから病院行ってる。多分、もうすぐ帰ってくるよ」
お義父さんはまだいないのか……。
ちょっと安心
玄関先でさゆり妹さん登場。似てないけど美人。てか、なんだこの年齢不詳姉妹は。
妹「妹です」
俺「よろしくお願いします」
母「さあ、居間で待っててください」
居間に通される。
椅子に座って出されたコーヒーを啜る。
味がしない。
さゆり「ふふふw」
俺「ん?」
さゆり「借りてきた猫みたい笑」
うるさい。
蝶野だ
ガッデーム!!
幼馴染と結婚する話を書いてたよ
>>264
スレ立て自体初めてです笑
何分くらいコーヒー啜ってただろう…。
ガチャっ
居間のとびらがあいた
??「おう、お前が多田か」
扉の先には中肉中背、180cmくらいの年配の方が。
ん?
この顔は……
シルベスタ・スタローン…!?
>>271
青汁
眼光がヤバイ。威圧感半端ない。しかも口調が喧嘩腰だし。ある意味想像通り……((((;゚Д゚)))))))
とりあえず起立。
俺「あ、あの!私、さゆりさんとお付き合いさせて頂いてる多田と申します!」
義父「おぅ。まあ、座れ」
俺「あ、はい…」
義父「……」
俺「……」
気まずい沈黙。
てか、この場で言葉を発するの無理だろ。
床に頭を擦り付けて「お義父さん!さゆりさんを私にください!」と言うべきなのだろうか…?
俺「……(何か言わなきゃ)」
義父「おい」
俺「は、はい!」
義父「お前いくつだ」
俺「22です…」
義父「大学か」
俺「A大学です」
義父「就職は?」
俺「公務員試験受けようと思ってます」
義父「まだ決まってないんか」
俺「…今勉強してます」
尋問??ねぇ、これ尋問??
義父「おい」
俺「はい!」
義父「別に若いからどうとか年の差があるからどうとか言わん」
俺「……っ」
義父「ただ、結婚っていうのは責任がついて来るからな」
俺「はい…」
義父「中途半端な真似だけはするなよ」
俺「はい…!」
え?さゆりさんと結婚してもいいってこと…?
どうやら話は終わったみたいだ。
心臓止まるかと思った。けど、目の前に義父がいるので気を抜けない。
義父「とりあえず結婚するのは就職決まってからにしろ」
俺「…はい」
就職浪人だけは避けなければならなくなった。
とりあえず当面の難関はこの就職問題だろう。そう思った矢先。
義父「おう。飯を食いに行くぞ。着いてこい」
マジか…
俺としては胃がキリキリするから早くこの場を抜け出したかったけれども、そうもいかないようだ。
さゆり家族は義父の車、俺はさゆりさんの車に乗って食事の場所へ向かった。
俺「怖かったー…」
さゆり「お疲れ様」
俺「ねぇ、この食事会って事前に決まってた?」
さゆり「うん。言ってなかったけど」
このやろおおおぉぉぉ
それ吉永さんにも言える?
あいつがそもそも相当な策士だろ
食事会はちょっと雰囲気のいい和食屋さん
みんな思い思いに色々頼んでた。
俺はというと何を頼むべきかとか悩み出してキリがなかったので、さゆりさんと同じものにした。
やがて料理が運ばれて来て色々と話が弾む。
ここでこのスレに書いたような付き合うまでの流れを言っていた。
義父「こいつはもう結婚しないもんだと思ってたんだがな」
聞けばさゆりさん、義父の持ってきた見合い話はことごとく斬って捨てたそうな。
さゆりさん曰く
結婚は無理にするもんじゃない。いい人がいればする
とのことだ。カッコイイ(・ω・)笑
そんなこんなで義父との邂逅も終わった。
食事会の時に冬の両親同士の会合の約束も取り付けたので、安心して俺は大学に戻って行った。
……ちょっとした問題抱えて。
ちょっとした問題が発覚したのは9月の頭くらい。部活も引退したので公務員試験の勉強とバイトに勤しんでたある日。
その日も電話でさゆりさんと話していた。
さゆり「そういえば」
俺「んー?」
さゆり「そっちのお母さんに付き合ってるの言った?」
あっ……。
両親の会合の約束を取り付けたのに、肝心の俺の両親にさゆりさんを紹介してなかった。
正直、オカンとさゆりさんは旧知の仲だが、そもそも俺はオカンにさゆりさんと付き合ってることを言っていない。
俺「忘れてたー…」
さゆり「うーん」
俺「年末早めに帰るからそん時に急ぎ行きましょう…」
さゆり「わかった」
自分のことで手一杯過ぎて考え切れて無かった俺のミス。おバカ。
で、さらに1ヶ月後。公務員試験も終わりのほほんとしてた。結果待ちなう。
その日、さゆりさんは拳法の大会のため、例の反省会に行ってるので、メール打つ程度にとどめてた。
すると
~♩
着信音。
見るとさゆりさんからだ
俺「もしもし」
??「あぁー!もしもしぃ!オカンだけどぁ!」
((((;゚Д゚)))))))え?
何 で お ま え が さ ゆ り さ ん の 携 帯 を
オカン「いまねぇー!さゆりさん、家に連れてきたから!変わるね!」
こいつ、相当酔ってやがる。
さゆり「あ、けんじ君(苦笑)。反省会の二次会でお母さんに詰め寄られちゃって。付き合ってるの言ったらお義父さんに会わせるって言って、今あなたの実家にいるの」
俺「……」⬅︎絶句
さゆり「一応、これであなたの実家挨拶?も終わったってことで両親同士の顔合わせはお義母さん経由で調整しとくから」
俺「……お願いします。母が申し訳ありませんでした」
さゆり「お互い知ってる仲だから別にいいよ笑。でも、お義父さんは寝間着でいきなり挨拶になったから可哀想だったけど」
息子の結婚相手との初対面が寝間着。
オヤジよ、恨むならオカンを恨め(´Д` )
そうこうしている間に季節は冬。
両親同士の顔合わせも無事終わり、俺も公務員試験受かって春から公務員になることに。
そして、2度目の新年を迎え、3月に卒業。
さゆり「2年間、色んなことがあったねぇー」
俺「俺にとっては6年間だけどな」
さゆり「付き合うまで苦労した?」
俺「そりゃあね笑」
俺「まあ……諦めなくてよかったわ」
さゆり「うん。ありがとう」
俺「これからは夫婦だね」
さゆり「約束、守ってよ?」
俺「もちのロン」
さゆり「古い笑」
俺「世代かなって笑」
ゴフッ
さゆり「うるさい」
俺「ゴメンナサイ」
そして、俺たちは入籍しました。
これで話は終わり。
色々あったけども、その後は仲良く過ごしております。ちなみに今、出張してて暇だったのと、今度の3月にさゆりは40歳になるので、節目として誰かに聞いて欲しかったっていうのがあって立てました笑
実話なんで創作みたいな落ちはつきませんが、それでも楽しめてもらえたら幸いです。
……ちなみに見る人が見ればわかる感じ。
あとは友達がこのスレを見てないことを祈ります(´Д` )
何か質問あればどうぞ。
答えれる範囲で答えます笑
ほんとにおめでと!
でもエッチな描写が少ないよな?
今からでも間に合うぞ?
>>304
ごめん、友達が見つけた場合夫婦生活覗かれてるようでキツイので勘弁笑
ネラーの友達多いのよ笑
>>308
一回出来たけど、流れたんだ。
でも、母体は大丈夫だったから今はまた励んでるよ笑
ちょっと暗くなってごめんね
>>310
ありがとうこのやろおおおぉぉぉ
お幸せに!
>>311
ありがとう!少なくともさゆりは幸せにする!
尊敬するわ
>>314
とりあえず文才なくても実話ならいける笑
読み終わってほのぼの幸せな気持ちになったよ
書きついでに作家も目指してみたら?
>>316
公務員じゃなかったらなぁ(´・ω・`)笑
こんなすごい年の差は今まで見たことないから楽しんで見させてもらったわ
お疲れ様!
さゆりさんと幸せにな
>>318
>>320
>>321
>>322
ありがとう!
こちらまで幸せな気持ちになれました
ありがとう
お幸せに~!
>>326
>>327
俺は公務員とだけ言っておく。
さゆりは派遣会社の事務だね。OLさん。
もう退職したけど
俺も早く相手見つけなきゃな…
俺より年下やんけ
>>1よ、ありがとう
>>351
あ、結婚式はしました。
一悶着っていうか色々ありましたが、無事に終わりました。
……書いた方がいいですかね?(・ω・)
年下の彼氏がいるので、是非聞きたいです
>>356
年の差婚頑張ってくださいね!
参考になるかわかりませんが、
時間を見つけて書いていこうと思います(・ω・)
>>353
バトルは無かったんで省かせていただきました。
普通にオヤジと義父が世間話して終わりでした
>>355
いざ作ろうとすると中々出来ないことに焦りますね…。
後日談 結婚式編
とりあえず前提のところだけ書いておきますね。
結婚式。
それは女のロマン……
と思っていたので、めんどくさくても最後まで付き合うつもりでした。
俺「結婚式、どうする?」
卒業前、つまりは入籍前にこの話題について触れる必要があると思ってさゆりに聞いてみた。
さゆり「え?地元でパッと挙げましょう?」
……予想よりさっぱりした返答。
唐揚げ揚げるみたいなノリで言われました。
俺「場所どうする?」
さゆり「家の近くに従姉妹が働いてる結婚式場有るからそこにしましょう。身内割引で安いし、打ち合わせも楽だから。両親、親族、友人呼びやすいし」
…は、はやい。
即決過ぎるっていうか乙女要素より漢気要素の方が多目だったこの人。
ということでさゆり家の近場の式場に決定。
従姉妹通じて予約を入れてくれることになりました。
ちなみに俺の職場は式場から電車で2時間くらい離れてるところ。
さゆりさんは年末までは仕事やめられないとのことで引き続き実家暮らし。
ということで年内の新婚生活は保留となってました。
なので、打ち合わせの調整関係はさゆりさんの担当で、ということに。
4月中旬。
最初の打ち合わせ。
と言ってもさゆりさんが何度か打ち合わせしたあとなので、夫婦として最初の打ち合わせというだけの話。
ただ、式場に着いた俺はびっくりしていた。高校の時に受験の慰労会でバイキング食べに来たことがあったからだ。
懐かしいなー。
思い出に耽りつつ、打ち合わせ場所へと移動。
担当者「担当させていただきます、○○です。よろしくお願いします」
俺「多田です。よろしくお願いします」
さゆり「よろしくお願いします」
20代くらいの女性でした。
丁寧に今までの打ち合わせの流れを説明してもらい、今後やるべきことを教えてもらいました。
担当者「まず、大まかにどういった式にしたいかをお聞きしたいと思っています。何かご要望はありますか?」
俺&さゆり「………」
担当者「?」
俺&さゆり「特に…ないです笑」
担当者「(゚Д゚)」
担当者は見事に驚いていた。
だいたい、女性側がこーしたい、あーしたい、こんな衣装がいい、登場は馬車で、などなど取り止めのない話になるのが普通らしく、二人揃って何もないと言われたのは初めてらしいです笑
とりあえず色々提案してくれる担当者さん。
担当者「では、プランとしては砂浜を使ったプラン、奥のガラス張りの教会で行うプラン……云々。どれになさいますか?」
さゆり「1番安い身内割プランで」
俺「だね」
担当者「(゚Д゚)」
担当者「で、ではお色直し、衣装替えは何回しますか?」
さゆり「一回でいいです」
俺「私は衣装替えなくていいです」
担当者「(゚Д゚)」
とまあ、こんな感じで安い結婚式が醸成されようとしていた。
担当者さんは最高の思い出にさせようとこちらの希望を最大限叶えるつもりだったのにそもそも希望がない多田夫婦。笑
地域差あると思うけどけっこう派手にやるのが普通の地域なのかな?
担当者「すみません…」
俺&さゆり「?」
担当者「何か、お二人の結婚式のコンセプトは無いでしょうか?」
コンセプト。確かにそのコンセプトに従って担当者さんもアドバイスくれたりするわけだから、コンセプトは重要である。
しかし、コンセプト。
コンセプト……(・ω・)
出来るだけ安く?笑
俺「うーん…」
と、俺が悩んでいたら
さゆり「来てくれたみんなに笑って欲しい、じゃダメですか?」
とさゆりさん。
それはいいコンセプトだと思った。
担当者さんも、なるほど、と安心したようで、さっきみたいな困った表情は無くなっていた。
その日の打ち合わせも無事に進み、とりあえず終わった。
担当者「では、次回は衣装決めになります。お色直しは一回ということでしたので、ウェディングドレスとカクテルドレスを一着づつお決めください」
衣装決めかぁ…(・ω・)
さゆりさんだから短い時間で済みそうだけど、普通に長そうだなぁ。
担当者「旦那様」
俺「はい?」
担当者「衣装決めは女性にとっては大事なものですので、最後までしっかりお付き合いくださいね」
俺「は、はい」
見透かされてる…(・ω・)
あと、次回の衣装決めに合わせて招待状を送る相手をリストアップするように言われ、この日は終了。
次回は衣装決めです。
ちなみに、この結婚式打ち合わせで、俺は不思議な縁を感じる瞬間がありました…(・ω・)
とりあえず明日の仕事は朝早いので今日はここで失礼します。
質問あったらまた受け付けます。
続き待ってます
>>370
それはないにしても、道場のおっちゃん方に型くらいやってもらおうと思ってたんですけども、頓挫しました(´・ω・`)
理由はのちほど。
>>372
それはない笑
まだ仕事終わって無いので早くて17時くらいから更新します(・ω・)
仕事終わってご飯も食べました。
続き書きます。
危ない笑
酉外れてた笑
結婚式の衣装決め。
場所は式場ではなく委託先の衣装屋さん?みたいなところ。
とりあえずウェディングドレス➡︎カクテルドレスの順に選ぶことに。
衣装屋さん「どれでも好きな物をお選びください」
俺&さゆり「ほぇぇー(゚Д゚)」
とりあえずドレスが所狭しと並んでいた。ドレスということでスカートの裾がかなり広がっているため、通過はかなり狭くなっていた。
俺「すげー種類…」
さゆり「ほんとねー」
俺「どうする?」
さゆり「んー。カクテルドレスはとりあえず色別で一着づつ選んで試着するわ。ウェディングドレスは…」
華やかなウェディングドレスもあればシンプルなものも。ウェディングドレスは白しかないため、かなり選び辛そうなさゆりでした。
ウェディングドレスは結局四着選んだ。
今から試着である。
鏡のある試着室みたいなところへ通された。実際にはさらに奥で着替える。所謂御披露目場所にような感じである。
とりあえずボーッと椅子に座って待っていた。奥ではふっ!はっ!と時折無理矢理ドレスを着ようとしてる声が聞こえた。
ガチャ。
俺「……」
さゆり「どう?」
しっかりとしたウェディングドレス姿のさゆりはとても綺麗だった。
こうして見ると改めて結婚するんだなぁ、と実感したり。
俺「いいんじゃないかな、シンプルなデザインで似合ってるよ」
平静を装いつつも、多分目は泳いでいたと思う。
ウェディングドレスは四着着たが、結局最初の一着に決定。
続いてカクテルドレス。
青、赤、オレンジ、グリーン、エメラルドグリーンの5着を選択。
一着づつ来てはでてくるさゆり。
とここで衣装屋さんが何かを持ってきた。
衣装屋さん「こちら、お手に持っていただく小道具になります」
見れば色んな種類のブーケが。
さゆり「わーすごい笑。……あれ?」
何かを見つけたさゆりさん。
おもむろに手に持ったそれはステッキだった。ちなみに先っぽは星型である。
さゆり「わー、ミン○ーモモみたい~!」
ステッキを振るさゆり。
……(・ω・)歳ばれまっせ。
カクテルドレス選びも一通り着て、青色に選択。
ここまでで約2時間。まだまだ短い方だと衣装屋さんは言う。
で、俺のタキシード選び。と言ってもソッコーで選んで試着して終了。男って楽だ。
予想より早目に終わった俺たちは受付横のカフェでコーヒー飲んでた。
さゆり「招待状のリストアップ出来た?」
俺「まあ、一通り中、高、大の友達にする。上司は聞いてみるわ」
さゆり「私もリストアップ終わったよ。友達のほとんどは子持ちだから子供多くなりそうだけど。問題は子供がやんちゃなんだよなぁ」
確かに。
そこの処置をミスったら結婚式がハチャメチャになるかも……。
俺「うーむ」
とりあえずその件は保留で後日打ち合わせに行くことになりました。
二度目の打ち合わせ。
今回は具体的に催し物を何にするかという話に。
よくあるのがダンスとか。
フォーチュンクッキーとか流行ってたので、よくやる人が多いそうです。
俺「うーん」
さゆり「道場の人に型やってもらうよう頼む?」
俺「あ、それいいね」
しかし、道場のおっちゃん方は
A大拳法部(全国でも有名)の人が来るなら、みっともないのでやりたくない、許してちょ(・ω・)
とのことでした。
で、A大拳法部の同期達は、
引退したからやりたくない
とのことでした泣
は、薄情ものぉ(つД`)
ちょっと長めに休憩。
うちよか離れてる人ってなかなかいないと思ってたけど意外にいるもんだねえ
嫁は自分よかうちの母親のほうと年が近い
>>396
うちもおかんとの年の方が近いです笑
皆さん、すいません。
いつの間にか爆睡してました(´・ω・`)
再開します
とりあえず他の出し物も決めることに。
さゆり「子供も参加できるゲームとかいいかもね」
俺「確かにそれいいかも。道場の忘年会のときみたいにビンゴ大会とか」
さゆり「○×ゲームとかもいいんじゃないかな」
俺「でも大人と子供で知識差出るからなぁ」
担当者「でしたら、二人にまつわる内容で○×ゲームはいかがでしょう。2人しか知らないエピソードを使ったりしてみては?」
さゆり「それいいですね!」
(・ω・)…
(・ω・)……恥ずかしいな
ということで○×ゲームに決定。
書き漏らし
式の日取りは8月末の予定。
式の大まかな流れも決まり、その日は終了。
次の打ち合わせで招待状の内容とデザイン、送り先とその返答期限を決定しました。
一通り招待状が出揃うまでの間に入退場の時にかける歌のCDを借りに。
BACKSTREET BOYSやらSMAPやら思い思いのCDを借りることにした。
ちなみに俺の一時退場では浪漫飛行を流すことにした。
…まともな曲を知らない俺(´・ω・`)ショボーン
で、一ヶ月後くらいには招待状が出揃い、席次を決めて、祝辞や乾杯の音頭を取る相手を決定。
順当に決まったところで、いよいよ式当日を迎えるだけになった。
担当者「お疲れ様でした。今日で打ち合わせは終了となります。一週間後、当日は11時までに会場にお越しください。」
担当者「12時には両家の御親族様のご対面及び記念撮影となりますのでその五分前にはお越しいただけるようお願いいたします。受付は12時から開始、式の開始は13時となります」
担当者さんは最後に日程確認を行い、席を立ちました。
担当者「では出口までお送り致します」
俺「あのー」
担当者&さゆり「?」
ここで俺、この打ち合わせの前日に気付いたあることを確認する。
それは昨日、高校のアルバムを見ていた時のことである。
俺が、そういえば受験の慰労会で会場使ったなぁと思い出していた時に。
あ…!
俺「担当者さん、妹さんいませんか?☆☆っていう名前の」
担当者「えっ?…あ、はい」
俺「やっぱり。妹さん、高校のクラスメイトです笑」
さゆり&担当者「……( ゚д゚)えっ!?」
慰労会の時にお姉ちゃん!と言いながらスーツ着てる人に会っていた☆☆さんを思い出し、そういえば担当者さんと苗字が一緒なのを思い出していた。
担当者「妹と同い年だったんですね笑」
俺「いやぁ、気付いた時はびっくりしました笑。妹さんによろしく言ってください笑」
さゆり「偶然ってあるんだねー( ゚д゚)」
不思議な縁を感じた瞬間でした。
そして一週間後。
朝早くから目が覚めてしまった俺。前日、仕事後に実家に移動していたため、余計に手持ち無沙汰。
とりあえずさゆりと合流。
俺「どうする?」
さゆり「んー。カラオケ行く?」
ということでカラオケへ行くことになりました笑
声が潰れたらどうすんの!と、友人連中に突っ込まれたのは後日の話。
カラオケ後、会場入りした俺たちはそれぞれ衣装を身に纏い、控え室へ。
俺「おぉ」
そこにはプロのメイクとヘアスタイリストにより、試着の時よりはるかに綺麗なさゆりさんがいた。
さゆり「何ジロジロ見てんの笑」
俺「いやぁ、結婚してよかったなって思って」
さゆり「バカ笑」
こうして俺たちの結婚式は始まろうとしていた。
親族の対面会の前に軽いリハーサル。
人前式の形式にしていたので、神父さんは無し。指輪交換は司会の合図に従い行った。
と、ここで問題発生。
指輪を持ってくる黒子さんが困った様子で
黒子さん「あのーどちらの指輪が旦那様のもので、どちらの指輪が奥様のものでしょう?汗」
と言った。
実は指輪を買う時。
お互いの指輪のサイズが一緒のことが判明。
俺の指が細いことと、さゆりさんの指が骨太なせいである。
ちなみに11号な。
しかも実名はイニシャルが同じ。
さゆり「あ、指輪の裏に小さなサファイアが入ってるのが私のです」
かなり恥ずかしそうなさゆりさん。
…(・ω・)なんかごめん。
ちょっと休憩。
次は寝過ごさない(`・ω・´)
指輪問題はさておき、それ以外は無事終了。
いよいよ本番である。
会場扉前
ドア開けのためスタンバイする担当者さん
担当者「緊張してますか?笑」
俺「はい笑」
担当者「妹がおめでとうと言ってました笑。胸を張って頑張ってくださいね!」
この時の担当者さんの言葉で緊張が和らいだ。ありがたかった。
司会「では、新郎の入場です!」
扉が開いて、俺は会場に入って行った。
お色直しや、お色直しのついでの写真撮影やら何やらで係の人にいろんな場所に連れ回されるから、
ベルトコンベアに載せられて運ばれるような感じがするんだよなwww
>>407
やたら写真撮影多かった気がします笑
続いて義父に手を引かれ登場するさゆりさん。
俺は義父からさゆりさんの手を受け取り、壇上へと上がった。
そして指輪交換。
黒子さんから間違わずに指輪を受け取り、互いの指に嵌めた。
そして
司会「それでは、誓いのキスをお願いします」
緊張のシーンである
はずが。
思い思いにケータイを取り出し写真を撮る親族友人たち。
しまった…( ゚д゚)人前式だからこの辺緩いんだった。
おかげで恥ずかしそうにキスをして一秒で口を離した。お互い終始半笑いであるw
で、みんなの前で誓いの言葉を言って式は終了。続いて披露宴。
上司の祝辞と道場の先生の祝辞
道場の先生は自分のことを恋のキューピットだと言ってましたが、とてもそんな面構えではありません。
運ばれてくる料理もほとんど挨拶だのレクリエーションの主催だので食べること出来ず。腹減った( ;´Д`)
例の○×ゲームでは子供を含め、道場の先生、親族、大学時代の先輩の6人が残った。
俺「では、私とのじゃんけんで決めましょう」
出来れば子供に勝ってほしい流れである。
じゃんけーん、ポン
勝ったのは先輩だった。
ちなみにこの先輩、かなりゴツいが体格に反比例するように気が優しい。
先輩「ご、ごめんねっ。ごめんねっ」
と子供に謝っていました笑
そして一時退場。
曲は浪漫飛行
大学の拳法部の同期にわっしょいわっしょい運ばれて退場。
曲意味ねー( ゚д゚)笑
お色直し後はいよいよ佳境。
涙涙の新婦のお手紙朗読。
しかし、ここはさゆりさん。
ハンカチ用意した親族友人の予想の斜め上を行く朗読でした。
さゆり「思えば、生まれて37年。長い実家生活でした。お父さん、私はようやく結婚しました。でも、年内はまだ実家生活です。文句は会社に言ってください」
さゆり「お母さん、今まで美味しい食事を作ってくれて本当にありがとう。旦那はうちの家族と違い好き嫌いしないので、私はお母さんより楽が出来そうです」
さゆり「妹へ。ペットの猫を頼みます」
ハンカチは笑いをこらえるのに使われました。
そして、曲とともに退場。
最後までみんな笑ってくれた結婚式になりました。感動なくてごめんなさい。
これが俺らのコンセプトだもの(・ω・)
ということで無事?結婚式は終了。
最後までギャグな夫婦でしたが、まあ、これが俺らの持ち味でもあります。
これで本当に話は終わり。
あとは子供が出来れば、出産までの面白話ができるかもしれないですが、手持ちのエピソードはこれがラスト。
書いてて懐かしくなって嫁に会いたくなりましたが、この出張が終わるまでの辛抱(・ω・)笑
ここまでお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました。
また質問は受け付けます(・ω・)
>>415
公務員だよー
「まだまだ自由に遊んでいたい」って理由言ったら泣かせてしまった20歳の頃
>>417
まあ、人それぞれではないかな笑
>>418
白状すると、公務員試験の時期はフェイクで転勤族の公務員。
だから最初は九州でも今は移動して四国にいる。
自衛隊か
>>423
ではないです。
まあ、似たような…とだけ。
>>420
そんな必殺技は習得してない笑
お幸せに!
>>426
俺も隣でマイク持ってて鼻水出た笑
>>427
頑張って!
結果良かったらスレでも立ててね!
長そうだから読んでなくて、、 1から少しだけ見ようとしたけどもう終わったの?
自分、年の差で悩んだりしてるから見たかったんやけど
端的に中身としては 叶ったん?
私はくじけそうだからなんとかなりたいよ
>>428
ぜひ読んで欲しいかな笑
挫けないで頑張ってね!