【驚愕】強制わいせつの被害を受けたアイドルはのはなよ、AV女優に応募する

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自分から応募した。

先方とはびっくりするほどスムーズに話が進み、お会いする日時も決まった。
ただ、自分が本当にＡＶ女優という道を選ぶのか、それはまだ決めていない。

日記しか読んでいない方も大勢いらっしゃると思うので、わたしがこの夏受けた、強制猥褻の被害に関する一連のツイートをここに引用する。

（略）

お読みいただければお分かりかと思うが、わたしがしたかったのは被害にあったという報告ではなく、自衛についての呼びかけだ。
一人でも多くの女性・男性に知ってほしいことを書き連ねた。

ある程度叩かれるのは予想していたが、そんなことはどうでもよかった。
しかし、ヤフーニュースさんを始め、朝日新聞デジタルさん、日刊スポーツさん、その他様々なまとめサイトに取り上げられたことは完全に想定外の出来事だった。

きのう、生理が来た。
涙が出た。
恐ろしくて恐ろしくて、とてもじゃないが産婦人科に行けなかったわたしは、心底ほっとした。

警察に話せなかったことが、実はいくつもある。
ネット上で明言していないことも。

（続く） http://do-not.cry.boy.jp/?eid=433

警察からの音沙汰はなかった。

人前でもファンの前でも、わたしは努めて元気を取り繕った。張り付いた笑顔と喉から出るかん高い声は、自身からどんどん乖離していく。

わたしが大丈夫そうに振舞えば、もちろん周囲は「こいつはもう大丈夫なんだ」「終わったことなんだ」「大したことじゃなかったんだ」と思うだろう。
そして、普通の精神状態の人間に接するのと変わりなく、わたしに触れてくる。わたしも笑う。

それが何より辛かった。
一体わたしは何を笑っているのだろう。
本当はひとつも大丈夫じゃないのに。

醜悪な笑顔の生地が何層にも積み重なって出来上がったのは、美味しそうねと誰もが手を叩く巨大なパンケーキ。
言葉という生クリームで甘く甘く仕上げれば、それがわたし。

一体どうしろと言うのか。

実際わたしは何もできなかった。

事件後。
外に出ることは一切できなくなった。
歩いてほんの数分のコンビニへ行くことも、電車に乗ることも、ぜんぶ駄目だった。

ひとりで居る時はただずっと、泣いたり吐いたりしていた。
延々と。

幾度となく、スマートフォンが鳴る。
わたしが拡散を呼びかけた言葉がＲＴされていくのを、軽快な音でもって知らせる。それがまた、事件を想起させる。

ＡＶ女優という仕事を舐めてかかっているわけではない。
ただ、明るい性の世界で自己表現を始めて、陰惨な性の記憶が少しでも和らげば良いと思った。先のことなんてどうでもいい。
今を救ってくれる何かが必要だった。馬鹿げていると思われて結構だ。

こういう時、普通は友人や恋人に助けを求めるのだろうか。

とりあえずＡ山くんには話して、まあ当然反対された。
彼は理路整然ともっともな理屈を並べ立てていたが、よく覚えていない。Ａ山くんはわたしを愛してすべてを投げ出している人間ではないし、
わたしが泣いていようが構わず電話を切ることだってある。もちろんそれで問題ない。わたし達はそういう関係だ。

ただ、要するにわたしには誰も居ない。
ひとりだから、ずっとひとりだから、自分で自分を救わなければ、首を吊って死んでお終いだ。

それを望まない稀有な人たちのために、ただ必死なだけ。
それだけ。

呼んでもいないのに、また朝が来る。
仕方ないので、ゆるやかな死を始めよう。

はのはなよ
@hano_hanayo
被写体・文筆・絵／たまにテレ朝LoGiRL出演／講談社ミスiD2015吉田豪賞(unofficial)・園子温展モデル・縷縷夢兎ショーモデル・
筑摩書房太宰治賞二次(1251篇中16篇)等／日記を書いているだけ→http://do-not.cry.boy.jp ／性犯罪撲滅のことや死について考えます。楽しくはない。

　アイドルのはのはなよが２５日、強制わいせつ被害に遭い、警察に被害届を堤出したことをツイッターで明かした。

　はのが被害に遭ったのは深夜で、店や車通りが多い街道沿いだったという。「ちなみに被害は痴漢ではありません。
察しの良い方はお分かりかと存じますが、何も仰らないでください。出血があるので（月経のそれではない）明日病院へ行きます」と報告した。

　自身の被害をもとに、女性に向けた自衛すべき注意点や、今回の警察の対応について詳細につづり、
「少しでも多くの女性に知っていただきたいです」と呼びかけた。

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1514186.html

AV女優になったきっかけは、付き合った男性の家に泊まった際に、相手の男性の兄にレイプされたため男性恐怖症となってしまい、
それを克服するためだった。17歳の頃には既にAV女優になることを考え、AV事務所との顔合わせのための食事会にも行っていた。
AV撮影は「周りに人がたくさんいるから怖くない」と考えていたという。

1995年4月、『処女宮 卒業〜グラデュエーション〜』（ティファニー）でAVデビュー。ロリフェイスにナイスバディーのナマイキ系アイドル路線で一躍人気を博す。
しかし、男性恐怖症はなかなか克服できず、翌年には『さよなら夕樹舞子 「しようよ…逢えなくなるから」』で休業に入る。

休養中には香港で海賊版AVが流出したことがきっかけで台湾・香港などアジアでも人気に火がつき、当時その人気ぶりは映画女優並と伝えられた[要出典]。
休業中は単発でテレビドラマにも出演していた。特にNHKドラマへの出演は夕樹にとっては長年の夢であり、NHK『青い花火』のオーディションに合格した時は
「本当に嬉しかった」と述べている。

1998年、『復活の女神』（ヴィーナス）で復活。Vシネマにも多数出演したが、男性恐怖症は克服できなかったため、2000年に引退。