日本のAVメーカー（マックスエー）が台湾のアダルトサイトを提訴 著作権法違反認められ勝訴

（台北 19日 中央社）日本のアダルトビデオメーカーが、同社の作品を無許可で販売・配信されたとして2010年から台湾のアダルトサイト12社を相手取り損害賠償などを求めていた裁判で、台北地裁はこのほど、アダルトサイト側に著作権法違反があったとする判決を下した。

過去にあった同様の裁判では、アダルトビデオは社会秩序を乱し、公共の利益に背くとして著作権が認められず、日本の原告が敗訴する判決が相次いでいた。

台北地裁はアダルトサイト側が日本から販売、配信に関する権利を取得していないのは著作権法違反にあたると認定。原告側の訴えが一部認められた。

一方、原告が作品1本あたり500万台湾元（約2000万円）、総額11億500万元（約43億4800万円）の支払いを台湾の業者に求めていたことについては、被告側は違法性があるのを知らなかったとして賠償請求を棄却した。

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2015年5月19日 16時10分 中央社フォーカス台湾

日本のアダルトビデオメーカー、ＭＡＸ－Ａ（マックスエー）が台湾の動画サイト運営会社１２社を相手取り、著作権を侵害されたとして総額１１億５００万台湾ドルの損害賠償を求める訴えを起こしていたことが分かった。１９日付で台湾紙・自由時報が伝えた。

マックスエー社側は２０１０年、同社が製作したアダルトビデオを無断でネット上に配信し、利用者に違法にダウンロードさせたとして、天空傳媒など台湾の動画サイト運営会社１２社を著作権法違反で提訴した。

これに対し、天空傳媒側は「作品は別の業者から仕入れたもの。この業者が合法的な手段で仕入れ、著作権料も支払済みであることを証明する契約書も持っている」と主張。他の業者は大半が「アダルトビデオには著作権は存在せず、犯罪にあたらない」との立場を示した。

（編集翻訳　小豆沢紀子）

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FOCUS-ASIA.COM 5月19日(火)19時14分配信