俺の初体験、2歳上の姉ちゃんだったんだ | 867が語る その23 完結


その① その② その③ その④ その⑤ その⑥ その⑦ その⑧
その⑨ その⑩ その⑪ その⑫ その⑬ その⑭ その⑮ その⑯
その⑰ その⑱ その⑲ その⑳ その21 その22

465:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:13:09.25 ID:2x4W4mL60

「千里クン・・横に・・なって」
姉貴が手を離して言う。
だまって姉貴から離れ横になる。
「こう?」

姉貴は返事をせず、俺に被さってきた。
黙って俺を姉貴の中に導いていく。

生暖かく湿った感触。
「っんっっ」
声とも喘ぎ声ともつかない声を姉貴が上げる。
目を閉じた姉貴が俺の肩に手を廻し、唇を重ねてきた。
そのまま姉貴がゆっくりと、動き出す。
「ん・・・・あっん・・・ん・・」
自身の動きに合わせて姉貴が喘ぎ声をあげる。
柔らかい唇を重ねたまま、動く姉貴。
重ねた唇から声が漏れる。
その中に俺の舌をねじ込む。

「ねぇ・んっ・・千里クン・ぁん・・わたし・・気持ちいい・・・んっ・」
姉貴の声は喘ぎ声にまぎれた途切れ途切れだ。
俺も姉貴に締め付けられる感覚に息が途切れる。
お互いの頬が引っ付き、お互いの耳元にお互いの熱い吐息が交錯する。
たまらず姉貴の背中に手をまわす。
姉貴にしがみついてしまう。
そして自ら大きく激しく動く姉貴。

一際姉貴の声が大きくなった。
「千里クン・・あのね・・あのね・・わたし・・・もう」
「・・うん・・いいよ」
俺もうまく声を出せない。
激しい動きに締め付けられる密着感。
息子自身も俺自身も姉貴の胎内にいる熱さを感じた。

姉貴の動きが激しさを増す。
「ああっん・・・・もう・・んっあのね・・いっ・ぁんっ・ちゃうか・・も」
激しく動きながら姉貴が声にならない声を上げた。
その瞬間、姉貴が激しく締め付けてきた。
息子全体を強烈に締め付けてくる、今までに無い感覚。
そのとたん、被さっていた姉貴の力が抜ける。
「わたし・・イッちゃったかも・・」
姉貴が絶え絶えに言った。
「うん・・。すごかった。かわろ?俺が上になるから」
俺からずり落ちるように姉貴が動く。

「あ・・・」
姉貴が横になって恥ずかしそうに言った。
「なに?姉ちゃん」
「また・・シーツが・・」

俺が横たわっていた場所はシーツが濡れていた。
「こっちに横になって」
黙って姉貴が横にずれる。
「ね・・千里クン・・」
「ん?」
「恥ずかしいよ・・・」
「え・・・何が?」

466:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:13:40.75 ID:2x4W4mL60

「シーツ・・また・・こんなになっちゃった・・」
「・・嬉しいよ。俺、気持ちよかった」
「わたしも・・・千里クン、まだ大丈夫?」
「うん。挿れていい?」
「聞かないで・・」

今度は姉貴の上に俺が被さる。
姉貴の唇が妙に艶っぽい。
そっと姉貴の唇に人差し指を這わす。
「いや・・・」
「え・・・?ごめん、唇、いやだった?」
「そうなじゃいの、唇触られるのは・・気持ちいい・・でも」

姉ちゃんも我慢できないんだ。
黙って息子を姉貴の中へ挿れる。

「んっっ!!」
中に入る瞬間、姉貴がくぐもった声を出す。
「姉ちゃん、声を我慢しないで・・」
ゆっくり大きく動きながら姉貴に声をかける。
「え・・」
「俺、姉ちゃんの感じてる声、もっと聞きたい。だから・・」
「んっっ・・ばか・・」
姉貴が喘ぎながら返事をする。

そっと姉貴の乳房に手を這わす。
柔らかい曲線の頂点にある乳首まで這わし、そっと摘まむ。
「あああっっんん」
姉貴の声がひと際大きくなった。
そしてさらに締め付けられる感触。姉貴の声と連動している。

掌の真ん中で乳首を転がすように揉む。
「んっんっ・・あんっ・・んっ」
動きに合わせて姉貴の声が出る。

俺にあわせて感じている姉貴。本当に可愛い。
姉貴に口付ける。
姉貴から舌が入り込んでくる。
まさぐるように蠢く、姉貴の舌。
それを同じように俺の舌でまさぐる。

重ねた唇から姉貴の吐息が漏れる。
声にならない声。
息遣いが激しくなっていく。

自分の絶頂が近づいてくる。

姉貴の腰に手をまわし、激しく姉貴を突く。
激しく声を出す姉貴。

「姉ちゃんっ・・俺・・イッてもいいっ?」
「んっあんっあんっ・・いいよ・んっ・・千里クン・・来てっ!!」
姉貴も俺の肩にしがみついてくる。
強烈な一体感。二人の間には何も無い。

そう感じた瞬間、自分の絶頂が来た。

奥へ。とにかく奥へ。

467:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:14:11.16 ID:2x4W4mL60

姉貴の奥へ突き、絶頂を迎えた。
姉貴も激しく蠕動する。蠢くような締め付け。

「姉ちゃん、俺・・イッっちゃった」
「・・うん。すごかった・・」

同時にやさしく頬をなでてくる姉貴の手。
肩で息を切らしたまま、姉貴の目から涙が流れている。
俺は、体中が心臓になったように全身で激しい鼓動を感じていた。

姉貴からそっと抜く。
「んっ」
目を瞑り、姉貴が軽く声を出した。

終わったことを急に実感した。
姉貴とこうしてすごせる時間はもう終わった。

「姉ちゃん、ありがとう」
「私も・・・。千里クン、頑張ってね」

《頑張る・・何をだろう?》
聞くことが出来なかった。聞くのが怖かった。

枕もとのティッシュを取り出し、数枚取り出し姉貴に渡す。
「ありがと。ね、布団取って」
姉貴にかけ布団かけた。
「見ないでね?」
布団に潜ってモゾモゾしている。

俺は息子を拭いて、姉貴が出てくるのを見ていた。
布団から顔を出した姉貴と目が合う。
「あ・・見ないでって・・もう。恥ずかしいよ」
「ごめん、なんとなく姉ちゃんを見ていたかったから」
「もう~」

姉貴が布団から起きだし、バスタオルを体に巻きつけた。
「シャワー浴びる?」
「ううん。着替え、洗面室だから。今日はシャワー浴びない」
そう言って姉貴は洗面室へ向かう。
俺もシャワーは浴びない。姉貴の残り香が消えてしまう気がしたから。
せめて今日一日はこのままでいよう。

「いま何時かなぁ?」
服を着た姉貴が洗面室から出てきた。
「ここ、時計が無いみたいなんだ。テレビ付けてみたらいいよ」
「ん」

姉貴がテレビのリモコンのスイッチを入れた。
ちょうど、子供向けの戦隊もののオープニング曲が流れ始めた。
まだ8時過ぎなんだろう。
でも・・今日中に引越しの準備をしないと、明日は引越しだ。
親父が今夜、1BOXを借りてきて荷物を今日中に積み込み、明日の朝出発する。
ここで過ごせる時間はもう無い。

「おなか空いちゃったね?」
「ああ・・そうかも」
「そろそろ・・いい・・?」

468:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:14:59.41 ID:2x4W4mL60

姉貴が遠慮がちに聞いて来た。時間が押し迫ってきていることを姉貴も感じている。

「出ようか・・」
「うん」

俺も黙って脱ぎ散らかした自分の服を着る。
忘れ物は・・・無いみたいだ。

「姉ちゃん」
「なに?」
「最後にキスさせて」
「・・これが最後だよ?」

姉貴が俺を抱きしめてきた。
黙って姉貴にキスをする。
そっと遠慮がちに絡みつく舌。

しばらくして姉貴から離れた。

「千里クン・・・行こ?」
「・・うん」
これが最後のキスだった。

「お金・・どうやって払うのかな?」
姉貴がふと呟いた。
そういえばここにはフロントが無い。
ホテルの注意書きを見てみた。

フロントに電話をしたら係りの人が料金を精算に来るらしい。

電話機を取り上げ、帰ることを伝えた。
そしてすぐにノックの音がした。

「千里クン・・出てもらってもいい?」
姉貴が照れくさそうに俺に言ってくる。事がすんだことを人に見られるのが恥ずかしいんだ。

戸を開け、どんな人が来たか恐る恐る見てみた。
『高校生が何してるんだ』とか言われても困る。

けど、そこにいたのはオフクロよりはるかに年上の女性だった。
言われた金額を支払い、精算は終わった。

「千里クン、私が払うから。いくらだったの?」
「いや、俺が払う」
「でも・・」
「俺が払うって言ったら俺が払う。そもそも姉ちゃん、稼いだバイト代のほとんどを一人暮らしの費用に当てたんだろ?」
「でも・・それくらい残ってるよ?」
「いいから。もう俺が払ったから」
姉貴はそれ以上何も言わなかった。

二人で昨日の夜と反対に通路を歩き、エレベーターに乗ってロビーへ。

ふと思った。
ホテルに入るときは周りを気にしながら入るから、意外とすんなり入ることが出来た。
でも・・。
出るときはそうは行かない。出たとたん知り合いに会う可能性だってあるし・・。
姉貴も緊張した表情をしていた。
ここで俺がビビッていたら男がすたる。

469:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:15:31.60 ID:2x4W4mL60

だまって姉貴の手をつなぎ、そしらぬ顔でホテルの出口を出た。
幸い、あたりはまだ誰もいない。
そもそもここはビジネス街のはずれで、今は日曜日の8時過ぎだ。

「どきどきしたぁ。千里クン、よく平気だったね?」
「え?いや別に」
強がる。
「おなか減っちゃったね。あそこのコンビニで何か買おうよ?」
「うん、俺も腹減った」

コンビニに行き、ペットボトルのスポーツ飲料とパンを買う。

あまり人気の無い川岸の遊歩道にベンチがあった」
「あそこで食べよう」

二人並んでベンチに座る。
川面にはカモが群れていて、川岸にはシラサギがいた。

「こんなとこで朝食とるなんてあまり無いよな」
「うん、そうだね。でもこういうのもいいかも」

パンを頬張りながら話し続ける。

「姉ちゃん、ずっとバイトしてたのは・・一人暮らしのため?」
「・・・・うん、そう」
「何か理由があるの?」
「え~っと・・これといってあるわけじゃないんだけど・・どうして?」
「いや・・別に」

両親の会話で、姉貴が一人暮らしの費用の大半を出したことを盗み聞いていた。
ひょっとしたら、俺との関係で姉貴が一人暮らしを望んでいたのかも知れない。
聞くことが出来なかったけど、たぶん間違いない気がする。
でも、姉貴に聞くことは出来ない。

考え始めたら黙ってしまう。

「ねえ千里クン」
「ん?」
「去年、公園で話したこと覚えてる?」
「・・・・・姉ちゃんか嫁かを助ける話?」
「そう、それ。答えは変わらない?」

いきなり聞かれても答えようが無い。

「どっちかしか助けられない・・。だったら俺も一緒に落ちる」
「0点だよ」
「どっちかなんて俺には選べないよ」
「お父さんならどうすると思う?」
「親父・・?飛び降りることは無い・・かな」
「私もそう思うの。強くなって、千里クン」

去年、姉貴が言ったことの意味がわかった。

「わかった。どっちも助けられるようになればいいんだ」
「100点だよ?」
姉貴が微笑む。
俺が強くなることを姉貴は望んでいるんだろう。

470:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:16:07.73 ID:2x4W4mL60

強くなることの意味、手段はまだわからない。
でも・・・
強くなることへの執着、努力を続けていけばいいんだ。

「行こっか」
二人とも朝食を平らげたところで姉貴が言った。
「うん。姉ちゃんはバス?」
「そうだよ。千里クンはJOG?」
「うん。俺が先に着くと思うから、ジーンズは部屋に置いておくよ」
「帰ったら履くね」
「じゃ、またあとで」
「うん」
そういって姉貴と別れた。

昨日、歩いてきた道を一人で戻る。
夕べは姉貴と一緒に手をつないで歩いた。

でも・・・
これからは独りだ。今日だけじゃない、これからずっと。
明日には姉貴は家を出る。
分かっていた筈なんだけど・・。
独り、涙をこらえて歩く。

パチンコ屋についてJOGに乗る。
早く帰りたい気持ちと帰りたくない気持ちと。
両方の気持ちがせめぎ合う。

いや、早く帰らなきゃ。
姉貴の準備を手伝わなければいけない。

結局、そのまま家に着いた。
両親に怪しまれることは無いみたいだ。
碇の家に電話し、家に帰ったことを伝える。
昨夜の出来を根掘り葉掘り聞かれるけど、一言謝って、碇がしゃべっている最中に受話器を置いた。
姉貴の部屋に昨日のジーンズを置き、自室へ戻る。

そういえば・・・。
昨日の夜からタバコを吸っていない。
猛烈にタバコを吸いたくなり、一服。
窓を開け、外を眺めながら煙をくゆらせる。

一人でいるといろんなことを考えてしまう。
だからと言ってリビングに下りて両親の相手をする気にもなれない。
自室でタバコをくゆらせるだけだった。

やがて・・姉貴が帰ってきた。
リビングで一言二言話をして、自室へ入っていく。

しばらくしてドアがノックされた。
「どうぞ」
「あ~またタバコ吸ってる」
「ゴメン・・」
「もう~体に悪いんだよ?本当に・・」

姉貴に目をやると昨日のジーンズを履いていた。
やっぱり似合っている。

「似合うよ、姉ちゃん」

471:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:16:39.11 ID:2x4W4mL60

「うん、ありがと。サイズもぴったりだよ。どうしたの?」
「姉ちゃんのほかのジーンズ計らせてもらった」
「そっか。ありがとう、大事にするよ」
「うん。引越しの準備、何をすればいい?」
「もう服を詰めていくだけだから。千里クンはダンボールをリビングに持って下りてくれる?」
「わかった。リビングの場所を空けてくる」

リビングの片づけはもう終わっていた。
親父とオフクロが場所を空けている。
そこに姉貴の部屋からダンボールを持って下りる。
姉貴の部屋に積み上げられたダンボールは、そう多くない気がした。
けれども持って下りると案外多い。

結局終わったのは昼食をはさんで3時を過ぎた頃だった。

姉貴のベッドに腰掛けて一休み。
「ありがとう、千里クン」
「どういたしまして」
「終わったね」
「いよいよか・・・感慨深いね」
「そうだね。ずっとここに住んでいたから。初めての一人暮らしだしね?」
「姉ちゃんなら大丈夫じゃないの?炊事掃除洗濯一通り出来るし」
「うん・・・でもやっぱり不安だよ?」
「そりゃそうか」

他愛も無い話。いろいろな話が続く。
一人暮らしの不安、無線や学校の思い出・・・。
話が尽きることは無かった。

やがて親父がレンタカーを借りてきた。
ガレージに車を付けると、今度はリビングのダンボールをレンタカーに積み込む。
やっぱりかなりの量になった。
後部座席は折りたたま無ければ荷物は全部載らない。

明日は両親と姉貴が前席に乗っていくんだろう。
俺は・・学校がある。
見送りをしたいんだけど・・・。
たぶん、姉貴たちの出発は渋滞時間を避けるだろうし、俺の登校時間より遅くなると思う。

さりげなくオフクロに遅刻して、姉貴を見送ることを懇願してみた。
以外にも許可が出る。朝、オフクロが学校に連絡をしてくれるらしい。
ほっとした。

その日の夕食は近所のふファミレスで済ますことになった。
家族全員で食べる食事も当分無いだろう。本当に感慨深い。

家に帰った時間は9時を過ぎていた。
順番にフロに入っていく。
フロの順番を待つ間、ずっと姉貴の部屋で話をしていた。昼間の話の続きをずっと・・・。

やがて姉貴がフロに入り、俺一人になった。
自室に戻り、一服。

《寂しい・・・》
これ以上、今の気持ちを言い表す言葉は無い。
いつでも会えた人が、それも大好きな人がいなくなるって言うことは、本当につらい。
いろいろな想いが頭をよぎる・・。

472:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:17:10.69 ID:2x4W4mL60

そして・・ドアがノックされた。
姉貴がドアの外からフロの順番が廻ってきた事を告げ、自室に戻っていった。

けだるい気持ちを抱えながら風呂に入る。
ほんの数年前までは一緒にここでフロに入っていた。
《懐かしいな》

何かに付けて、姉貴との思い出に重なってしまう。
早く姉貴のいない生活に慣れなければ・・。

風呂から上がって自室に帰ると、すぐに姉貴が来た。
「どうしたの?」
「えっと・・私のお布団こっちに持ってきて寝ようかと思ったんだけど・・」
「けど?」
「タバコ臭い」
「あ・・・じゃ、俺の布団を姉ちゃんの部屋に持って行っていい?」
「うん。そうしよ」

たぶん、寂しいのは俺だけじゃない。姉貴もそうなんだ。

二人で布団を姉貴の部屋に運ぶ。
本当は姉貴に未練がたっぷりある。
でもそれを言葉や態度に表すと、間違いなく姉貴に悲しい想いをさせる。
そんな想いはしまいこんでおく。

姉貴のベッドに並んで俺の布団を敷いた。
そしてまた話の続きをしていった。

翌朝、姉貴に起こされた。
「千里クン、おはよ。朝だよ?」
「あ・・・・」
そうか、夕べ姉貴の部屋に布団を敷いたんだった。
「おはよう・・」
「もう朝ごはんできてるから。降りよ?」

リビングに行くと、朝食をとっていないのは俺だけだった。
急いで朝食を摂る。
「姉ちゃん、何時頃に出るの?」
「え~っと、お父さんが9時頃に出ようって行ってた」
「ん、わかった」

あと1時間ほどで姉貴が出て行くんだ・・。
別れが秒読みに入ったことを痛感していく。

姉貴は身支度に忙しいらしい。ゆっくり話をする暇はなさそうだ。
俺は自室でボーっと過ごした。なにも考えることが出来ない。

やがて親父の怒鳴り声が階下からした。出発の時間が来た。

車の運転席には親父、真ん中の補助席にはオフクロ、助手席に姉貴が乗り込んだ。
もう、本当に出発だ。

「千里クン、元気でね」
「うん、姉ちゃんも」
「約束、守って」
「うん、俺、強くなる」
姉貴が手を伸ばしてきた。
黙って手を握る。

473:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 01:18:50.94 ID:2x4W4mL60

車のエンジンがかかった。

ゆっくりと進みだす車。
つないだ手が離れた瞬間、俺の頬に触れた。

見えなくなるまで車を見送った。
《絶対に泣くもんか》
姉貴と約束した。俺は強くなる。

けれど・・感情を押し殺すことが出来ない。
あふれる涙をこらえることが出来ない。

自室にこもり、一人声を上げて泣いた。誰にも憚れる事も無い。

やがてそのまま寝てしまっていた。

目が覚めると、まぶたが重い。
泣きはらした顔を洗いに洗面所へ行くと、泣きはらしたひどい顔の俺がいた。
情けない。こんな顔をしていたら姉貴に申し訳ない。


『俺大丈夫だから。絶対立ち直る。
 そして強くなる。
 だから待ってて。次に会うときの俺は今よりもっと強くなってるから。
 姉ちゃんが頑張った以上に俺もがんばる。
 そして少しでも早くオトナになる。
 姉ちゃん、見ててくれよな』

心の中で姉貴に話しかける。そしてそれは俺の誓い。
いつかこの事は俺の思い出の一部になる。
そう信じてやっていく。

心に深く刻んで、姉貴への想いを封印していこう。



******************************

これでおしまい。

なんか最後うまくまとめられんかった。

今日はこれで寝ます。
ノシ

474:名も無き被検体774号+:2011/07/25(月) 01:22:12.62 ID:3azemtwd0

おつかれさん

なんかとってもうるうるしてしまった

475:名も無き被検体774号+:2011/07/25(月) 01:23:46.05 ID:Q6d8Xikm0

おつかれさまです。ありがとうぞざいました。

477:名も無き被検体774号+:2011/07/25(月) 03:15:20.68 ID:ys+pe1oX0

千里君のことを想うお姉さんの優しさに泣けました。
千里君ありがとう!

478:(仮)大江千里 ◆uC3.AQifVM :2011/07/25(月) 07:55:55.71 ID:2x4W4mL60

読んだ人、ありがとっす。

誤字多いね、マジで。
姉貴サイドは今日から書きためますんで。

んじゃ、行ってきます。

引用元:
【夏休みの宿題】安価で作文してみる【みんなで書こう】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1309484860/

【完】
(修正版は次回アップ)
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